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配電線の樹木対策①

ふと空を見上げると青いそらと眩しい太陽とは別に仕事柄電線と電柱も視界に入ります。
稀に樹木に絡まった電線も視界入りますが、よく見ると電線に黒いカバーが被さっています。
これは樹木対策カバーです。業界によっては耐摩耗性防護管、絶縁電線保護管とも言います。
電線、ケーブルが樹木と接触すると何か悪さするのでしょうか?
はいします🙂‍↕️
樹木に触れただけでは何も悪さしませんが、樹木が風による微風振動で絶縁電線や通信ケーブルのケーブルシース(黒い外被ジャケット)に擦れ繰り返して摩耗によりだんだん削れます。
1)高圧配線線の場合は絶縁体が削れ導体から電流が漏れ火災事故や停電につながります。
低圧配電線も同様。
2)通信ケーブルの場合は通信障害が生じます。

樹木の伐採含めたいろんな対策方法がありますが、樹木所有者との調整は難しいので手っ取り早い対策として絶縁カバー取り付けが最も手軽で効果の得られる方法らしいです。
日本が停電が少ない要因としてこのような対策の積み重ねなのかもしれませんね。🤔


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