足首骨折から5ヶ月 PTさんの話【骨折・退院後】
夏に事故を起こし、足首を骨折してから5ヶ月。退院してから2ヶ月半が経ちました。
酪農の仕事を除いて、家事育児は通常運転です。
まだ足首の曲がりは今一つで、週1~2回のリハビリに引き続き通っています。
入院していた病院では、「リハビリは退院後2ヶ月まで」が目安らしく、そろそろ卒業、といわれています。(退院後2ヶ月半経っていますが年末年始を跨いだため)
まだ続けないと不安なのと、他のところも試してみたい気持ちがあり、外来専門の整形外科へ通い始めました。
そこで担当してくれるPT(=リハビリをしてくれる理学療法士さん)は「骨オタク」を自称するオバサマで、初回に色々と専門的な話をしてくださったので期待していたのですが、2回目以降、混んでいて忙しすぎるのか、20分くらいちょろっと見てくれる程度で、なんだかモヤモヤ…(苦笑)。
患部を動かさなかった期間が長ければ長いほど、リハビリは重要で、PTさんの存在はとても大きいです。
今回の骨折で関わってくださったPTさんは主に7人。
最初の大学病院では、メインに同世代のベテラン男性がついてくれ、初期にこの方に入念にマッサージしてもらったのは良かったと思います。ベテランなので最近も同じような症例の方を担当しており、「その人は半年くらいでだいたい普通に歩けるようになったよ」と目安を教えてもらえたのも良かったです。
ベテランが忙しいとき、またコロナ関連でお休みされていたときは、別のPTさんでした。
若い女性PTは、歩行と荷重の決まったメニュー。
可愛らしいがおそらく同世代?の女性PTは、マッサージと、毎回違う筋トレを。転院するとき、「これで足の裏をコロコロしてね」と、餞別に業務用の長いラップの芯をくれました。
日焼けした体育教師のような男性PTは、みたまんま、部活のようなキツい筋トレメニュー(笑)。
転院先では、ひょっこりはんに似た若い男性PTが担当してくれました。高齢者ばかりの病院で不安に思っていたのですが、ひょっこりはんは優秀で、淡々と、段階的に必要なことを提案してくれました。
医大でメインだったベテランPTいわく、「山の頂上を目指すのは同じでも、登りかたがPTによって違う」とのこと。
どういうメニューを組むかは、人それぞれです。
もちろん無意味なリハビリはないのですが、毎回毎回同じメニューをやらされるのは飽きてしまいますし、「状態はだんだんよくなっているのに、ずっと同じことをさせられるのはどうなんだ?」と疑問に思ってしまいます。
そのときの状態を見極めて、いまの状態に見合ったメニューを提案してくださると信頼できますし、多少きつくても頑張れます。
受傷から時間が経ってリハビリが進んでくると、自分でも何が正解かわからないし、本当によくなっているのかどうかがわかりにくいです。どうしても「今のリハビリでいいのだろうか?もっといいリハビリ施設、PTさんがいるのではないか?」と焦る気持ちが出てきます。
そして、まさにこれを書いている今、転院先のお医者さん(ここではリハビリの度に、毎回医者の診察を受けなくてはいけないのです)に「もうリハビリ終了でいいんじゃないですか?」と言われました。
うーーーーん……。自分的には、まだまだ足の状態は不十分なのですが、医者的にはもう大丈夫、ということなのか???
どうやら、これは「労災がおりていた場合、そこから『そろそろ退院後2ヶ月ですけどまだ治ってないんですか?』的な確認電話が病院に入ることがあり、その電話がくると面倒だ」という先生の本音もあるようです。
うちは自営業で労災は関係ないですし、その先生は、リハビリ後に今回含めて3回診察してもらっただけなので、担当のひょっこりはん(今日のリハビリは別の方でした)が来た次回に相談してみます。
病院でのリハビリは、ある程度日常生活に支障がないレベルで終了とされるのかもしれませんが、私としては、足首の可動域がまだまだだし、走ったりもしたいのです。
小走り程度できるにはできるのですが、筋肉量の問題か、骨の問題か、はたまた怖がってかばってしまう自分の無意識の問題なのか、歩行時よりもヒョコヒョコとびっこをひいているようになってしまうのです。
それから、足首の内側に入っているボルトが皮膚に当たっているようで、時々痛みます。
当たって痛いので、靴はまだスリッポンのようなものしか履いていません。
このボルトは、靭帯をまとめている?ワイヤーを止めているものだそうで、しばらくすれば取ることも可能といわれています。(いつかは言われていない…)
また、入院中、傷口から透明の糸(傷を内側で塗ってある、体内で溶ける糸)が出てきたのを、自分で爪切りで切ったら化膿して?1ヶ月ほどジュクジュクして治らなかったので、退院後にまた出てきたところはお医者さんにピンセットで抜いてもらったのですが、そこがまだ痛くて、お風呂のあとに抗生剤を塗って絆創膏を貼っています。
この2ヶ所が地味に痛くて、とくに仕事で履く硬めの長靴だと内側と外側両方が当たって辛いです。
ただ、色んなオバチャンから「寒くなってきたから、金属入ってると冷えて酷いでしょう~」と言われるのですが、感覚が麻痺しているのか、それはあまり感じません。
受傷した部位は、常に少ししびれている感じがあるので、冷えという感覚が紛れているのかもしれません。
しかし、やはりここ数日の冷えは辛く、筋肉が固くなるのか、食事などでしばらく座っていて立ち上がったとき、車から降りて歩き出すときなど、動きが悪いように思います。
5ヶ月経っての今の状態は、自分としては不十分ですが、お医者さんに「あの怪我でここまで回復できたのは幸運なこと」と言われているので、ありがたいと思うべきなのだと思います。
また、このたび、コロナ禍で手続きに時間がかかっていた医療保険が下りまして、ウン十万円が戻ってきました。
私が加入しているオリックス生命は、領収書の写真添付でスマホから簡単に手続きできるのですが、今回は転院しているため、手術をした一つめの病院は諸々書類を集めて郵送で手続きし、その保険金が下りてから改めて、二つめの手術をしていない転院先の手続きを今度はスマホで行いました。
今後リハビリの回数も減ってきますし、手術をしてくれた先生の診察は3ヶ月に1回になっているので、怪我のことが薄れてきますが、日々の自主トレ(お尻とふくらはぎの筋トレ、しゃがんで足首の可動域を広げる)は細々と続けていきたいと思います。