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連覇~完全優勝までの道のり~

令和6年10月26日、熊本県高校駅伝優勝。
1区から先頭に立ち、最終区まで一度も先頭を譲ることなく全員が区間賞を取るパーフェクトな大勝利を収めた昨日の熱がまだ冷めず、地に足がつかずにいます。笑
だからこそ今ならnoteが書けるかもしれない、と手を走らせることにしました。
(これを出す頃には駅伝から2週間ほど経過し、さすがに駅伝の熱は落ち着きました🥹笑)

先日の駅伝を振り返りつつ、来週開催される九州駅伝(in宮崎)に向けての展望でも書いていこうかなと思っておりますので、一読頂けますと幸いです🍀

🌾熾烈なメンバー争い

高校駅伝は1区から7区の7人で42.195kmを走り、補員を含めた計10人が駅伝メンバーとなります。
今年の九州学院のWエースを筆頭に、実力のある選手が揃いました。

椙山  一颯③ 13:52.88
門間  蒼大② 14:19.73
田中  允紳① 14:37.96
久保  和寛① 14:39.15
一ノ瀬來祈③ 14:39.74
岩﨑桜太郎③ 14:43.30
中野  歩太③  14:48.82
中川  陽琉②  14:54.74
有村  颯恭③  14:58.71
坂井咲太郎② 15:01.35

年間を通して安定している選手、直近の試合で結果を出した選手を考えるとこの10人に絞られるだろうと思っていたので、まずは順当なエントリーとなりました。
毎年個人的にオーダーを予想して楽しんでいる私ですが、ここから7人を選ぶのが本当に難しかったです。恐らく、禿先生もかなり頭を悩ませたのではないかなと思います(笑)
勝負強さやロード適性、駅伝の経験値、そして何より各区間の距離帯が異なるため、スピード型の選手からスタミナ型の選手、登り・下りの適性など、タイムだけではないところまでを考慮しなければなりません。
どの7人が、どの区間に割り当てられるのか、非常に楽しみでした。


🌾選ばれし7人

1区(10km)     門間蒼大②
2区(3km)      中野歩太③
3区(8.1075km)  一ノ瀬來祈③
4区(8.0875km) 椙山一颯③
5区(3km)   有村颯恭③
6区(5km)   岩﨑桜太郎③
7区(5km)   坂井咲太郎②

3年生オールエントリー、実力のある2年生2人が揃いました。
九学は3区にエース又は準エースを置く傾向(井川龍人・鶴川正也・田島公太郎・永井駿etc..)にあり、3区に来るのは門間くん>>椙山くんだと思っていたので、個人的に4区椙山くんは驚きましたが、どこでも器用に走る椙山くんにタフな4区のコースを任せるのは素晴らしい策略ですね。
また、ロング区間を器用にこなす安定感のある桜太郎くんをロング区間から外せるほどの九州学院の層の厚さで抜けのない強力な布陣となりました。

🌾県駅伝感想

1区 門間 蒼大② 30:17 区間賞
2区 中野 歩太③   8:52 区間賞
3区 一ノ瀬來祈③ 23:56 区間賞
4区 椙山 一颯③ 24:28 区間賞
5区 有村 颯恭③   8:40 区間賞
6区 岩﨑桜太郎③ 14:36 区間賞
7区 坂井咲太郎② 15:03 区間賞

