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ミリしらで見に行きまんまと二度目『劇場版忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』おかわりレビュー

先月、土井先生が闇落ちということでなんらかのセクシーを期待し、忍たまミリしら状態(すでに10万人はxに書きこんだであろう「忍たまの先輩は滝夜叉丸先輩しか知らない」状態)で見に行った忍たま軍師映画。↓その時の様子

当初期待していた土井先生のお色気シーンはなかったものの、映画内で活躍していた名前も知らん人たち(6年生たちと片目の人)、いいじゃない…と帰宅後PixivとXにて急ぎ履修。

それから一か月。PixivとXでガンギマった状態で、お代わりを見に行ってきました。だって誕生日だったから。フゥ!

二回目で前回よくわかんなかったことが見える…見えるぞぉ!とムスカのようになったのでフレッシュな備忘録したためときます。(めっちゃネタバレだよ)

地味に活躍してたリッキー

一回目のミリしら時においても、土井先生と双璧をなす忍たま界イケメンのリッキーのことは存じていたし、いっぱい出てきてほしい、だってイケメンは預金残高と一緒でいくらあっても困らないからと思ったものの、一回目視聴時はリッキーほとんど出てず、パパの方がよっぽど活躍している。

しかし二度目見たらちゃんとリッキーも地味にちゃんと活躍してた(トータルではやはりパパの方が活躍しているけど)

最後の雑渡さんの手裏剣リッキーが食い止めるとこ、初見のときめっちゃここ展開や切り替わりが早くてあれよあれよで何が起きてるのかよくわかってなかった。

なので、初見時はリッキー、あまり見せ場がないまま最後に「お兄ちゃん」発言だけしてた、土井先生ときり丸の絆ばかりがフィーチャーされた軍師に最後に爪痕という名のマウント残してったなリッキー…と思っていたので、ちゃんと活躍していることが分かってよかった。一度だけ見ていたらマウント兄さんという印象で終わっていた。雑渡さんを足止めできずそれでもまた戻ってきた、というところが地味にファインプレー。忍者だもんな、どうしても活躍地味だよな。

初見では名前も知らなかった雑渡さんを履修し、こする喜び

しかしこの映画はあらためて見ても土井先生と利吉さんの存在は薄め。リッキーの存在が薄くなるのはともかく、案外土井先生の存在が薄い。宣伝上ではあの女児の初恋泥棒が…!?とあんなにフィーチャーしてるのに。

土井先生とリッキーという忍たま茶の間勢にとってのイケメン二枚看板、飛車角がやや不在気味という状況で大丈夫?と思った忍たま茶の間勢の私にね、雑渡さんというね…、隠し玉がね…。またこの映画における雑渡さんの立ち位置が良過ぎなんですよ、主役を食う位置にいる。

それにしても奥深いですね忍たま。ぱっと見土井先生ときり丸の絆の映画に見えて、制作サイドの「フフフどうですか、雑渡さんいいでしょう。私たちも雑渡さんが大好きです。すこすこのすこ~」と言う映画に見えた。御意でござる~。すこすこのすこ~。取りに来てるな感。

コナン純黒で赤井秀一にXがざわついていたあの感じ。なつい。大人でね、有能でね、冷静でね、長身ですらっとしつつも男らしいスタイルでね(ここテストに出るぞ!)、鬼つよなね。あ~、いいね~。

雑渡さんはより社会人的な赤井秀一で(赤井さん組織人なのに組織人感がない、自由すぐる)、そしてより手段を選ばない赤井秀一という感じ。スペックを単体で取り出すと結構共通点あるけどトータルの印象は結構違う。

誰一人名前を知らなかった六年生も食満足軽コス大満足まで進化を遂げる

そして初回時は誰一人名前を知らないまま応援していた六年生六人(この映画で一番終始活躍してたと思う)も、二回目になり、やだ~、食満君の足軽コス萌え~(コスプレじゃないよ仕事だよ)ってなるくらい進化した。前回に至ってはしょくまんくん(しょくぱんまんに字面が似ている)と呼ぶミスを犯すよりも100歩手前の「そもそも誰かも知らん」状態。

