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続:マンマン堂 ✕ DOMMUNEシール遊び2023
先月配信されたDOMMUNE ✕ 自作シール回で、マンマン堂の出品したシールを紹介していただきました!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
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昨年のキンタマ回顧もしていただいてます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
2022年のキンタマ紹介場面はコチラ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
※ちなみにムササビではなくてタヌキが正解です(笑)
「国芳 たぬき」でGoogle画像検索するとエクストリームなタヌキンタマがたっくさん見られますよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今回はホストである宇川直宏氏に喜んでもらいたくて作ったところが大きいので、先走り分泌液まで放出していただき大満足の配信内容でした。貴重な機会をありがとうございました!!!!!!!!!!!!!!!!! マジ卍で大CAN SHA(驚)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
と、
これだけで〆ても良いくらいにはやり切った感があるのですが、この企画のシールはまだ発売されてないんですよね。
あとマンマン堂はシールを3点送ったのに2点しか紹介されてないんですよね(まんだらけ中津さんにメールで確認したところ、第3のシールの存在に気づいていなかったとのこと)。
それと番組が進行しやすいようにと、各作品の簡単な説明を書いたお品書きの紙を同封したのですが、それにも気付いてもらえずでした。
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![](https://assets.st-note.com/img/1694729054045-7K61L6fDh4.jpg?width=1200)
これでは宇川さんとマンマン堂の気持ちが20年の時を越えて通じ合っただけで、他の方は何がなんだかさっぱりわからないのでは?
というわけで、各シールの内容を簡単に紹介させてもらうことにしました。
簡単に紹介、などと書きながら、説明がいつもどおりのクドくて長い文章になります。
概要だけ知りたい方は、上の「お品書き」画像の内容と、下の▼目次から飛べる後半の【販売形式】の項だけ読んでいただければバッチリんこです!!!!!!では、よろしくお願いいたします!!!!!!!!!!!!!
①SCANNING OF FUKUWARAI
![](https://assets.st-note.com/img/1694529123254-PsPOTUXhiX.png?width=1200)
まず最初は、配信では2つ目に紹介されたコチラから。
これはマンマン堂が20歳前後の頃に観て虜になった宇川さんの映像作品『SCANNING OF MODULATIONS』の中の「虫の残像が迫り来るセグメント」のパロディーです。
元ネタの映像はコチラ※音量注意↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
このようにたくさんの残像が徐々にズレて輪郭線が躍動する様を、シールで再現しようと考えたのです。
マンマン堂としてやる以上は「浮世絵のイメージを用いる」必要があったので、輪郭だけで形が把握できる浮世絵的モチーフとして「福笑い」をもう一つの題材としました。
数ある「福笑い」の浮世絵版画の中から、歌川国芳の弟子でたくさんのおもちゃ絵を手掛けた歌川芳藤の作品を選びました。やはり国芳一門には特別な思い入れがあります。
![](https://assets.st-note.com/img/1694529307729-8edscMSpZP.jpg?width=1200)
・透明シール13枚セット
シールの内容としては、少しずつサイズの異なる福笑いのオカメの輪郭が12枚+顔のパーツだけ印刷された1枚、合計して透明シール13枚のセットです。
13枚という数は旧ビックリマンの1弾ぶん(ヘッド+すくみ12種)に由来します。
最初は出来るだけ大量にサイズ違いの輪郭を封入しようと考えていたので、最大96mmシールいっぱいの輪郭から可能な限り小さいサイズにかけてシールのサイズと共に輪郭も徐々に小さくなっていく形で考えたりしましたが、「ずらしながら貼って遊ぶ」という行為を考えたときに最大96mmだと相当大きなキャンバスが必要になってしまうので、シールサイズは定番の48mmのみに絞り、はがきサイズの台紙に貼って遊べるチープ路線でいくことにしました。そして、ただ大量にシールがあるよりは何かしらの意味を持たせた数にしたいと考えた結果が13枚です。
![](https://assets.st-note.com/img/1694530801076-BUOClJxt3F.jpg?width=1200)
原作である『SCANNING OF MODULATIONS』は、CONDITION #1〜#15まで複数のセグメントに分かれています。
この構成を福笑いというモチーフに合わせてもじり、CONDITION #OKAMEというセグメントをでっち上げることは早い段階で決まっていたので、「#オカメの他にも、#ヒョットコ、#ダルマ、#テング、#ナマズ等『SCANNING OF FUKUWARAI』シリーズが続いていくと仮定して、それぞれを1弾として扱ったら面白いのでは?」と妄想。
そこで旧ビックリマンの1弾ぶん(ヘッド+すくみ12種)の13枚セットで試作してみたところ、透明シール13枚を重ねたものが52mmシール用のスリーブに無理なく入る厚みだったのでこれに決定しました。
・あそびかた
本来の福笑いは固定された輪郭に顔のパーツを置いていきますが、この作品はそれとは反対に、輪郭の方を好きな位置に置いて(貼って)遊べるようになっていて、顔のパーツは固定です。
商品には、マンマン堂本人が試しに貼って遊んだサンプルを「あそびかたの一れい」として、各一点ずつ同封しました。こちらは全て貼り方の異なる一点ものです。
