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彼氏がいれば幸せ?

学生の時の話

彼氏ができたら幸せだろうな。

だから
【彼氏】という存在をつくることに一生懸命だった。

彼氏ができたら幸せになれる。
そう思っていたからだ。

手の届かなそうな理想の人でなくて
身近で彼氏になってくれそうな人を
無意識に選んでいた。

スポーツ万能で
成績もまあまあ
人当たりが良く女子に人気のある男子が
わたしのことを好きになってくれるはずがない。

少し気になっている自分の気持ちに蓋をして
だれも選ばないような
え、こんな人が好きなの?
と驚かれるような人を選んでいた。

好きかどうかじゃなくて
彼氏になってくれるかどうか
が判断基準だった気がする。

わりと苦労せず
彼氏をつくることはできた。

だけど
数日とか数週間で終わる。

そのときだけは幸福感を得られる。

別れると、より寂しくなって
また新たな彼氏をつくりたくなる。

周りの友だちも
そんな感じだったし
当たり前だった。

物悲しい気持ちになるけど
終わったら
また探せばいい。

学生の頃は
そんなのを繰り返していた。

『彼氏がいる自分』
になりたかっただけなんだ。

寂しい気持ちを埋めるため

まわりより上に立ちたい

優越感を得たい

わたしはその人のことを好きだったんじゃなくて

彼氏がいる自分が好きだったんだ。

自分の今の不足感はなにか?

そこに気づいていたら
彼氏をつくることに
そんなに一生懸命にならずに済んだかもしれない。

これが好き
あれがやってみたい
あれはきらい
これだけは絶対にしたくない

そういう自分の心の奥の欲求を
ぜんぶ無視して生きてた学生時代だったな。
と今思う。

これからは自分の素直な気持ちを
優先して生きて行きたいと思う。

だから
日常がつまらなくて
むなしかった。

寂しい気持ちを彼氏で埋めようとしていた。




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