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猫とひっこし 譲渡会

こんにちは。まんねんです。連日暑いですね。
前回は、猫を飼える家に引っ越すまでのお話をしました。
今回は、猫に出会うまでのお話です。

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「猫を飼おう」と決心した私と夫は、ペット飼育可の家に引っ越しました。しかし、すぐに猫を飼い始めたわけではありませんでした。

「ついでに籍も入れてしまえ」ということで、結婚式や旅行やその準備で、バタバタしていたためです。

そんなわけで、実際に猫を探し始めたのは、引っ越してからおよそ半年が経ったころでした。

猫を飼うならば、保護猫をもらおうということになりました。
特に話し合ったわけではなく、二人ともなんとなくそう考えていました。

そこで、保護猫のシェルターに行きました。

夫は実家で猫を飼っています。しかし、私はまわりに猫飼いがいたことがありません。なので、猫に慣れるために、一人でもシェルターに顔を出しました。そこで、むせかえるような猫のにおいに遭遇し、「猫ってこんなにおいがするのか」と驚きました。

シェルターに何度か足を運び、里親の応募をしました。しかし、シェルターからは、不採用の返事がかえってきました。

シェルターにいる猫で、「この子がいいな」と感じた猫はいませんでした。しかし、不採用という結果に、しばらくへこみました。

少しして、たまたま読んだブログに書かれていた「シェルターから不採用と言われても、そのシェルターと相性が悪かったというだけで、猫を飼う資格がないというわけではない」という言葉に背中を押され、ふたたび保護猫を探しはじめました。

するとある日、関東の保護主さんたちが主催する里親募集会のお知らせが、Twitterで流れてきました。
募集会の開催場所が、私たちがよく遊びにいく場所と近かったこともあり、行ってみることにしました。

里親募集会の会場は、雑居ビルの一室でした。
里親を希望していることを受付に伝えて、会場に入ります。

子猫の兄弟たち、おびえた様子の猫、甘えん坊の猫・・・さまざまな猫と、スタッフの保護主さんたちがいました。
ケージには名札のようなものがついています。名札には、血統、およその年齢、性格などの保護主さんからのコメントが書いてあります。
すでに譲渡先が決まっている猫の名札には、印がついていました。

1つ1つケージを覗きながら、会場をまわります。

私たちが会場を2周ほどした頃でしょうか。まだ里親の決まっていない猫たちが、入り口近くの目立つ場所に移動されてきました。

その移動されてきた猫の中に、一匹。
我関せずといった様子で、背中を向けて眠る成猫がいました。
堂々とした眠りっぷりです。

当時、私たちは共働きで、二人とも帰る時間が遅かった。
22時をすぎても相手が帰っていない、なんてことが、日常茶飯事でした。
そんな私たちの家に住む猫は、必然的に、日中の大半を一人で過ごします。また、マンションの規約から、猫は一匹しか飼えません。
よって、手のかかる子猫はNG。
成猫で、日中一人でも平気な図太い性格の子を探していました。

愛想を振りまかず、猫と人の込み合う部屋で、マイペースに眠る猫。
名札には「一匹飼いを希望します」と書いてあります。

「この子だ」と直感しました。

保護主さんに声をかけます。
とんとん拍子で話が進み、1週間後に、猫が家に来ることになりました。

名前は、既に決まっていました。「たまちー」。
当時住んでいた家の、最寄り駅の名前をもらいました。

引っ越して半年、ようやく私たちとたまちーは出会いました。
長くなったので、今日はここまで。
次は、家にたまちーを迎える準備のお話です。

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