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私が写真を撮る理由

「 ミさんが写真を撮る理由ってなんですか? 」
あるフォロワーさんから送られてきた1件のDMでした。
そう言えば、あんまり言ったことないよなぁ。と。
少ない文字数では伝えられないと思ったので、Xでも
インスタでもない、このnoteに綴ってみます。

私がカメラを買ったのは高校3年生の冬でした。
部活を引退して始めたアルバイト。バイト代を全て使って購入した一眼レフは、人生で初めての大きな買い物になりました。笑
元々写真を撮ることは好きだったのですが、
Xで綺麗な画質で写真を載せている人たちへの憧れと、
自分の好きな選手を撮りたいという自己満足から
一眼レフを購入し、カメラ観戦が始まりました。
はじめは全然上手く撮れなかった写真も、シャッターを切る度に、少しずつ上達していくのが楽しかったです。
下手すぎる写真を載せてた自分が恥ずかしいですが、当初に比べ、写真を褒めていただくことが多くなりました。
まぁ、、、、、はじめの頃なんて見返すのが恥ずかしいくらい下手で下手で見苦しい写真しかないので、、、そりゃ数年前に比べたら、、、まともには、、なりました、、、さすがに。笑

初めて撮った下手すぎる写真(鶴川くんは何も悪くないです)
少しは腕が上がったと思えるトラック写真
壊滅的なロードセンス
やっと恥ずかしくないレベルにはなった(と思う)

「 私の拙い写真でも、誰かの笑顔になっているんだ 」
そこから私の写真の撮り方は変わりました。
私が撮りたいように撮る。
撮れるなら場所はどこでもいいや。
スタンドの前に行くの恥ずかしいし後ろの方でいいや。
と、'' 自分が楽しむ為だけに撮ってた写真 '' から、
'' 誰かに喜んでもらえるための写真 ''になりました。
今の私は、被写体と自分の距離感を考えるようになったり、縦で撮ってみたり、横で撮ってみたり、動画に残してみたり。スタート前の表情や、ゴールの瞬間、様々な瞬間を撮りたいと、スタンドを回りながら試行錯誤しています。正解がない中で、自分で納得のいくまで、シャッターを切り続けて。


「 ミちゃんの撮る写真が本当に好きなんだよね 」
「 スタートの前ってこんな顔してるんだ。私たちからは見えないから見れて嬉しい 」
「 アイコンにしていいですか?ストーリーに載せてもいいですか? 」
「 ミさんに写真撮ってもらえるように頑張ります! 」
「 ミさんのおかげでモチベ爆上がりでした! 」
「 今日もかっこいい写真お願いします!! 」
数え切れないほどたくさんの嬉しいお言葉を頂くようになりました。
その一言がカメラマンにとって、本当に嬉しいのです。
モチベーションになっているのは私の方です。
カメラがない方が競技全集中で楽しいこともあります。
特に短距離なんてカメラ構えてたら全然レース見れないです。
それでも私は、1人でも多くの笑顔と、私にしか撮れない瞬間を求め、カメラと共に競技場に足を運びます。

女子選手への盗撮が深刻化している今、カメラの規制が厳しくなっています。
選手を守るにはカメラ自体を禁止にするのが一番早いのは頭の悪い私にも分かります。
だけど、選手にとって1つのレースを形にすること、一瞬が形になることにどれほどの喜びがあるかも、陸上選手の道を歩んできた私には分かります。
設けられた規制の中で、私に出来る精一杯の形で、
届けたいものを届けられるように。

私が写真を撮る理由。
誰かの頑張る理由の一部でありたい
誰かの楽しみの理由の一部でありたい
誰かの笑顔の理由の一部でありたい
私自身が生きることを、陸上観戦を楽しむ理由の1つです。

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