【Road to WIN5】20/08/23
先週は小倉記念で差し追い込み決着となり、開幕週から三連単137万の波乱。今週も小倉を舞台にG3の北九州記念と、北のスーパーG2札幌記念の二つの重賞が実施される。
WIN5としては今週は新潟と札幌でダートの番組が組まれているため、土曜傾向に先んじて先週の土日のダート傾向も抑えておきたい。
北九州記念はハンデスプリント戦。速いテンの入りからそこそこの上がりも求められる。前走アイビスSDで好走した馬を上位評価した方が良いことはすでに知られているデータ。アイビスSD以外には福島TVOP(バーデンバーデン)、CBC賞(今年は阪神開催)からの臨戦馬の好走が目立つ。アイビス組はジョーカナチャン、ダイメイプリンセス、ラブカンプー。CBC組はアンヴァル、レッドアンシェル。福島組はトゥラヴェスーラ、プリディカメント。
と、ここまで書いておきながら今年は開幕2週目の速い時計が出るレースとして、例年とは異なる傾向で予想することが大事。先週の小倉記念をしっかりと見直した方が良さそう。
他方、北九州記念をスプリンターズSへの叩きとして使う馬もいるが、路線としては札幌のキーンランド、中京(例年は阪神開催)のセントウルと選択肢もあることから、今年の該当馬はモズスーパーフレア、ダイメイプリンセス辺りか。正直混戦模様で5回やれば5回違う勝ち馬が出てもおかしくないメンツ。小倉芝の傾向をしっかり見て予想したい。
札幌記念は1着賞金7000万円のG2であり、2歳G1と同等の賞金設定のレース。そのため、洋芝適性がある強い馬が賞金を獲りに来るレースで近年はクラブ馬の活躍が目立つ。人気馬が強いと荒れないレースの一方で、粒揃いでない場合は下位人気馬にも十分チャンスがある。例年盛り上がらないサマー2000の3戦目で、アドマイヤジャスタが着拾いに徹すれば限りなくチャンピオンに近づくが前走の復活勝利から欲を出してこれば露骨な戦略は取りにくいと思われる。
今年は例年になくクラブ馬が多数で、復活のアドマイヤジャスタ、トーセンスーリヤ、ノームコア、ペルシアンナイト、ラッキーライラックと上位のメンツは実績的にもしっかりしたものと見受けられる。レースの傾向としては人気馬で決着する雰囲気がプンプンする。
それでは、今週も行ってみましょう。
WIN① 新潟10R 2勝芝2200m
新潟芝2200mは直線スタートの内回りコースで、あまり使われていない主流ではないコース。今週もAコース使用で開催が進んで荒れた内側より外目の枠が有利な状況。また、内回りなら逃げ馬が台頭しやすいため、人気に隠れた逃げ馬、強い先行馬を積極的にピックしたい。
新潟芝の土曜傾向は…というより、メインで後ろから人気薄が3頭追い込んで来て三連単672万の大波乱の舞台となった芝2200m。直線に入り前が伸びあぐねる中、外から3頭が急襲した形。外回りでも直線外に出した方が走りやすく伸びていた印象。ニシオボヌールの逃げ切りは横山典ならではという印象で逃げ切りを狙う場合は騎手、馬主、仕上げなど総合的に見ないといけない。
本レースをややこしくしているのは一年半振りに復帰のダブルフラット。非根幹距離のマンハッタンカフェ産駒、戦ってきた相手が強者揃い、坂路の時計は良い時と比べると緩いと言っても昔過ぎる。復帰初戦から能力と適性で勝ち切れるか、ということを考えてしまう主役感もある。相手はペレとトータルソッカー、前走圧勝からここ目標のエンデュミオン、近走より仕上がってる雰囲気のサンシロウ。ペレはルメールから三浦、ポリ仕上げと嫌ってしまいそうな要素あり。トータルソッカーは併せていない点がいつもとは違う。エンデュミオンの前走は開幕直後の時計の出るタイミングで、開催が進んで荒れた内を通ってどうか。血統的にはタフコンディションにも対応できると思うが。
