ホメオスタシスの罠 day10 テオティワカンに何がある?
私は、メキシコ人シャーマンの
ドン・ミゲル・ルイスが書いた
「四つの約束」という本に心を奪われてしまい
彼の著書を読みまくるうちに
何とかして
この著者の考え方をに日本で広めたいと思い、
この本の読書会に参加したり
自ら読書会を開催するようになった。
この本のどこに惹かれたのかというと
私たちが行動できない理由、
人生を変えられない理由が
ずばり明らかにされていたからだ。
私は普段、マヤ暦という暦を使って
人の才能や使命、人生のサイクルを伝えている。
それは、その人だけにしかない能力
(先天的&後天的)とエネルギーを
存分に使って生きてほしいと
願っているからなのだが
ほとんどの人は、
私のセッションを受けてもなおご自身の
エネルギーを輝かせる生き方を選択しようとせず、これまでと同じ環境、同じ生き方を選択し
いつまでも同じ悩みを抱え続けている。
マヤ暦的には、
その人の本質、経験、役割、エネルギーを
活かしていない場合、
人生はまあまあうまくいかない。
私たちの魂は、それぞれある目的を果たそうと
今の命を選んで生まれてきているのだ。
その目的が果たされない場合は、
魂も満たされない。
ということを、
努めてにこやかにお伝えするのだけど
どうしてみなさん行動しないのか?
ホメオスタシスが働いているとはいえ、
これまで不思議でならなかった。
その理由を明らかにしてくれたのがこの本だ。
ここからはこの本の内容をご紹介したいと思う。
この本で語られている「行動できない」主な理由は3つある。
1.怖れをもとに行動を選択しているから。
私たちは他者から受け入れられないことを怖れ、
ありのままの自分では受け入れていもらえないと信じ込み、ありのままで生きることを最も怖れている。その結果自分ではなく、
他者を喜ばせることを優先してしまう。
2.子供のころからの「飼い慣らし」(=社会にとって扱いやすいようにしつけられることを指す)に支配されている。
親や社会は、子供を安全にまた扱いやすく育てるために、常識やルール (危険なことをしてはダメ等)を教える際、賞罰を与える。親から見放され たら生きていけない子供たちはそれを疑うことなく信じ、従うしかない。
ところが私たちは、いい大人になってもその常識やルールに支配され、
行動を起こすことができなくなっている。
3.いまではなく、過去や未来に生きているから。
過去の失敗を何度も悔やんだり、また同じ結果になるかもしれないと
過去にひきずられて、未来を予想して結果を恐れたり。
今、この瞬間を生きていない。今この瞬間に行動することが
今を生きることなのだが。
他にもいろいろ書かれているが
こうした理由で行動できない、人生を変えることができない。
そんな私たちに向けて、「トルテック」と呼ばれる
メキシコのテオティワカンに集まっていたグループの
秘密の教えを伝えてくれているのが、この本だ。
本の冒頭には、
「テオティワカンは人間が神になる場所」と書かれている。
私は、テオティワカンに行ってきて
神になったわけではないけど
「人間が神になる」という意味はわかった。
それだけでも、メキシコまで行ったかいがあったと思う。
そして、この言葉の意味を多くの人に伝えていきたい。