マイレジカゴ

最近、私は以前にも増してスーパーマーケットへ足を運ぶ機会が増えました。年齢のせいか、重い荷物を運ぶのが以前より億劫になってきたため、最近はマイレジカゴとそれを運ぶためのキャリアー(台車)を組み合わせて使うようになりました。千葉はご存知の通り車社会ですから、どこへ行くにも車です。マイレジカゴがあれば、重いものを買うのも苦労しませんし、車から自宅まで運ぶのも本当に楽になりました。あの悪名高いレジ袋の値段を気にする必要がないのも、地味に嬉しい点です。

レジ袋の有料化、あれは本当に小泉政権の「悪政」だったと今でも思っています。CO2削減には全く貢献していないのは明らかですし、ただただ面倒なだけです。エコバッグを持ち歩く習慣は多少は定着したかもしれませんが、結局ビニール袋の消費が全体として減っているのかどうか、甚だ疑問です。むしろ、ゴミ袋として使っていたレジ袋が有料になったことで、新たにゴミ袋を購入するようになった家庭も多いのではないでしょうか。本末転倒とはまさにこのことだと思います。

スーパーに通うようになると、以前は家内に任せきりだったこともあり、全く気にしていなかった商品の値段が気になるようになりました。例えば、ジャガイモ。以前は袋入りで売られているのが普通でしたが、最近はバラで1個単位で売られていることが多いですね。今日、私が立ち寄ったスーパーでは、ジャガイモ1個が59円でした。これが全体的に見て高いのか安いのか、正直なところよく分かりません。ただ、他の商品の値段と合わせて考えると、全体的に値上げ傾向にあるように感じます。特に驚いたのはトイレットペーパーです。以前は300円程度で買えたものが、今では500円もするのです。これには本当に驚きました。

家内に買い物を任せきりにしていた頃は、このような物価の上昇に全く気づきませんでした。しかし、年金生活者となった今、日々の生活費をやりくりする身としては、これらの値上げは本当に堪えます。一つ一つの商品の値段を気にするようになり、以前のように何も考えずに買い物をする、というわけにはいかなくなりました。

スーパーでの買い物を通して、政治の政策が私たちの生活に直接影響を与えていることを改めて実感しました。そして、物価の上昇は、特に年金生活者にとって大きな負担となることを、身をもって感じています。マイレジカゴとキャリアーは、重い荷物を運ぶための道具であると同時に、物価高騰という現実を象徴するアイテムでもあるように、最近は感じるようになりました。日々の生活の中で、このような小さな変化に気づき、考えることは、私たち自身の生活、そして社会全体について考えるきっかけになるのかもしれません。


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