馬券的にはネガティブな要素が出てこないサンシロウから入るのが良いと思われるが勝ち切る馬ではないので、WIN5としてはサンシロウより前でゴールしそうな馬をピックしなければならない。ここを勝ちに来てる勝負馬はこの一頭。穴馬としては良馬場で末脚炸裂に賭けたいフォーラウェイ。ピック優先度は③⑤④の順。余裕があればペレ、ダブルフラットまで。
◎③エンデュミオン 北村宏
○⑤トータルソッカー 戸崎
☆④フォーラウェイ 菊沢
馬券の軸 ⑨サンシロウ 柴田善
WIN② 札幌10R 2勝ダ1700m
先週の札幌は降雨により土曜不良→重、日曜重→稍重での開催。1000mは逃げ、1700mは4角5番手以内からの押し切り、差し切りのセオリー通り。エルムSの週は良馬場開催だが傾向は同じ。前にいける人気馬、ルメール、武豊。
土曜の傾向は後ろより前。下級条件では逃げ切りもあり、先行策の方が功を奏する可能性が高い。人気通りにはなってしまうが、ロンドンデリーエア、シェダルは外せない。ブラックカードの捲りがささるにはハイペースで引っ張る逃げ馬が必須だが、安心と信頼の藤岡佑介のタマモサンシーロがミドルで引っ張る展開が予想される。武豊から岩田父への乗り替わりが吉と出るか分からないものの、吉と出る可能性もなきにしも。穴目の馬としてはその逃げ馬のタマモサンシーロとミドルペースでしっかり脚を使えるタイトロープウィン。WIN5のピック優先度は⑤①③⑩⑦の順。
◎⑤ロンドンデリーエア ルメール 54kg
○⑩シェダル 横山武 54kg
▲③ブラックカード 岩田 57kg
△⑦タマモサンシーロ 藤岡佑 57kg
☆①タイトロープウィン 田中勝 55kg
WIN③ 小倉11R G3ハンデ芝1200m
開幕2週目の小倉芝は想定通り前有利。一方で人気薄の差し追い込みの波乱も考慮すべき。11Rの3勝クラスではハイペース1:07.6決着で最後方からの追い込みが決まった。1番人気の馬は9Rの川田の1倍台を除いて全頭が馬券内。2Rと11Rで二桁人気が勝ったことは特筆すべき。
ラブカンプーは陣営の逃げ宣言から何が何でもの姿勢。モズスーパーフレアの内からはブライティアレディ、トゥラヴェスーラ、カリオストロもポジションを取りにくる、外からもメジェールスー、アンヴァル、ジョーカナチャンが先行してくると思われるが、テンの速さはモズが随一、中途半端に引くと5,6番手までとなるが、それで良さを出せるかどうかはやってみないと分からない。モズが競りかけないのであれば、後ろは用無しで前々で決まってもおかしくはない。前で決まるならラブカンプーの逃げ切りは要警戒、次に先行勢最内のブライティアレディ、外目なら前走ラブカンプーの逃げについて行ったアンヴァル。この三頭をピック。後ろからは、速い上がりが使えて持ちタイムも優秀、小倉実績もあるダイメイプリンセスが筆頭。
◎⑧ラブカンプー 藤田 54kg
○③ブライティアレディ 幸 52kg
▲⑨ダイメイプリンセス 秋山 56kg
△⑩モズスーパーフレア 松若 56.5kg
△⑰タイセイアベニール 松山 56kg
☆⑮アンヴァル 北村友 54kg
WIN④ 新潟11R OPハンデダ1200m
新潟1200mは芝スタートのスパイラルで、縦長の展開になりやすく直線が長いとはいえ前が有利なコース。オープン特別のレベルにない馬が集まっているので、ここは普通に有力馬と見る。斤量差があるハンデ戦とはいえダートのグレードレースの上位に来れる馬は斤量関係なし。デュープロセスとヒロシゲゴールドは下手なレースはできない。
◎⑬デュープロセス 斎藤 57kg
○⑩ヒロシゲゴールド 北村宏 56kg
WIN⑤ 札幌11R G2芝2000m
◎⑥ラッキーライラック デムーロ
○③トーセンスーリヤ 横山和
▲②ペルシアンナイト 大野
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