211230-オリジン
昨年もやった年末振り返り記事です。制作参加まとめと買ってよかった機材とかも。
色覚異常のDr.および極東アウトブレイク対策本部および<echo>PROJECTの代表およびWater Color Melody.サポートBa.の眞野およびManoです。肩書きだけでも覚えて帰ってください。
仕事と生活
ここはぶっちゃけ去年とあまり変わりなかったです。強いて言えばアミューズメントパークにたくさん行った。USJのニンテンドーワールド凄かった。
同人音楽活動
まず、昨年から頒布延期になっていた東方バンド系アレンジ合同CD「極東アウトブレイク 参」が3月21日博麗神社例大祭で晴れてリリースとなりました。
20曲入り2枚組CD / 箔押し12Pジャケットの暴力的ゴリ押し仕様です。書店委託にて絶賛取り扱い中ですので、お求め忘れのなきよう。
過去最長の制作期間を設けて、遂に幻かと思われていた「早期入稿」を実現しました。当時の我々を知る人からすれば到底信じられないでしょうが事実です。というかほぼ2020年の時点で出来上がってたので、あまり今年の思い出という感じがしない……。静岡のイベントはその日のうちに帰ったし……。
全体的に古めの原曲が多いことから、サークルの世代がうかがえます。みんなPODとかTUBE MPで尖った音出そうと頑張ってたよな。当時を思い出しながら、モニタースピーカーにギターのPUべた付けで無理やりフィードバック録ったりしました。そんな事しなくてもアンプで録ればいいんだけどね。
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昨年の配信ライブが終わった時点で「2021年はCD制作に力を入れるぞ!」という気概があり、その矛先になったのがコレです。
9月予定の京都秘封が延期になって急遽10月10日先行リリースとなった「Complex 〜宇佐見蓮子の黒歴史ノート〜」です。Water Color Melody.は蒼-aoi-さんのサークルなので補佐役として関与しました。Tr.1の編曲とTr.6の共同編曲&作詞(ラップ部分のみ)で主に参加しつつ、ブラッシュアップなど全体に満遍なくタッチしています。
Tr.1は1月の時点でほぼ完成していて、ジャケットイラストやアレンジ・作詞を外注依頼する際のサンプルとして活躍しました。ミュージカルっぽさもあって、アルバムの方向性が非常にわかりやすい。聴いてて飽きさせない最近の曲らしさも意識してます。
Tr.6はサテヒマあるすことシミズユキ氏とのコライト形式を取り入れてみたりあんまりやらない転調を挟んでみたりと、新しい試み満載のとても爽やかなソウル調の曲になりました。歌詞とのギャップを楽しんでほしい。
WCM.というサークルは2020年の「ME.HER」から新体制で再始動しているんですが、とにかく表現至上主義での創作をモットーにしているなぁと感じています。特に今回は非常に消費カロリーの高い制作でした。1曲どころか1フレーズごとに表情を変えながらそのすべてに表現意図を込めていく作業。非常にキツくて楽しい時間でしたね。蒼さんは「しばらく次の新譜のことは考えたくない」ってなってた。
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Complexの発注直後くらいに平茸氏から逆オファーいただいて、コンセプト強めの作詞で参加したのがコチラ。
この作品は非常に作詞欲求が満たされましたね……。自分の中の勝手なメリー像を真野紫氏に押し付けて歌ってもらいました。
作詞依頼の時は、曲のイントロとタイトルの印象を合致させることをまず考えます。その上でちゃんと原作要素も拾う。
パンデモニックプラネット→ロマンチックプラネットは真っ先に決めました。なんならデモ届く前に決めてたからちゃんと採用できそうな曲がきてガッツポーズした。Puppetは冷凍都市ならぬ「地方都市」の暮らしを皮肉ってます。Why not by my sideは原作の鏡のエピソードから。
普段平茸氏と制作する時は歯に衣着せず意見ぶつけ合うみたいなスタイルが多くて、今作はだいぶそれは抑えて(自分比)作詞に徹したのでAftergrowのやりたいことがちゃんと前面に出てると思います。
12月31日の冬コミで頒布となります。明日!!!???
2021年の買ってよかったもの
やっぱり宅録が多かったのでそっち系で買い物も多かったです。せっかくなのでまとめ。
・AKG C414 XLS
安心と信頼の買い直し。今までAT4040で録ってた場面は全部これに置き換わった。自分はブラインドでAT4050と区別つかなかったのでそちらでも代用できそう。見た目で選ぶべし。
男性Vo.も女性Vo.もギター(SM57をオンで併用)も難なくいける超優等生コンデンサーマイク。これ以下のグレードで不満があるなら真っ先にオススメします。
・iZotope Tonal Balance Bundle
NectarとOzoneでMIX/マスタリングが大幅効率アップできた。AI Assistant機能によるボーカルMIX/マスタリング(音圧アップとEQ、ディザ等)プラグイン。
エンジニア並みの繊細な仕事なんで自分にはできないし、楽できるところは楽しちゃう。手動調整する必要はあるので、初心者向けというよりは楽したい中〜上級者がデモ作るのに使ってるイメージあります。
Nectarに丸投げしてVocal Rider通しただけの音源が普通に聴きやすくて凹んだ。逆に。人間いらん。
総括
ライブイベントが増えてきたり即売会がちゃんと開催されたりと、昨年に比べてだいぶマシになってきた年でしたね。とはいえ制限がなくなったわけではないから、皆その中でどうするかを暗中模索していたと思います。
とりあえず目標だった「ガッツリ制作に打ち込む」は実現できたしあっという間という感じはなかった〜
2022年はとりあえずソロ名義の現代日本縮図で5月8日開催の博麗神社例大祭に申し込んでます。4,5曲程度のEPが出せたらいいな。
乙でした。