【Road to WIN5】20/07/26

#土曜傾向から紐解くWIN5道

 最下位人気の重賞制覇もあり、久しぶりのキャリーとなった先週のWIN5。今週はガチ勢、常連勢に加えてキャリーを狙うエンジョイ勢も多数参加する模様。今週から新潟と札幌の2場開催となり、重賞も新潟千直のアイビスSDのみ、となかなか手を出しにくい状況の中、同じ目的を持って参加する人数が増えてありがとうございます、という気持ちです。常連勢としては普段通り予想するのみ。
 今週は全体的に人気寄りの決着と予想しているため少点数での狙い撃ちを図る。

WIN① 新潟9R 2勝芝1800m

 新潟芝1800mは外回りで直線が長く、逃げ先行よりも差し馬の台頭が目立つコース。1番人気濃厚のレイパパレは2戦2勝の軽量牝馬で馬体増減が気になるものの、勢いの牝馬、夏の牝馬は買わざるを得ない。ワグネリアンの全弟カントルは東京1800mのセントライト賞で下したアドマイヤスコール、トーセンカンビーナがその後このクラスを順当に抜けていることを考えると通用すると考えるのが自然ながら、逆に勝ちきらないようにしていると考えるのも自然。ピーエムピンコはおそらく後ろポツンで直線外から差してくると思われるが、開幕週の新潟で渋っている状況であれば頭までは難しいと判断する。穴馬からはエピックスターを抜擢したい。休み明け、馬也調教仕上げ、馬体増で気分良く差してこれれば十分にチャンスあり。
 ◎6 レイパパレ 川田 52kg
 ☆1 エピックスター 三浦 57kg

WIN② 札幌10R 2勝牝芝1200m

 土曜の札幌芝は逃げ馬、そこそこの上がりを出せる先行馬。差して2,3着の馬は道中内内を回って直線で外に出してロスなく走れた馬。つまり開催の早い時期の東京に似た傾向と考えて良さそう。また1200mはルメールの得意コースではなく、土曜2着3回1着0回のルメールは人気薄牝馬とは言え無視したいところ。
 函館からの臨戦馬が多いため、ローカル滞在競馬の適性、連闘、函館W調教にも気を配る必要あり。函館Wをを使っている有力馬はケワロスとニシノドレッシー。ニシノドレッシーは前走函館1200mで休み明け、馬体を減らしつつも先行して2番人気圧勝。上がり34.9と勝ち馬傾向にも合致。穴馬としては、叩いてナンボのシルヴェーヌを抜擢したい。黛から池添への乗り替わりで、外から無理に先行して直線外から飲み込まれる競馬から差しに回れば伏兵の一発を期待しても良いと思う。
 ◎6 ニシノドレッシー 勝浦
 ☆12 シルヴェーヌ 池添

WIN③ 新潟10R 2勝ダ1800m

 新潟ダート1800mは直線の始まりからスタートして1角までは約400m、最終のコーナーがスパイラルカーブのコースでペースが緩みやすく先行馬が有利なコース。特注種牡馬はハーツとキンカメ。
 ヴィアメントは父キンカメにハーツ。前走初ダートの東京2100mでは好スタートを決めて1角から2角で上がっていき、ハナを取り切り直線で突き放す強い競馬。今回も前に行く競馬をすると思われ、前走並の上がりであれば追随を許さないはず。ここは一点突破で。ノリさんはこの馬に乗りに来てるんですよね?
 ◎2 ヴィアメント 横山典 54kg