![](https://assets.st-note.com/img/1694575588871-EiXjAmQeO4.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1694575615932-6s6Wva6h2u.jpg)
どうです?全然欲しくならないでしょう?笑
特別ふろくとして、マンマン堂が少なからず影響を受けてきた宇川直宏ワークの軌跡を、交通標識風にデザインして並べたハーフカットステッカー(1シートにステッカー20種)がつきます。
②知の海DOMMUNE フレークシール
![](https://assets.st-note.com/img/1694529963278-mVlqurN7xj.png?width=1200)
こちらはシールコレクターでないDOMMUNE視聴者へ向けて作ったシールです。
膨大な量の知識と発見を提供し続けるDOMMUNEという深い海に、ことあるごとにどっぷり浸かっていらっしゃるDOMMUNEフリークの皆さんが、今回の企画を観ることで「インディペンデントシール」というD/O/マイナーなジャンルに興味を持ってくれるかどうか。
配信当日のそんな状況を神話の一場面のようにダイナミックに表現しました。
![](https://assets.st-note.com/img/1694731288506-TIKm308mxU.jpg?width=1200)
無地の48シール(貼付済み)を目立つ位置に配しつつも、あくまで主役は浪間に浮かぶ大量のDOMMUNEマークです。
情報を反射してきらめく結晶体=光の三原色(RGB)というイメージを表現するためにレインボー素材を採用。
もともとは、「コラボってことは合法でDOMMUNEステッカー作り放題じゃん♡」という邪な発想から生まれました。
・フレークシール
肝心のフレークシールは、RGBをイメージしているわりに輝きはそこまでギラギラしていません。いちおう印刷会社数社からサンプルを取り寄せて見比べた上で一番鮮やかに光を反射する素材を選んだのですが、リサーチが足りませんでした。反省。
また、本当はDOMMUNEマークのまわりに余白は無い予定だったのですが、印刷会社との食い違いがあって付けざるを得ませんでした。残念。
![](https://assets.st-note.com/img/1694706603133-RKtQ8qpFiu.jpg)
・サンプリングした浮世絵
歌川国芳の浮世絵『赤澤山大相撲』から力強い腕を、葛飾北斎の浮世絵『冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏』から荒れ狂う波を、それぞれ抜き出してコラージュしています。
![](https://assets.st-note.com/img/1694736061090-xhX1Zj93Oq.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1694736095328-1gn5WFZHav.jpg?width=1200)
・台紙
![](https://assets.st-note.com/img/1694530003059-eM9qtTc4Gt.png?width=1200)
台紙(手の部分)裏面の文章は「知の海に溺れる者はシールをもつかむ」と書いてあります。「光」に見えるのはカタカナの「シ ー ル」を組み換えて作った文字です。
配信では触れられませんでしたが、ヘッダー裏面にきちんと読めるフォントで文章が書いてあって、それを踏まえると何故「シ ー ル」が「光」の形になっているか意味が解読できるかと思います。
※ちなみに今回の3作品はすべて、シール自体には裏書き文章を書いていません。見た目がクドいので、これ以上クドくならないように文章による説明を極力控えました。
台紙裏面上下の家紋は上が「四つ稲妻菱」で、角プリシールの光の反射を表現。下は「興正寺雲」という雲の紋様で、開封すると使用意図がわかる仕組みになっています。
・前作D/O/S/E/A/L 2022との繫がり
配信の中で、まんだらけ中津さんが前作との関連性に触れて読み解こうとしてくださったのがとても…とても嬉しかったです。
![](https://assets.st-note.com/img/1694531704159-ic62Hklze5.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1694533121375-qc2dk2vUXP.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1694533321703-B6tnx3IRXB.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1694533372123-DATIgBUBfu.png?width=1200)
前作との繋がりは世界観や物語性ではなく、もはや48シールのフォーマットに期待しなくなってきている、という自分の心境の変化を示すことにありました。
前作はあくまで48シール表現の枠組みの中で足掻いていたので、今になって見返すと窮屈で中途半端に感じられますが、今作は同じ「情報の海」をモチーフにしながら、これまでと全く異なるアプローチで48シールからの飛躍を試みて、それなりに成功していると思います。
下の記事で、今回マンマン堂が作るシールのテーマは『インディーズ魂とカウンター精神と、素敵な偏愛』であると書きました。
この「知の海DOMMUNE フレークシール」は、その中の【カウンター精神】の象徴です。先に紹介した「SCANNING OF FUKUWARAI」は【素敵な偏愛】を目指しました。
そして、そのどちらとも土台になっているのは、自分の体に染みついた呪いのような時代錯誤の【インディーズ魂】です。
③「D/Oッ☆」シール
![](https://assets.st-note.com/img/1694575704403-yzEHYNMVHW.jpg)
ドッシールと読みます。
普通の48シールもあった方が良いだろうと考えて作った口直しのデザート的なシールです。このシールのみ浮世絵とは関係ありません。
残念ながら配信では紹介されませんでしたが、せっかくなのでこの流れを逆手に取って、事前に画像などアップしないことにしました(笑)
ぜひご自身の目でお確かめください!!!!!!
