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『イエスマン』でハッとさせられた人生で大切なこと。
私が今回観たのは、ラブコメではなく、普通のコメディ映画『イエスマン』です。(もちろん、ラブの要素もあります!)
題名は知っていたのですが、観たことがなかったのと、明るい気持ちになりたかったので、これを選びました。ジム・キャリーが出ているだけで、明るい映画には違いないし、ポスターには、両手を挙げて万歳しているジム・キャリーがいるわけで、楽しい映画でないはずがない!!と即決したわけです。
ジム・キャリーのキャラクター性は、すごいね。彼が出ているだけで、面白い!って分かるんだもの。
あらすじは、観たことがない方も推測出来るかもしれないほど、単純である。以下、簡単に紹介します。
銀行員のカールは、何事につけても、決まって返事は「NO」と言い続けてきた。友人の誘い、仕事の融資の依頼、すべてにである。しかし、ある日知人のニックから「イエスマン」になるセミナーを紹介され、出席することに。そこには「イエスマンになれ!」と説くテレンスというカリスマ的な存在の男性が現われる。そこで、カールは「イエスマンになる」と誓いを立てさせられる。早速、ホームレスに車に乗せて欲しい、携帯やお金を貸してくれと頼まれごとをされ、しぶしぶ「YES」と答えていくのだが・・・これをきっかけに彼の人生は好転し始める。
『イエスマン』を見終わって、人生をよりハッピーに生きるためのヒントをもらった気がしました。それを、今回は書いてみます。
①人生は、Give・Give・Giveで生きる。
これは、ホリエモンこと堀江さんも著書の中で言っていた記憶がありますが、見返りを求めずに、自分から他者へ与え続けることが大切だと言うことです。
この映画では、それが「YES」という言葉だったというだけで、やっていることは同じです。他者に、与え続けることから、人生は好転し始めるんです。そう、循環が生まれて、そして意識せずとも、自分にもまたハッピーがお返しに戻ってくるのです。
でも、やっぱり与えることって、自分自身が満ち足りていないと、なかなか行うのが難しいですよね。分かります。
そんなときは、しぶしぶ「イエスマン」になったカールのように、気持ちが乗らなくても、まずはGiveしてみる、Giveマンになったフリをしてみる、ということで、徐々に好転の循環になるのではないかと感じました(^^)
②大切なのは、”自分の意志”で決めると言うこと
カールは、イエスマンになるという誓いをしたからこそ、何に対しても「YES」と躊躇なく答えていくようになります。
しかし、です。
大好きな彼女から告白され、「同棲しよう」と言われたときに、すぐさま「YES」と答えられず、ちょっと間を置いてから「YES」と返事をしたのです。
彼女は、普段なら迷わずに「YES」というカールなのに、即答しなかったので、彼が誓いを立てたから、本心では「NO」なのに、誓いを破らないために「YES」と言っているのだと考え、距離を置かれてしまいます。
しかし、本当は、驚きのあまり間を置いてしまっただけなのです。当然、嬉しかったと思います。カールは離婚を経験していることもあり、新しい彼女と同棲することに対しては、慎重になっていたのかもしれませんね。
最終的には、彼女に本心を伝えます。
「嬉しいけど、同棲は今すぐにはできない(NO)」って。彼女は理解を示して、二人はハッピーで終わるのです。
自分の人生の選択は、自分で行うんだよ、自分で舵を切って進んでいくんだよ。
そんな風に言われた気がして、私はドキッとしてしまいました。なぜなら、私は人生を振り返ったとき、また最近起きたことを考えたとき、それは他人が決めてきた判断に乗ってきたことが多かったと感じたからです。
だから、上手くいかなくなったとき、他人の責任にして、自分は悪くないというスタンスを無意識に取るんですね・・・。
これは、もう辞めたいんです。ハッキリと明確に、自分の意志では、他人が決めたことに合わせる、そして他人のせいにする、ことはもう辞めます。
「自分がこうしたい」という感情と意志を自らに問い、人生の選択をしていきたいと思います。
決して簡単なことではありませんが、この2つを習慣化したいと、「イエスマン」を観て、思いました。
『きみに読む物語』のレビューでも同じ事を私は言っていると思います。これは、きっと、自分の意識がそうしたいと思っているから、その視点に目がいくのだと思います。
自分で決めることは、勇気がいりますね。
勇気の一歩を踏み出そうって、心でつぶやきました。
(おわり。)