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ホメオスタシスの罠 day9 メキシコ旅にいらなかった物ベスト5

前々回から文体が
ですます調から、である、だ調に変わってしまい申し訳ない。
メキシコに行って、心持ちが変わってしまった。
こっちの文体がしっくりいくのでこのままいこうと思う。

正直に言おう。
私はビビりだ。

そのままの自分では、ダメだ。
自信がない、何か失敗するのでは?とまあ
飽きもせず、いつも世界を怖れている。

そのおかげでトラブル回避行動には優れている。
その代わり、可もなく不可もなくの人生だ。

そんな安全第一の私が、メキシコに1人で行こうとする。
そりゃもう、私の体内のホメオスタシスが
全力で私のやる気を削ごうとする。

そんな遠いところ、危ないよ!
あれも持っていこう!これも買っておこう!

何かが不足している気がして、
楽天であれこれ購入してしまった。

というわけで今回は、
慌てて買ってしまったけど
メキシコの旅に必要なかったものベスト5を発表しようと思う。


ベスト5 オシャレな部屋着

当初は海外リゾートに滞在するようなイメージでいたので
軽くて薄くてすぐ乾く、エスニック調のパンツをSHIINで買った。
だがよく調べてみると
実際には、12月末のメキシコ・テオティワカンの夜は
5度近くに冷え込むため、そんなパンツでは眠れないことがわかった。
朝晩はダウンジャケットを着る寒さだ。
買ってしまったけど、結局は持っていかなかった自分をほめてあげよう。

ベスト4 おみやげ

今回のリトリートは参加者が多く、国籍も人種もいろいろ。
ビーガンの人もいて、食べ物なども含めてお土産は必要なかった。
お土産を持ってきてる人もいなかった。
私は人にお土産を持って行きたがる傾向があるのだが
たぶん、それは、
「そのままの自分ではいけないと思っている」からだと思う。

ベスト3 中くらいのスーツケース

もともと私が持っていたスーツケースは98Lと46Lの2つ。
特大は大きすぎるため、出発直前に63Lのスーツケースを買った。
ところが63Lでは荷物が入らなくて、
結局は、特大の98Lのスーツケースで行った。
せっかく買った63L。
出発直前に届いたので、返品もできなかった。
今後出番があるといいのだけど。

ベスト2 着替え

他の参加者はスーツケースが小さくてびっくりした。
みな着替えが少なかったのだ。というのも
メキシコシテイ周辺は非常に乾燥しており、
冬は汗をかかない。そのため、服が汗臭くなるということがない。
下着だけ日数分あればなんとかなったのに
心配性の私は日数分以上のTシャツを持って行った。
荷物の多さは、執着の多さ。
次回は身軽になって行きたいなあ。

ベスト1 Wi-Fi

私の携帯は、海外でもモバイル通信ができるタイプ。
追加料金は事前申し込みで1日1000円位だと思う。
だが、テオティワカンの遺跡の中で
どうしてもスマホを使いたかったので
念のため、日本からWi-Fiをレンタルして行った。

ところが、テオティワカンではWi-Fi自体の電波が弱く
常に棒2本の状態。何度も電波が途絶えた。

一方、メキシコシティではWi-Fiの電波は強いが、
タクシーで移動するたびに
Wi-Fiとスマホの接続が途切れる事案が発生。
しかも復旧に時間がかかり、その間はモバイル通信を利用。
そのたびに設定を変える羽目になりややこしい。

そして、Wi-Fiの充電が半日持たない。
今回、スマホ2台、ボイスレコーダー、Wi-Fi1台を使うため、
バッテリーは5,000を3つ持参。ずっとフル稼働だった。 

宿泊したホテルのフリーWi-Fiは
客室までは飛んでおらず💦食堂とロビーがある棟の付近だけ。
Wi-Fiを持って行って助かったことは確か。

私のビビりは、このWi-Fiに関しては、
まあまあ良く働いていたと思う。

だけど、役に立たないスーツケースとか
必要のないお土産とかを選ぶことに
相当の時間を費やしてしまった。

これってホメオスタシスの抵抗だと本気で思う。
私のホメオスタシスは
私の中に不安を巻き起こして、
私を疲れさせたり、諦めさせたり、
無駄に時間を使わせようとしたりする。

それに抵抗しようとして、さらに浪費する私。
そんな自分に罪悪感を持たせるのが
ホメオスタシスの目的かもしれない。

自分の思い込みや、怖れに気づくのは難しく、
それらを手放すのはもっと難しい。

でも、こうやって、とにかく動いてみると、
外の世界へ飛び出してみると、
わかることがいっぱいある。

不安になったり、迷ったり、決断したり
失敗したり、なぐさめたり、いたわったり、
泣いたり、喜んだり、幸せを感じたり。

試行錯誤しながら歩むこと。
これがつまり、生きるということなのだ。



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