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カタカムナのパワーなのか!?【不食】の始まり!(第6話)

どれだけツマラナイ事でも『自分がヤル決めた事』は三日ぐらいは続けられるだろう。

ただボケーッと立つだけの『マノスベの姿勢』の練習も当然ツマラナイ事の部類に入る。

この日に起きた大事件!?が無ければ、『マノスベの姿勢』の練習を継続するテンションを維持できなかっただろう。

今回は
都市伝説系YouTuber MATTO SHOW(マットショー)のチャンネル動画
【驚愕】カタカムナを実践する事で「超人」になった人がBARに来た話
の中で語られていた「超人」の始まりの日の事を出来るだけ詳細に思い出しながら書いてみよう思う。
(ちなみに、俺の事を「超人」と言ったのはマットショーで、愁猴自らが「超人」になったと主張している訳では無いので、ご承知おきくださいm(_ _)m)

この日も早くから練習しようと、朝6時前には目を覚ました。
トイレで用を足しながらルーティーンのように2冊の本に書いてある『マノスベの姿勢』のポイントを確認していた。
[やっぱり、力まず、緩めて立つ…というコトなんだよな?]

[そうは言ってもよく分からないな???]

[それでもってほんとツマラナイよな…]
ついついツマラナイと感じてしまう原因は二つあった。
一つ目は、何の体感も得られていない事。
もう一つは、『マノスベの姿勢の正解』を確認する事が出来ない事だった。

[なんか…アテがはずれた…]

[辞めちまうか?]

[いや…今は、コレをやるシカないんやった…]

朝は、こんな感じで格闘していたから『マノスベの姿勢』の練習も三日坊主となる可能性も十二分にあった。

『昨日のヤル気に満ちた朝イチの自分』を思い出せ!

『昨日の朝イチのテンションを維持』するのだ!

『今日も一日中ベランダで練習』するのだ!
と、自分を奮い立たせて、ベランダに直行した。

もちろん『50歳オッサンパンツ一丁』でだ。

この日も、凄く天気の良い日だった。

真夏の早朝の朝日は爽快そのもので、その光を浴びてボケーッと立つのは、やっぱり気持ちが良い。
ちょっとテンションが下がり気味になっていたが、若干持ち直す。

[やっぱり…何の体感も無いよな…]
ただ、ただ、ボケーッと立つ練習。
1時間経過…2時間経過…

適度な水分補給をしながらも立ち続ける…

3時間経過…4時間経過…
8月の昼前ともなってくると日差しが強く、ベランダの陰といえどもかなりの暑さだ。

自らが進んで立っているとは言え、汗ダクになるパンイチのオノレの姿がネガティブ感情をジワジワ引き出してくる。

[正解かどうかも分からんままやるのはなぁ…]
時々出てくるネガティブな考えや絶望感に耐えながらも立ち続けた。

「…」

「ん!そろそろお昼時か…」

[そう言えば、昨日から、おにぎり1個しか食べて無いんだったよな…]

暑さの中立っていたセイなのか、空腹感はあまりなかったが
[何か食べておかないとな…]
という特に何か特別な感じもなく、何気ない昼食のハズだった。

[確かカップラーメンが買ってあったよな]
数日前に練習に集中する為に気合いを入れて買い出しに行った時に買っておいた中の一つだ。

封を切り…

お湯を注を注いで、3分経過…

「ズルズルズル〜」
[・・・]

「ズルズルズル〜」
[うーん、なんかいつもとちょっと違う感じ…]

「ズルズルズル〜」
[う〜ん…?]

「ズズーー」(汁を飲む音)
[ん…!?]

「オェ〜ッ!」
1/3ぐらい食べたところで、何か急に胃と胸の辺りがモヤモヤとして吐き気がしてきた。

[なんだ!?この感じは???]
そのままトイレへGO!

「ヴウォヱ〜!!」
半分も食べていないカップラーメンを全部吐いてしまった…。

[ヤバ…なんだこの感じ???]

[気持ち悪ぅ〜〜〜]
身体が生理的に受け付けないモノをリバースしているという感覚だ。
おそらく、妊婦さんが元々好きで食べていたご飯が急に受け付けなくなる感じに似てる…かもしれない…。オッサンだけど。
なんとなく想像はつくだろうか。

[オカシイよな〜…お腹空いてるハズなのに…]
空腹の大人が普通サイズのカップラーメン1個も食べられないってどういう事だろうか?

特にカップラーメンに異常は無い。

残りのラーメンを見ながらしばらく考えた。

「・・・」

何の答えも出ないまま、リアルな気持ち悪さだけが残る。

[どういうこっちゃ???]
しばらく、食べかけのカップラーメンを眺めていゆと、さっきの吐き気の記憶が蘇ってくる…

「何なんだろうか…このキモチワルイ感じは…」
とりあえず、今日は食べられそうに無い感じがする。

仕方なく、残りのカップラーメンを処分して再び、ベランダに戻る事にした。

[このまま、練習(ボケーッと立つ)を続けよう]

練習は続く…

[熱中症にでもなったのか??]

[…イヤ、目が回ってる訳じゃないしな?]
体調的には、特に気分が悪いとかそういう感じではなさそうだ。

現に、今もこうやって暑い中練習出来てるじゃ無いか!

[でも…さっき、確かに吐いたよな…???]

体調のセイでは無いとすると何なんだ?

[食べるモノが悪かったのか?]

結局この日は、何も食る気が起きないまま立ち続ける事になった。

頭の中は、何が起きたのかを整理するのが精一杯で、原因解明にまではいたらなかった…

様々な要因を考えながら練習を続けた…

夜になり、練習も終わりに近づいてきた時の事…


[やっぱり、なんかオカシイ…]

今日も10時間以上立ち続けてるのに…
体の感覚が、まるで、なんか違う…
[疲れて無いやないかーい!!]

更に、昨日からおにぎり1個しか食べて無いのに…
しかも、昼には全部吐いて胃の中が空だというのに…

[そんなに…腹が減って無いやないかーい!!]

体調が悪いどころか…
元気になってる感じがする…

[どうなっとるんや!この感じ??]
多少の空腹感はあるが、食べなくてもいいかな〜というぐらい。

[何とも表現しようの無いコノ感じ…]

『疲れよう』と始めた練習が『疲れない』し、おまけに、腹もそんなに減らずに、食まで細くなるんかーい!!

「こんなの聞いてねーよー!!」
(本にも書いて無いよー!!)

と、これが、BAR KAMUNAでマットショーに話した『マノスベの姿勢』の練習中にカップラーメンが急に食べられなくなった日の出来事だ。

この時の俺は特に何かを目指していた訳ではない。
むしろ、完全に『迷走』状態というわけだ。

[よし!コレで超人になれた!]
とでも思えれば良かったのだか、俺のココロの中はイロイロ上手くいかない事へのイラ立ちの方が優っている状態だった。
まだ、本人も自分が【不食】になったとは気が付いていない…

様々な思惑や、アテが外れて、くじけそうにはなるが、この後に起きるラッキーな出来事によって更に『マノスベの姿勢』の練習の深みにハマっていく事になる!
つづく…


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