1区。熊本のコースはかなり高低差があり、難しいコースと言われています。ライバル校になるであろう熊本工業からは今季右肩上がりの園木縁②くん、開新からは昨年の区間賞者増永一心③くん、慶誠・千原台からは去年の1区経験者である宇都宮駿②くんと北原理一郎③くん。各校エース級の選手が揃いました。
出遅れ厳禁の1区ですから負けるわけにはいかないのですが、やはり一番意識するのは、去年の水野夢大選手や山瀬美大選手を差し置いて区間賞を獲得した増永一心③(開新)選手。彼の勝負強さは言わずもがな、1区の経験があるだけに去年の課題であったり、コース特性を掴んでいるでしょうから、増永選手はかなり強敵になってくるだろうなと思っていました。しかしそんな私の不安をもろともせず、号砲の瞬間から先頭を引っ張って走る門間くん。暑さもあったからか、ゆったりとしたスピードで入っていきましたが、徐々にスピードを上げ、他選手を一度も前に出すことなく、次々と後続を離し、最終的には一番意識していた増永選手相手に13秒もの大差をつけて2区へ。良い意味で私の中での大誤算でした。
そんな増永選手属する開新高校は、「  増永③-南③-古賀③-梅田③   」と前半区間に強力カルテットを配置し、前にいかれたらしんどいな~・・と思っていたので、1区13秒差は九州学院にとってかなり大きなアドバンテージでした。
~ 1区結果 ~ カッコ内=1位チームとの差
1位 門間蒼大②(九州学院)30:17
2位 増永一心③(開新)      30:31(+0:13)
3位   園木 縁②(熊本工業)31:25(+1:08)

2区。門間くんの作った大きなアドバンテージのおかげで、多少走りやすい展開だったのではないでしょうか。それでも追われる側は怖いですが、そんなプレッシャーに打ち勝ち、13秒差で貰った2位開新との差を更に広げ、3区へ。
今年の熊本市選手権の1500mで椙山門間一ノ瀬に次いでの部内4位でPBを更新した勢いのまま、総体で九学の代表として1500mに出場したり、阿久根・奥球磨と2区を担ってきました。「2区は俺に任せろ」とそう言えるほどの力がついたと言っても過言ではないと思います。下からメンバー入りに闘志を燃やす1年生がいますから、都大路までその座を譲らず2区中野歩太が見たいです。
~ 2区結果 ~
1位 中野歩太③(九州学院) 8:52
2位 田島啓士朗③(熊本工業)9:05(+1:09)
3位 南 碧澄③(開新)   9:13(+0:35)

3区。正直、今だから言える話ですが、一番不安な区間でした(笑)ただ、距離が異なるとは言え、昨年の2区区間賞者ですから、不安は残りつつも彼ならきっとやってくれるだろうという期待はその倍ありました。
1-3区がどんな展開であれ、椙山くんに先頭で渡す、もしくは数秒差で渡すことが出来れば勝てると思っていたので、3区で更にリードを広げて4区に繋げることが出来たのはたいへん素晴らしかったと思います。
~ 3区結果 ~
1位 一ノ瀬來祈③(九州学院)23:56
2位 林 桐生③(慶誠)   24:10(+2:04)
3位  水田 咲久③(熊本工業)   24:25(+1:50)

4区。熊日新聞にも掲載されてあった通り、4区に大エース椙山くんを置けたのは今年の層の厚さを物語っています。冒頭でも述べましたが、4区に椙山くんは想定外の区間配置でしたが、結果として区間新まであと9秒。高低差のある難しい4区を器用にこなし、何も言うことのない完璧な走りで優勝を決定づけたと言っても過言ではない走りをしてくれたと思います。
この走りを見ると都大路で3区に椙山くんを置けたら面白くなりそうだなと思うので1区を担える人がいるのであれば私は椙山くんの3区を切望します。笑

~ 4区結果 ~
1位 椙山一颯③(九州学院)24:28
2位 梅田流磨③(開新)       25:18(+2:12)
3位 戸上晃希①(熊本工業)25:43(+3:05)

▶︎▶︎個人的に4区で熊本工業の戸上くんが1年生ながらこのタイムで走ったことは高く評価してもいいのではないかと思います。1年生で4区を任せることができたら来年、再来年と今以上に九学を脅かす存在になると思うので、もうやめて、、と内心思っているところです。笑

