大乙嫁語り展@姫路文学館
わたし、森薫先生が大好きなんです。
出会ったのは『エマ』の頃。わたし別に読んでいた漫画の雑誌に連載していて、気がつけばハマっていました。
英国、貴族、クラシックメイド、メガネ…の好きになるアイテムだけじゃない、圧倒的な絵の表現…迫力とストーリー…はぁ好き。
そしてこの漫画に恋したのはケリーさんの若かりし頃の話でした。ケリーさんとダグラスさんの恋、結婚生活そして突然の別れ。水晶宮の話は後のエマとウィリアムとのエピソードにも繋がっていて、本当に大好きです。
薄い本ではえろも書いちゃうわたしですが、純愛とかずっと思い続けるカッコイイ女子の話が大好物(わたしを知ってる人は、みんな知ってるか)
大分漫画は処分したけれど、未だにわたしの小さな本棚に残ってる大好きな作品です。
さて、そんなわたしが大乙嫁物語展@姫路文学館にやって来ました。車で4時間くらいかしら…姫路城の近くにある姫路文学館は水が流れ離れもあり、姫路城が障がい物なく見える場所にありました。
『エマ』の後輩くらいから、絵が尋常じゃないくらい細かくなってきて、日常風景とか人物の表現とか目が離せなくなっていたのですが、『乙嫁語り』は細かい民族衣装から、馬を代表とする動物の生き生きとした動き、その生活の備品至るまで詳細に描かれ、何より登場人物の表情が素晴らしくて、森先生寝る時間あるのかなぁ…なんて考えたりしていました。そして、今回の原画が観られるということで足を向けたのです。
いやー凄かった!
前に福岡いいなーとか行けなかったのを悔やんんでいたけれど、本当に来て良かったです。 最初から話を追って原画が展示されているのですが、漫画を読むだけでは分からない細かい描写や、メイキング映像もたっぷり。
来て良かったーっ本当にありがとーございます森先生っって何度も思いました。
動画以外は撮影可でしたが、原画は写真じゃお伝え出来ないので、色紙をupしておきます。
ペンと紙があれば…と丸ペンやGペンなどを駆使して描かれる過程は圧巻でした。動画一生見てられるレベルでしたよ。
あと爪が長くて綺麗にネイルしてるのに、インクが付いていて、アナログだぁーと再確認もしたりtr
乙嫁語りの世界は情勢も思わしくなく、この先のことを思うと、どうなるか心がザワザワしますが、そういう部分はしっかり描きながらも、ほっこりする主人公達のシーンを散りばめながらこの先もお話が、展開していくのかなと思っています。
森先生体調を崩された時期もあったと思いますが、どうかお身体ご自愛くださいと思っています。この仕事量は凄すぎるので。
アミルとカルククが大好きですが、基本みんな好きな乙嫁語りの人物達…やはりスミスさんの恋は気になるところで、つい買ってしまったアクスタ(*^ω^*)↓
アミルのアクスタは売り切れてて…残念だったけど、クリアフォルダ買ったからルン♪
一緒に行った闘病中の家人が、この話の最後(最終回)まで見れるかなと言っていたのと、ノートに想いを書き残していく様子がなんとも苦しかったですが、家人は元気を貰ったようで良かったです。
わたしは、物語を作る時に森先生のような展開を…といつも思っています。ふとした日常風景も、甘い砂糖菓子のようなシーンも、見たくない現実も、話の中に流すことで自分の求める世界が構築出来るような気がするからです。
今回この展覧会で、もっと練習や勉強をしてお休みしている絵を描きたくなったし、小説というレベルのお話を書けるようになりたいな、と思いました。
あー良かったぁぁぁぁぁぁ!