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春の悪魔

買った方が安いのはわかっている
尋常でない砂糖の量を見て
胸焼けしそうになる事もわかっている

でも毎年手を染めてしまうのだ
悪魔の食べ物 『ジャム』
今年も店先に並び始めた路地ものいちごの赤に
やられてしまった

それでも砂糖の使用量は450グラム
いちごの量の50%  
多くのレシピでは
常温で長期保存するなら60〜70%とあるが
流石にそんな勇気はなく
普段は30%で作るか
レンジで少量作る時はまぶす程度だ

なのに今回は50%
やっぱり悪魔の食べ物になってしまうに違いない
いやいやこれは想定内
こんなに砂糖を使えば
一晩水分を出すために置いておいても
砂糖が溶けきれずにボールの底に残る
それを使わなければいいのだと
まんぷくは失敗を絶対に認めない

春の悪魔の次はもっと恐ろしい
初夏から夏の悪魔達が続々とやってくる
誘惑に負けない心を持とう

今日の一冊『カントリーケーキ』

これは昭和59年発行とある
なんとなかの広告には
山本達彦さんが出ておられる
まんぷくはレシピ本を偏愛している
機会が有れば
所蔵しているレシピ本を中身ごと
ご紹介したいと思う

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