と書いた翌日、旧twitterに投稿された横丁ポストにバッチリ写りこんでました( ^ω^)・・・
【販売形式】
以上、3種類。
これらは『DOMMUNEシール遊び2023』と題して、どれが当たるかわからないブラインド形式で販売します。
値段は500円+消費税です。
![](https://assets.st-note.com/img/1694532487270-iIKlshwmur.jpg?width=1200)
■ 排出率 ■
①SCANNING OF FUKUWARAI・・・・・9%
②知の海DOMMUNE フレークシール・・・・・15%
③「D/Oッ☆」シール・・・・・76%
自作シールはインディーズ魂とカウンター精神と、素敵な偏愛に満ちている???
そんなわけで、DOMMUNE ✕ 自作シール回のステートメントに毎回書いてある【インディーズ魂とカウンター精神と、素敵な偏愛】をテーマに、今の自分が格好いいと思えるシールを作った結果こうなりました。
やっておきたいアイディアは他にもいくつかありましたが、概ね満足です。
もしも次回同じ企画があってもマンマン堂として出品するかわからないので、今回はいつも以上に気合を入れて(もしくは執念をもって)作りました。売ろうと思って作ってないので完売しても大赤字です(笑)
ちなみに、これまでで最も【インディーズ魂】を感じた自作シールは
◉もっこりマンさんの『駄菓子のビックリマンシリーズ第一弾』!!!!!
![](https://assets.st-note.com/img/1694772235931-z6YpdnMMTP.jpg?width=1200)
最も【カウンター精神】を感じたシールは
◉超能力ボーイズさんの『穴ー鬼ー』!!!!!!!!!!!!!!!
![](https://assets.st-note.com/img/1694575984440-uppTeFfHDd.jpg?width=1200)
最も【素敵な偏愛】を感じたシールは
◉ガンツさんの『歌舞伎演目シール』です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
![](https://assets.st-note.com/img/1694532362540-3MMPRL98XT.jpg?width=1200)
ついでに前回のD/O/S/E/A/L 2022で最も好きだったシールは
◉amoさん変名の『輪ゴム』
![](https://assets.st-note.com/img/1694531879001-oHHH9L53jr.png?width=1200)
余談
ところで、当日はDOMMUNEの配信を観ながら、エクスクラメーションマーク連打「!!!!!」に似せて11111円スパチャするつもりだったのですが、スパチャの¥マークが表示されなくて出来ませんでした。
前日の配信でも出来なかったし、その後の配信でも出来ない。何か理由があるのだろうけど、現地へ観覧に行く以外にも視聴料を払う方法があると嬉しかったです。
何はともあれ、今回のD/O/S/E/A/Lの発売は9/27(水)らしいので、興味を持ってくださった酔狂な方はそれまでシール横丁のSNSをチェックされたし!!!!!!!!
そんなわけで、皆様おつかれさまでした!
注:まだシールは発売されていない。
おまけ(マンマン堂のD/O/S/E/A/L周辺)
◉極限武将 TURBOドμン
![](https://assets.st-note.com/img/1694743732825-FaBNEU6NbT.jpg?width=1200)
◉坂田怪どみゅ丸
![](https://assets.st-note.com/img/1694744465228-7jtgT2A3P7.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1694744494990-ePqREpKsJI.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1694745035158-XTncATfWlS.png)
◉怪ドムムネ
![](https://assets.st-note.com/img/1694746239054-nNphtaAt0U.jpg?width=1200)
*「マソマソ堂」とは・・・マンマン堂として発表した浮世絵マンシールのパチシールを自分自身で作るための変名プロジェクト。Twitterアカウントを作り、マンマン堂と一人二役でケンカしたりした。
対談記事もアリ
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◆坂田怪童丸の系譜◆
1836 歌川国芳「坂田怪童丸」 大判浮世絵
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2020 マンマン堂「坂田怪童丸」 浮世絵マンシール
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2021 マンマン堂「坂田怪どみゅ丸」 浮世絵マンシール?
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2021 マンマン堂「坂田怪童丸」 UKIYO-E KURASHIKI × 浮世絵マンシール
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2021 マソマソ堂「坂田丸」 元祖!浮世絵マソシール
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2022 マソマソ堂「怪ドムムネ」 元祖!MANDARAKEシール
◉夕立ドミューン
![](https://assets.st-note.com/img/1694745557399-eWpnBcS0O4.jpg)
◉DOMMUNE/DEVO
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