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精神文化と在り方について想うこと

この世には、精神文化と物質文化というものが存在する。

精神文化:人間の精神的な働きによって生まれる文化。哲学・宗教・芸術・法律・思想etc...

物質文化:人間の文化的行動の産物、人工物。

そして、精神文化には大きく分けて3つのはたらきがある。

・気付き
・導き
・実感(体感)

食事を例にして説くなら、こう。

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「必要だから食う」…物質文化

「この食事で良いのだろうか」…気付き
「私の求める食とは」…導き
「美味しい」「元気出る」…実感(体感)

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これらを現存の精神文化に当て嵌めるなら、こう。

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気付き=宗教
導き=哲学
実感(体感)=芸術

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この3つに順序はなく、どれが欠けても成立しない三位一体の関係。
人々の暮らしを豊かに保つ為には、この三者を円満に保つ他無い。

しかし、これらは元が上手く馴染みすぎて、交わり過ぎて、改めて三者を立たせた上で保とうとすると、すごく難しい。

そんな中で、私のリスペクトしてやまない売茶翁はこの3つを上手く利用し兼ね備えていた。

宗教を以て気付かせ、哲学に依って導き、芸術を用いて味わわせた。

…たまらん。(っ ॑꒳ ॑c)

そんな在り方を、どうにか現代へ落とし込んでいけたら良いな。

社会ではなく世界に生き、何処へ行っても『余所者』という名の関係者であるような、そういう存在が僧侶なのだと私は想う。

そんなひとに、私は成りたい。

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ありがとう、だいすき。