5区。ここ数ヶ月の颯恭くんはほんとに力がついたと感じさせられる印象的な走りをしてきたので、颯恭くんは選ばれるだろうなと個人的にかなり自信がありました。持ちタイムは14:58と目を引くようなタイムではありませんが、今走れば14:45は普通に切れると思っていますよ。
颯恭くんの最近の5000mは序盤から集団を引いてみたり、後半相当粘り強い走りで先頭譲らずゴールしたり、見ている私たちに気持ちが伝わってくるような走りをしていて、本格的に主将らしくなったなと感じています。
自分がキャプテンで良かったのかと逃げ出したくなる日があったり、走る前に涙が出たり、みんなの前に立つだけでも怖さを感じていたくらい、私たちの知らない姿が彼の後ろにはありました。悩んで、悩んで、悩みまくって、それでも出ない答えに苦しみ、傷つき、涙を流し、揺さぶられる情緒の中で、少しづつ、でも1歩ずつ確実に進んできた颯恭くんは強い人です。有村颯恭はチームメイトを誰よりも見てる心の綺麗な優しい人だからこそ、様々な葛藤を抱えながらも、皆の前では心配をかけないように常に笑顔で振舞っていたと思います。
苦しむ姿を見てきたからこそ報われて欲しかった有村颯恭が、自身の得意とするスピードを活かした区間で区間賞の成績を残し、結果に笑えたことは自分の事のように嬉しかったですね。都大路までギア上げて一回りも二回りも強くなって京都だよ!!!!
~ 5区結果 ~
1位 有村颯恭③(九州学院)8:40
2位 吉田僚真②(熊本工業)8:45(+3:10)
3位 本庄陸人③(慶誠)       8:55(+4:30)

6区。本来であればロング区間を担うであろう桜太郎くんが6区に飛んできたことには驚きましたが、奥球磨駅伝で珍しく外した桜太郎くんの調子が上がってこなかったのか、それ以上に來祈くんが良かったのか…。ただ終わってみれば、桜太郎くんらしい結果が戻ってきたことに私は大満足です¨̮⃝
今回私は5▶︎6の中継所にいたので、桜太郎くんのアップ姿から見ることが出来たのですが、付き添いの允紳くんの手厚いサポートを受けながら凛々しい顔で入念なアップを行っていました。あんまり見られるのもプレッシャーかなと思って極力見ないようには意識しましたが、やっぱり桜太郎くん好きの私にとって見たい気持ちもあり、、チラチラとアップする貴重な姿をこの目に焼き付けてきました。笑
中継所に迫る颯恭くんに「 ここで待ってるぞ、頑張れよ。 」と言わんばかりに何度も大きく右の拳を掲げる後ろ姿に、成長を感じてウルっとしていたのはここだけの話です…🤫笑
~ 6区結果 ~
1位 岩﨑桜太郎③(九州学院)14:36
2位 田中未来②(慶誠)   15:18(+5:12)
3位 澤井新太郎③(開新)       15:22(+3:25)

7区。以前私のTwitter(X呼びに慣れないのでずっとTwitter呼びですごめんなさい)で「 去年は7区岩根が多かったけど今年は7区坂井が割と固定になりそうな感じの雰囲気あるなあ🥱🥱 7区に5000も走れるスピードある選手置きがち。」っていう風に言ったんですけど、やはりここでも7区に咲太郎くんが回ってきましたね。
咲太郎くんは今年の総体1500mの決勝まであと1枠というところで漏れ、きっと誰よりも悔しい思いをして唇を噛み、涙を流したと思います。その涙がこの夏、咲太郎くんを強く奮い立たせてくれるものだったのでは無いでしょうか。「なんとしてでも駅伝に出たいんです」とメンバーにすら入ることができずにいた去年の咲太郎くんはもういません。九重、県駅伝と、成績を残し、主力として駅伝に向けて試合を蹴るほど立派になりました。
~ 7区結果 ~
1位 坂井咲太郎②(九州学院)15:03
2位 山下僚太①(熊本工業)   15:08(+4:02)
3位 柳瀬日馬①(千原台)       15:28(+6:25)

今回惜しくも漏れてしまった中川②田中①久保①も相当な力をつけてきています。九州新人で14分30秒台を叩き出したルーキーのどちらかは個人的に少なくとも入るかなと思ってたくらいです。そこで1年生に枠を譲らなかった3年生の意地がたまらなくかっこいいです。3年生が揃って出走してくれることが私の中での理想の形だったので、本当に嬉しかったです🌸

🌾九州駅伝の展望

【区間予想】
1区 久保和寛① 14:39.15
2区 薮田舷希① 15:31.09
3区 中川陽琉② 14:54.74
4区 田中允紳① 14:37.96
5区 近藤優羽① 15:15.42
6区 山﨑侑樹① 15:09.58
7区 椛島将真② 15:13.46

