Shrink宿題スプレッドシート
NHKで放送されたドラマ「Shrink ―精神科医ヨワイ―」で主人公 弱井が患者に出す宿題がとても有益なので、スプレッドシートを作成しました。
現在治療中の当事者だけでなく、誰でも活用できる内容だと思うので、ぜひ使ってみてください。
原作|Shrink~精神科医ヨワイ~
原作/七海仁
https://x.com/jin7seas
漫画/月子
https://x.com/TSUKlKO
2024/10/9現在、全13巻。
隠れ精神病大国と呼ばれる日本は、その名の通り、精神病患者の数自体は、アメリカ等と比べると少ない。その一方で、自殺率は先進国の中でも最悪レベル。悩んでいても“精神科は特別なところ”という思いこみが、人々の足を遠のかせてしまう…。
精神科医・弱井は、そんな日本の現状を変えていき、一人でも多くの“心”を救うべく、こう願う――。「僕はこの国に、もっと精神病患者が増えればいいと思っています」
NHKドラマ|Shrink
全3話
監督
中江和仁
プロデューサー
齋藤大輔, 久保田傑
出演者
中村倫也, 土屋太鳳, 井桁弘恵, 三浦貴大, 竹財輝之助
提供
NHK / AX-ON
Amazon Prime Video|Shrink ―精神科医ヨワイ―
https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0D488YM1C/ref=atv_dp_share_cu_r
Wikipedia|Shrink~精神科医ヨワイ~
制作背景に作者の思いも記載されています。ぜひ読んでみてください。
スプレッドシート説明
第1話「パニック症」の「不安階層表」
シングルマザーとして幼稚園児の息子を育てながら会社員に勤める葵(夏帆)は、満員電車や会議室で突然息苦しくなる発作に悩まされる。
精神科医を受診するが薬の副作用に悩まされ、発作が起きた時に偶然立ち会った主人公 弱井(中村倫也)の治療を受ける。
その際に宿題として出された「不安階層表」(20:30~)をスプレッドシートに起こしました。葵と同様に、スマートフォン上での管理をお勧めします。
副交感神経の刺激には息を吐くことが効果的です。
不安階層表と併せて、副交感神経を優位にする工夫も取り入れてみてください。
また、パニック症状が出てしまったときは、氷を舐めるのも効果的です。
第2話「双極症」の「点数表」
精神科医 弱井(中村倫也)と看護師 雨宮(土屋太鳳)が通っているラーメン屋の店長 玄(松浦慎一郎)。毎日熱心に働いていたが、突然家から出られないうつ状態に陥り、一緒に住んでいる玄の妹 楓(土村芳)が心配して弱井に相談する。弱井は、玄が尊敬する師匠と共に、玄を精神科病棟のある病院へ連れていく。
「眠りと気分の記録表」(31:57~)のシート名は「点数表」にしました。スプレッドシートで管理しやすいように少し編集してあります。
弱井曰く、毎日の気分の点数化は「気分の安定には投薬より効果があるといわれている」そうです。
双極症当事者だけでなく、気分の浮き沈みが激しい方はぜひ取り入れてみてください。
カフェ(24:13~)で雨宮(看護師)が楓(玄の妹)に伝えた言葉が印象的でした。
「生活訓練施設」はお住まいの自治体にある社会福祉協議会に相談すると紹介してもらえます。
(個人的な意見ですが、玄の入院中の描写はかなり誇張されています。実際の精神科病棟には、ここまで奇抜な患者は少ないです。作者がShrinkを通して伝えたいことに反する表現だと感じました。)
第3話「パーソナリティ症」の「言動整理」
すぐに感情的になってしまう風花(白石聖)。アルバイト先のバーの客にグラスを投げつけたり、彼氏がいるのに平気で浮気したりして、落ち込むと自傷行為を繰り返してしまう。
「またやってしまった・・・。という行動・言動を整理してみましょう。」(22:03~)はシート名「言動整理」にしました。印刷して手書きで整理することをお勧めします。
「SST」はお住まいの自治体にある社会福祉協議会に相談すると紹介してもらえます。
インナーチャイルドに向かって風花が言っている言葉は、「ぬいぐるみ療法」にも用いられています。
第3話は、つい感情的になってしまう方にも、振り回されてばかりの方にも見ていただきたいお話です。
スプレッドシートURL
Googleアカウントがあればどなたでもシートをコピーして編集できます。
それぞれのシートの一番右の列に、主人公の精神科医 弱井がドラマ中で言っている言葉を記載してあります。
3シートあります。
第1話「パニック症」の「不安階層表」
第2話「双極症」の「点数表」
第3話「パーソナリティ症」の「またやってしまった・・・。という行動・言動を整理してみましょう。」はシート名「言動整理」
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