WIN④ 札幌11R 3勝ハンデダ1700m

 土曜の札幌ダートは逃げ馬、とにかく逃げ馬。とは言え、ここでは一頭だけレベルが違うと思う。
 ◎8 ダンツキャッスル 藤岡佑 56kg

WIN⑤ 新潟11R G3芝1000m

 新潟千直の舞台で行われる重賞。千直傾向としては外枠有利は変わらない。今回は千直の王ライオンボスが57kgで参戦、去る重賞で逃げ切り復活勝利を収めたラブカンプーが56kgで参戦、その他ダイメイプリンセス、ゴールドクイーンが56kgで参戦と、実質58kgのトップ負担が牝馬三頭、昨年の覇者ライオンボスは恵まれた斤量で参戦できるという点に注目。一方で、アイビスSDは1番人気が強いレースで、前走CBC賞、もしくは函館SSからの臨戦メンバーの好走が目立つ。しかしながら、勝ち馬は同年の韋駄天Sを制した馬が多い。また、最も背負わされている馬は好走できていない。
 ここ10年の1番人気以外は2017年ラインミーティア(ピンク帽西田)、2012年パドトロワ(ピンク帽)、2010年ケイティラブ(黃帽西田)とピンク帽か西田雄一郎。今回はライオンボスが抜けた1番人気になる想定で、ライオンボスに先着できそうな馬、かつ、ピンク帽、西田騎乗馬を探すということになる。ラインミーティアを探すなら、千直を好時計で走った経験、勝利経験がある実績馬。紐穴としてはダート馬、千直経験のない馬、重賞鮮度の高い馬、距離短縮馬から選ぶべきだが、ライオンボスを押しのけて3頭入るか、というと疑問が残る。韋駄天Sで今回と同じ56kgを背負い、終盤追い上げてきたダイメイプリンセスを評価するが、ライオンボスを逆転するとは思えない。したがって同路線組からはライオンボス一択。
 別路線組からの勝ち馬候補もいまいち引っ掛かる馬も見当たらないが、穴としてイベリスとノーワンの二頭を挙げたい。イベリスはスプリンターズSからダウンで向かった前々走阪神カップを直線で止め、前走は前に行って直線で置いていかれたが、セントウルの時のように前に行ってしぶとく伸びる競馬ができれば面白い。ノーワンは前走CBC賞だけでなく、前々走もきっちり出遅れと相変わらずスタートが出ないが、今回初の千直挑戦で揉まれない内枠を引いて、スタートの上手い鞍上に促されてビシッと出て、残り2Fから内目を伸びてくれば面白い。
 土曜に開催された芝の内回り1400m戦は10Rの2勝クラス。ハーフバックが差し切り勝ち、2着は逃げたオーマイガイ、3着に上がり一番で追い込んできたディアポレット、4着はオーマイガイの外で2番手追走のプリヒストリー、5着は追い込んできたロジアイリッシュ。掲示板のうち2頭は逃げ、2頭は追い込み、勝ち馬は中団からの差し。千直の傾向は1400m戦と似るというのは名手西田の言葉で、ラチ沿いに走れるテンの速い馬の逃げ残り、フルゲートの中、中団から差してこれる馬と騎手を選ぶべきか。
 外目で一番速そうなのはゴールドクイーンだが、1馬身も2馬身も突き放せるほどではないと思われ、外ラチを取り切るのは譲らないクールティアラかメイショウカズヒメか。その内にライオンボス、アユツリオヤジ、ジョーカナチャンが続くが、ライオンボスが2,3頭目を取れればそのまま流れに乗って勝ち切る可能性が高そう。反対にゴールドクイーンが投げ出さず、メイショウカズヒメ、クールティアラ、ゴールドクイーン、ライオンボス、アユツリオヤジ、ジョーカナチャンの横に広がる隊列になってしまえば脆さが出るかもしれない。その場合は内枠中枠の差し馬が台頭する。ダイメイプリンセスとナランフレグが上がり上位で差し込んでくるのは間違いない。今年のアイビスSDは逃げ、差し、追い込みにバランス良く枠が散った様子でどのポジションにもチャンスがありそうな気配。あとは展開次第で、それはやってみないと分からない。馬券的に穴目の馬を狙うなら今年は真ん中より内の差し馬を狙うと面白いと思う。
 ◎13 ライオンボス 鮫島克 57kg
 ○8 ダイメイプリンセス 秋山 56kg
 ▲5 ナランフレグ 丸田 56kg
 ☆10 イベリス 浜中 54kg
 ☆1 ノーワン 福永 54kg

気持ちだけで大丈夫です。高知ファイナルで会いましょう