6年生はこの一か月相当履修したため(歴史あるジャンルのいいところ)、二度目は「これこれ、Xで識者が語ってた!」というのを大画面で復習できる喜びがあったものの、食満足軽コスは私の見たXでは触れられていなかったので(フィルターバブル)、まだ萌えどころがあったとはとフレッシュな喜びに動揺した。

というかXで忍たま識者の細かすぎる軍師選手権、大変ありがたかったものの、映画いったいこの人達何回見たのだろう…。

作中ベストファイトの天鬼vs六年生全員の前半戦はつべで公開されているものの苛烈さを増す後半戦をしっかり両の眼にとどめておくぞと思ったもののあまりに速すぎてよく覚えていない。

そのほかいろいろ 忍たまは5年になったらなんかいきなりあるのか、なんか…、知らんけど‥

聞き込みに諜報に潜入にクライミングにと始終007ばりに活躍していた6年生に、5年生も監視などできらめく活躍が見られたものの、4年以下にはそもそも土井先生の一件を学園の方針で知らせておらず、プロフェッショナルな行動を要求されその結果に応える上級2学年と、それ以下の学年の「おぬしらはなんも知らなくてええのじゃ」の子ども扱いとの温度差がすごくて風邪ひきそう。

忍たまは4年までは子どもらしくのびのびおっとり育てられ、5年になったらとたんいきなり壮絶なイベントがあるのだろうか。嫌だよあずみみたいなのは(あずみの冒頭がトラウマでそれ以降読めない。カムイ伝も冒頭の犬のくだりがトラウマでそれ以降読めない)。

最後先輩忍者との別れのシーンで直角お辞儀をする6年生たちを見て、手裏剣が反対側に向かっていく一年は組の面々も6年生になったらビシッと直角お辞儀をするのだろうか、想像つかない。

あとゲスト先輩忍者のお二人なにわ男子の人が声をあててるけど違和感なかった。綾瀬はるかのMr.インクレティブの声優の下手さは、踊る大捜査線の小泉今日子の演技の下手さとともに後世に怖い話として語り継いだ方が良いと常日頃思っており、非声優の声優起用にはネガティブだけどこの二人は良かった。雑渡さんにコテンパにやられると「やられ演技」で難しいと思うのに。

あとたいていの忍たまライト層がそう言い、当然私も言った「忍たまのパイセンは滝夜叉丸パイセンしか知らんけんシュタイン」な滝夜叉丸先輩は本編にはかすらず、しかしこういった絶大なる認知度のためファンサタイムは数十秒程度あり、その数十秒でしっかり印象残すからほんとにこの人アイドルだよ(後日追記:滝夜叉丸はスーパースターでアイドルは三木ヱ門だね、というところまで履修が進んだ)、さすが「上級生は滝夜叉丸先輩しか知らない」と10万人(推定)に言われた男だよ。

あと1年生では初見時はきり丸が一番活躍したかと思ったものの、二度見たら何気にしんべヱが、ゴールデンカムイの白石的立ち位置を数億倍無邪気にしたような、当人の欲望のままのふるまいが現状を大きく打開したり、複数の味方にヒントを意図せずに与えていたりなど、しんべヱ何気にすごい。ゲームチェンジャーとしての才覚。

お前ただの食いしんぼキャラじゃないな、さては食いしん坊万歳だな…(現在諸事情で番組存続の危機)。

きり丸の地獄耳や情報を6年生に売るときに一人一人に売ろうともくろむ抜け目なさも忍者として大成しそうだ。優秀な同期二人を前に乱太郎は大丈夫なのだろうか。忍たま乱太郎なのに……。


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