うーん・・わからんっっっっっ!!!!!!
そもそも①県走った7人は誰も出ず若いオーダーにするのか、②主力が短い距離だけ担うのか、③主力でエントリーするのか、そういうところから一切わからずなので難しいのなんの・・。まず③は都大路を想定した走りができたり、都大路へ勢い付けるためのメリットも得られる一方で、怪我のリスクも増えるため、わざわざここで走る必要性は無いのかなと感じたので除外。②はメインとしては若いオーダーだけど、少しでも上の方でレースを運べる展開に持って行けるように2区や5区などに主力を置くこともあるのかなと考えたりもしましたが、あまり意味を感じなかったので除外。1人でも多く駅伝の経験を積ませたい考えから①を予想してオーダーを組んでみました(全く分からない)

1区久保・・10kmの経験のある新立②や中川②を起用できれば、ロングに未知数である1年生を配置するよりも安心して見ることが出来るのはそうなんです。が、それでは「経験を積ませる」という観点から考えると意味が無いのかなと思ったので、思い切って1年生予想です。1区は久保or田中の二択でしたが、何となくここを走ってるイメージが湧いたのが和寛くんだったっていう直感での1区です。笑

2区薮田・・スピード区間と言えば薮田くんですよ。選手から薮田くんのスピードは高い評価が上がっています。日本海でも2区を走った薮田くんは3km区間続投にはなりますが、他選手の適性と薮田くんが一番活きる区間を考えた時に一番バランスを取れるのが2区だと思ったので2区薮田くん予想です👌🏻

3区中川・・これも日本海の話にはなるんですけど、日本海の1区で私の想像以上の走りだったなというのが率直な感想です。今期は調子の波が激しく、中々上手くいかずにトラックシーズンを終えてしまったイメージはありますが、走れる選手だと思うので、期待を込めて3区予想です。

4区田中・・允紳くんは2年後、3年後に九州学院のエース・準エース格になっていてほしい1人です。となるとやはりロング区間の経験をさせておきたい…!という私の野望ですよね。笑
先日の九州新人では積極的な走りで14分37秒、見事でした。5km以上の距離にも対応できてくれたら頼もしい存在になってくれるので、ここも期待を込めての4区です。3・4区の2人に特別な意味はありません。コースが全く分からないので完全な直感です(笑)

5区近藤・・伸びると思うんですよ優羽くん。長ければ長いほど得意そうな感じがするんですよ近藤優羽は。ただ現時点での5000mの持ちタイムは他の選手とそこまで変わらず、どちらかと言えば部内では下の方になります。ただ3000mもきちんと走れますし、夏の佐賀ナイターでは椙山くんや門間くんと唯一同じ組で走った1年生でした。都道府県駅伝の経験もありますし、無難に纏めて繋いでほしいですね¨̮⃝

6区山﨑・・初めての5000mは15:32。田中久保が抜け出す形にはなったものの、2人の初めての5000mもこのくらいでしたし、高いポテンシャルがあると思っています。15分切りが目前に迫った今注目している選手の1人です。7区に2年生がいるということに安心感を持って少し気を楽に走ってくれたらと思います‪^_−‪☆

7区椛島・・待てど待てど出てこなかった椛島くんが継続してレースに出れるようになりましたが、なんか復活どころか成長して帰ってきましたね………。癖のあるフォームですが、それでも今じゃ15分13秒ですから驚きますよね…。3000mも8分台に乗り、勢いづいていると思いますので、その勢いを切らさずにゴールまで駆け抜けてくれたらと思います🎶

結構本気で一区間も自信ないです大外しの自信しかないです。宮崎のコース特性も全く分からず、あくまでも私個人の直感でしか考えてないオーダーなのでそんなに深く考えないでくださいね、、、、、、、、、笑

ここまで見てくださった方、なんと6600字もありました。何が言いたいのか途中からわかんなくりましたが、貴重なお時間を頂きありがとうございます🥹💖
それでは来週の九州駅伝でお会いしましょう!!!!👋🏻

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