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「発達障害者が高収入を得るために必要なこと」を考える -入門編-

こんばんは、マノです。

また1ヶ月ちょいほどのブランクが空いてしまいましたが、継続して記事をなんとか投稿する事が出来ました!

今回から複数回に分けて「発達障害者が高収入を得るために必要なこと」というテーマで記事を掲載したいと思います!
その第一弾として「入門編」と題し、本題に入る前に『なぜこのテーマを選んだのか』と言う部分を説明します。

なぜこのテーマを選んだのか

低すぎる給料

1つ目は「給料が低すぎる」ということです。

こちらの記事を定例発達(健常者)の方も見ていらっしゃるかもしれませんので、ここで最初に断言します。
それは『障害者雇用枠で努めている精神障害者の平均給料はかなり低い』ということです。

厚生労働省によって5年に1度行われている「障害者雇用実態調査」の2018年度の報告によれば

精神障害者の1ヵ月の平均賃金は、12万5千円(超過勤務手当を除く所定内給与額は12万2千円)となっている。
週所定労働時間別にみると、通常(30時間以上)の者が 18万9千円、20時間以上30時間未満の者が7万4千円、20時間未満の者が5万1千円となっている。

平成 30 年度障害者雇用実態調査結果(厚生労働省職業安定局)

という結果が出ています。
平均12万と言う金額に皆さんどう思われますでしょうか。

『少なすぎる』・『十分だと思う』など幅広い意見が出るかと思いますが、こんな金額では生活なんてとてもしていけません。
5年前の結果というのも有って少し古いデータでは有りますが、多分2023年度の調査報告が来年2024年に挙がってもあまり変化は無いと思われます。

週所定労働時間別でのフルタイム勤務でも約19万円と有りますが、それでも一般枠に比べたらかなり安いと思います。
この様な背景から、発達障害者が障害を隠して就職する(以後、「クローズ就労」と呼ぶ)場合も有るのが頷けるかと思われます。

もし障害で困っていないのであれば、障害者枠でなんて働かずに普通にアルバイトで生計を立てている方がよっぽど食べて行けます。
私もその選択を必ず選んでいると思います。

それほど障害者枠というのは給料が低すぎるのです。
もうここまで来ると企業側は立派な差別なんですよね。

その辺はまた別の記事でお話したいと思います。


「一人暮らしで必要な金額」にギリギリ状態

2つ目は「生活資金がギリギリ」ということです。

私個人としては、前記でした金額では一人暮らしはギリギリだと思います。
物価高などの影響も踏まえると、最低でも16~17万は必要になると考えています。

不動産情報サイト「ホームズ」の記事によれば

総務省統計局が公表している『家計調査報告〔家計収支編〕2021年(令和3年)平均結果の概要』によれば、住居費を除いた単身世帯(全年齢)の生活費の平均額は13万2,813円となっています。

一人暮らしの生活費は平均いくら? 無理のない家賃設定と節約のコツ(ホームズ)

との記載が有り、総務省の調査でも13万が必要という結果が出ていることが分かります。
生活費を切り詰めればもう少し抑えられるかもしれませんが、将来を見据えて貯蓄していくことを踏まえると、とても現実的では有りません。

その上、この調査自体が2021年の物で有り、ロシアによる軍事侵攻によって世界経済が悪化し、今もなお物価高による値上げが続く現在(2023年1月)とは全く状況が異なります。

2021年当時は貯蓄を諦めれば生活出来たかもしれませんが、今となっては13万円で生活をしていた場合には確実に赤字となってしまい、貯蓄するどころか生活資金ですら不足して生活に支障を来す可能性が十分に有ります。

そのことや将来のことも踏まえると、ある程度余裕を持った金額(少なくても20万以上)を収入として得る必要があります。


貯蓄出来る余裕が無い

3つ目は「貯蓄出来るほどの給料を貰えていない」ということです。

上記にも記載しましたが、あっという的に少なすぎます。

いくら貯金したくたって給料が少なければ、それを叶える事はできません。
そのために一番最良な方法は、転職などを行い、今よりも給料を上げることです。

そうすることによって、貯蓄も行える様になると思います。


自身の将来のために貯蓄が必要となる

最後は「自身の将来のために必要だから」ということです。

上記でも記載しましたが、今後を見据えて貯蓄をしていく必要が発生します。

貯蓄することによって、大きな病気での医療費・働けなくなってしまった時の生活資金・老後の生活資金など幅広い部分で活かす事ができ、自身にとってメリットとして帰ってくと思います。
その事も踏まえて、今私達がやらないといけないのは『「今」では無く「未来」の自分への貯蓄』だと私は思います。

本来であれば貯蓄しなくても年金を払い続けていれば、老後はそれで生活していけるはずですが、もう年金制度自体が破綻しているため、そんな夢物語は若者には有りませんので…
結果的には貯蓄が必要になるんです。

そういうことを理解した上で『じゃあ貯蓄しよう』と動く際に、先程の給料水準ではとても貯蓄する余裕が無いだけでは無く、このままだと安定した生活も趣味や娯楽を楽しむことも難しくなるかもしれません。

言葉が悪くなってしまいますが、もしこの水準で生活していくのであれば、うまく滑り込んで生活保護を貰って生活した方がマシです。
仕事をしなくたって13万くらい貰える訳ですから、貯蓄出来なくたって沢山自分の時間を作れますし、多少であれば趣味にも手を出せます。

だからと言ってそうなる訳には行きませんので、私を含めた発達障害当事者の皆さんは、健常者と同様に仕事も私生活も充実した日々を送れる事を目指していきましょう!

※ちょっと怪しい人みたいになってますけど、『楽して稼げる方法』とかそんなのを紹介する訳では有りませんw
現実的に正しいルートで勝ち組になる道を探していくのがこの記事の目的です!※

以上がテーマにした理由でした。

今回の記事は以上となります。
次回は「模索編」と第して、私なりに『高収入に得るための方法』を模索した結果について書く予定です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!


記事リンク

次回の記事以降にこちらにリンクを掲載します。

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マノ
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