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拘縮の話―拘縮の原因とケア

筋性拘縮の主な原因は寝たきり。
神経性拘縮の主な原因は、脳神経系の病気や損傷です。
拘縮を間接的に助長する要因もあります。





それが介護者による「不適切なケア」です。
例えば、「筋性拘縮の人は寝たきりにならないために、強引にでも起こして車椅子に座ってもらいましょう」と言うのを聞いたことがあると思います。





拘縮ケアでは、「寝たきりにしない」ではなく、「筋肉の緊張を解いて」が大切になります。
なので、強引に起こそうとする行為がNGなのです。





カチカチのままでは、筋肉は固まったままですし、さらにカチカチになって拘縮を悪化させるのです。
いきなり起きるのではなくて、寝ている姿勢が楽になるようなポジショニングをしておきます。





楽な姿勢であれば、筋肉も緩みます。
痛みなどの不快な思いをさせることは、交感神経の働きが強くなって拘縮が進むためNGです。





介助時には、その人の表情や筋肉の抵抗感を意識して、不快な思いをさせることのないようにします。
ここから、実際に介助を行う際に活用できる拘縮ケアの方法になります。





大事なことをは「正しいポジショニング」です。
正しいポジショニングが大事かと言うことを話していきたいと思います。





一般的に拘縮ケアの基本とされているのが、「関節可動域訓練」です。
このため硬くなった関節を無理に伸ばしたり動かしたりしている人もいます。





でも無理に関節を動かしても身体は緩みません。
逆に筋肉の緊張を高めるので、拘縮が進んでしまいます。
本当に効果ある拘縮ケアとは、「抗重力筋の対策」です。





抗重力への対策としては、こまめな体位変換や「正しい姿勢」とポジショニングなのです。
ポジショニングをする前に身体の圧が数カ所に集中しています。





圧が集中していると、筋肉の収縮が進むため拘縮も進みます。
正しいポジショニングをすると、身体の圧が分散し筋肉の緊張が弱まります。





なので「正しい姿勢・ポジショニング」は拘縮ケアをする上で大事なポイントになります。
この先から正しいポジショニングの4つのポイントを取り上げていくので参考にしてください。

介護歴が約10年くらいの者です。これからの介護の未来とビジネスモデルについて色々思いあぐねています。介護の未来が明るものになるようにしていきたいと思っています。