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東京コンプレックス

こんばんは。Manna。です。
しがない女子大生です。

今回は東京生まれ、東京育ちである私のコンプレックスの話をします。

小・中・高までは何とも思っていなかったのですが、大学に入って色んな出身の人と話す機会が増え、急にコンプレックスを抱くようになりました。

それが、東京コンプレックスです。

東京コンプレックス
東京へのコンプレックスのこと。
多くは東京外出身者が、大都会東京というイメージに憧れていだくコンプレックス。
※あくまでこの記事における定義です。

東京出身なのに、一体何にコンプレックスを抱いているの?とお思いでしょう。私もはじめはコンプレックスの正体がわかりませんでした。
そんなときふと『東京 コンプレックス』と調べていて行き着いたのがこの記事です。
そして、これが私とnoteとの出会いでもありました。

https://note.mu/natuyoshi/n/nd0ebb38dee13

↑ぜひ読んでみてください。また、一部内容がかぶることがあると思いますが、ご容赦ください。

コンプレックスの正体

コンプレックスの正体を探るため、東京について考えたいと思います。

東京とひとくくりに言ったって、大きく3つに分かれています。東京出身の人にはなんとなくわかって頂けるのではないでしょうか。

まず、東京には23区内と23区外という区分けがあり、そして23区内にも都会と下町というようなくくりがあります。
地図に線がひかれているわけじゃないんですけど、イメージとして、そこには線がひかれています。

地方出身者のイメージする『東京』とは、23区内でも都会に分類される一部の区を差していることがほとんどです。
わかりやすく駅名でいうと、新宿、渋谷、表参道とか。

私はその『東京』出身ではありません。だから、私の生まれ育った東京と地方出身者のイメージする『東京』には解離があるのです。
したがって、大学に入って急に生まれたコンプレックスとは、大都会『東京』というイメージへのコンプレックスだったのです。
私にとって東京は馴染み深い一方で、いつまでも他人のような存在と言えるかもしれません。

それでは、『東京』コンプレックスをもつ東京出身者の話、よかったら聞いてください。


そもそもコミュニケーションツールとしての東京出身ってめちゃくちゃ使えない。

初対面の人が集まって親睦深めましょうってなったら、とりあえず共通点を探しませんか?

だから、自己紹介で名前の後にいうのは共通点を見つけやすそうで、かつ当たり障りのない内容……そう、出身地の話になりがち

東京出身者の私にとってこれほど不利な話題はありません。なぜなら、出身地の話題で東京出身ほど盛り上がらないものはないからです。

実体験として、

「東京出身です」

のあとの返しはだいたい2パターン。


「シティーガールじゃん。」
or
「え~、うらやましい。」


うらやましいのあとにせめて、何がうらやましいのか具体的に付け加えてくれれば、当たり障りのないキャッチボールを何回かは出来るでしょう。あわよくばほかの共通点を見つけて話を広げることも出来るでしょう。

でも、東京出身へのうらやましいは大都会『東京』の便利さや華やかさという暮らしへのイメージであることばかりなので、具体的な何かが出てくるはずもなく、そこで話はだいたい打ちきりです。

暮らしなんて人それぞれじゃん。

それに、東京の代名詞となる共通見解の特産品はないし、東京出身同士でも市区町村が違うだけで全然話は続きません。


この盛り上がらない出身地の話のときの気持ちは、毎回スベるとわかっているネタをやらされるときの気持ちに近いかもしれません。

そして、出身地の話題で盛り上がる地方出身者へのうらやましさも生まれるのです。


隣の芝生はいつも青い

地方への羨ましさは他にもあります。
例えば地方出身の人と話すと結構な確率で、

「東京に出てきたかった」

という話をされます。
そして、東京でちゃんと生活してないと地元には帰れないって。 
これはきっと私が夢をもって上京してきた人と話すことが多いからだとも思います。私は普段ライブハウスなどで歌ったりしているので、必然的にそういう人に出会いがちなのです。

話を聞くたび、実際に大手をふって地元に帰れるようになる人とそうでない人がいるにしても、東京以外の帰れる場所があるっていいな~~って思ったりもします。

おなじ『東京』を目指してきたからか、地元の人と東京で出会うとすぐ打ち解けたりしますよね。連帯感というか仲間感というか。それに少し疎外感を感じたりもします。

音楽といった芸能系や、流行に関係するような夢をもっている人にとっては、確かに夢をつかむ機会は多いです。だから、東京出身のほうが利点がある、と言われるのも分かります。
ただ、上京という障害によって夢への強い意思を抱けることは地方出身者の利点だと私は思います。
東京出身者にも夢への熱い思いを抱いてるいる人はいますけど、気持ちの上で背水の陣をひくことは人間だからなかなか難しい。
背水の陣をひく覚悟があることは、すごく強みだと思います。

こんな風に地方出身を羨ましく思っていたりしてます。

だいたい東京って東京出身じゃない人がたくさんいて、そっちの方がマジョリティなんです。
だから私は、東京生まれ東京育ちなのに、その東京で圧倒的マイノリティなんですよね。不思議。だし、少し寂しい。

渋谷スクランブル交差点にいる渋谷ファッションに身をつつむ彼ら彼女らはだいたい東京に住んでなかったりするし、同級生できらきらしてインスタやってる人は地方出身の人が多かったりする。

ないものねだりなのかもしれません。

せめて、隣の芝生がいつも青くても、自分の芝も青いことを覚えていたいなと思います。


最後に、

東京の方がいいとか、地方の方がいいとか

そういう話がしたかったわけじゃないことはわかっていただけると嬉しいです。そんなの人によりますし。

東京だろうが地方だろうが、その人それぞれのバックグラウンドがあって、そこに個性が生まれるのだと思います。
二元論で話すとわかりやすいですし、自分がマジョリティだとなおさら安心もするし楽ですけど、自分も相手も80億分の1だって事を忘れずにいたいです。


まあ、出来れば、出身地の話のときに、もう少しだけ東京出身ともお話してください笑



ここまで読んでくださってありがとうございます!
東京出身者、地方出身者どちらのお話も聞いてみたいので、コメントとか記事を書いて教えていただけたら嬉しいです!

あと、前記事等にスキくれた方ありがとうございます!嬉しいです。快楽物質いっぱいです。




次回、 カフェで電話するのどうなの問題

の予定


※一部誤字や保存ミスによる欠損を修正しました。

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