未知なる大陸紫煙
万作です。遂に来ましたよコレが。紅茶煙草です。 去る五月末、或る素晴らしい方のツイートを発見し、この世に茶葉のみによる紙巻煙草があると知ってから2ヶ月弱(厳密には煙草では無いのですが)。
せっかく来たのだから書き留めのネタにも丁度良いので、どういう物か少しだけ紹介でもという事でお付き合い下さい。
そもそも紅茶煙草とは
紅茶煙草は「茶葉を入れ紙巻にした煙草」と考えて頂けたら良いと思います。主な市場は中国です。厳密には煙草ではないと書きましたが、なんせ中身が普通の茶葉のみなのでニコチンは無いです。後で原材料表示も載せますが、いわゆる我が国で出回るところの煙草製品とは違います。形や使い方が限りなく似ているといったところですかね。
紅茶煙草の銘柄は、茶葉の種類や銘柄の量だけあります。紅茶、烏龍、緑茶、白茶、ジャスミン、ローズ、牡丹なんていうのもあります。結構多いです。当然ながら、これらは中国茶に準拠していると考えてください。
実際に取り寄せた物
さて今回、自分が取り寄せた紅茶煙草の種類は緑茶です。
えらく渋い物を、と思われる方も多少はいらっしゃることでしょう。ただ緑茶といえども、日本のそれとは違います。先ほど『中国茶に準拠』と書いたのはこれです。
広東省から留学に来ている後輩(彼もまた素晴らしい人物)に、中国の緑茶について聞いたところ
・全体的にさっぱりしている
・日本のように渋いわけではない
と明確な差異があるようです。なおこの時点でその後輩は「自分なら(銘柄は)紅茶ですね」と申しておりました。次はそれに挑戦かな......
封を切って中身を見るとこんな感じです。
一本が結構細いんですね。箱あたり20本あります。この時点でお茶の良い香りが漂ってきました。
形はこんなの。見るからに煙草ですね。
原材料表示は以下の様なものです。
・福建安渓铁观音(茶葉)
・菊花
・薄荷和蜂蜜(ミントとハチミツ)
この他に保存方法などが羅列されているわけですが、純正煙草のようなニコチンいくらタールいくらとは書いていません。植物燃やすのでタールは多少出るとは思いますが、ニコチンに至っては箱に『NICOTINE-FREE』とまで書いてあります。煙草のようにナス科の物ではないので当然ですが......
実際に燻らせてみる
ここでやっと、火を灯して吸った感想です。随分遅かったなおい。箇条書きで纏めるとこんな感じ。
・銘柄が緑茶なので、甘さなどはない(ローズ茶や紅茶のような風味とは違う)
・口当たりはサッパリしている
・出てくる煙は、香を焚いたような感じ(銘柄によってこの香りが変わってくるのだろう)
・驚くほど吸いやすい、かつそこまで吸い込まずとも煙は多い
ほんの少し吸うだけで、フワッと煙が出てきたのは驚きでした。実は紅茶煙草というものを知る直前、友人に勧められ分けてもらった純正煙草で酷く噎せ返った苦い記憶があったため、これはありがたい限りです。ジャンジャン吸う予定は無いので、しばらくは不足に悩まされることはないでしょう、たぶん。
終に
以上が、本日届いた紅茶煙草を初体験した感想です。実は今の世では珍しく、知人友人に愛煙家が多いこともあるため、電子などあからさまに合わせていると分かるような物より、こうして「紫煙」を楽しめる付き合いが叶うのは大助かりです。しばらくの間、楽しんでみようと思います。
今回はこの辺りで終わりましょう。ここまで読んで下さり、ありがとうございました。
紅茶煙草は良いぞ。