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複雑すぎる世情

建設業の倒産が、過去10年で最多ペースだと言う。

建築資材の高騰や、職人などの人手不足が要因らしい。


他方、家電メーカーも破産していた。

上記リンクを読んでいると、いろんなカラクリがあるそうで、ちょっと読んだだけでは分からなかった。

船井電気は1961年から続く企業だが、その会社が船井電気H・Dに商号変更し、そこから別に新設された企業が事業承継して営業を続けていたということだ。

それだけなら普通だろう?なぜ、破産したの?

そう、そこからが本題なのだ。

上のリンクを読むと、「ミュゼ転がし」という言葉に出くわす。

船井電機・ホールディングスが2023年4月に完全子会社化した脱毛サロンチェーン「ミュゼプラチナム」を舞台装置にした、「資産切り売り」の被害に遭ったのではないかという「説」が唱えられているのだ。

ITmedia ビジネスオンライン
船井電機「給料払えません。即時解雇です」 社員が気づけなかった...


その手口、僕の頭ではよく分からないけれど、世の中が間違いなく複雑に面倒な方向に向かっているようだ。

というのも、大手企業といえど、その中で働く人は、大方、派遣や協力業者などの正社員ではない人ばかり。

役員などの限られた人が、会社の運営に携わっている。

だが世の中の仕組みが、より高度に複雑になり、さらに既存の考えに無い動きをし始めたので、予測が付かず、ひとたび事が起こるとあっという間に弱体化するのだろう。


更に各人の力強さもなくなって来ているので、流されやすくなっているのかもしれない。

例えば近頃よく聞く、強盗傷害や強盗殺人事件。
ニュースを見聞きすると、秘匿性の高いスマホアプリで面識の無い人たちと連絡を取り、指示を受け、実行に移す。

僕は、それっぽい(ヤンチャな感じの)人たちがするのかと思っていたが、TVで見れば、普通の青年が捕まっていたので驚いた。
さらに見ていると、親族らしき人たちも、金に困っている様子はなかったと言っていたので、全く「?」である。


普通の人らにも暴力や犯罪の入口が近くなった証拠だろう。
それが、前述した「世の中が間違いなく複雑に面倒な方向に向かっている」ことの正体だと思う。


デジタル技術が進化して、便利な世の中になっている。
しかし、傍らで、短絡的で稚拙な行動に出る人が増えてきているように思う。
人というのは、そんな者だと言えば確かにそうかもしれないが、住みにくい世の中になって行きそうだ。



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