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物事に対する心理的ハードルは、案外簡単に下げられる。
社会人になったばかりの20代。
私はずっと向上心に燃えていました。
知りたい、成長したい、出来るようになりたい!!
人生の先輩に追いつこう、追いつこう、と焦っていました。
よく「どうやったらあなたのようになれるの?」と聞いていた気がします。
すると、大抵はこういう答えが返ってきました。
「場数だよ」って。
「場数ってなによ?経験しないと成長できないってこと?もっと早く出来るようになる方法はないのかしら?」って思っていました。
そんな焦燥感しかなかった私にも、30歳を過ぎて、少しの余裕ができたみたいで、20代の時に抱えていた「メラメラの闘志」というよりも、仕事からプライベートを充実させたいという新たな領域が登場してきました。
今までは仕事・プライベートと区別してなかったんです。
そんなわけで、円グラフに一つ項目が新たに登場したんですね。
「プライベート」が。笑
(プライベート、本当になかったんか?と聞かれそうですね。あまりなかったと思います。笑)
無理矢理、円の中に新しい項目ができたものだから、玉突き現象のようなことが起きました。「仕事」が押しよけられて、パイが減少したんでしょうね。そして「仕事」のパイが小さくなったんでしょうね。ちょっと余裕が出てきました。
仕事に対してというよりも、仕事に対する姿勢みたいなものに対してです。
(もちろん、毎日ちゃんと働いています!!)
その上で。
今は「場数を踏む」ってことについて、少し実感が湧いてきたなあって思うんです。
未知のことに対して、人って、構えちゃいますよね。
はい。私、めっちゃ構える人間でした。
知らない仕事とか、どれくらいの労力や時間がかかるのか分からなくて、ドキドキすることも多々ありました。
今でももちろんそれはあります。
ただ、経験。やっぱり「経験する=場数を踏む」ことは、すごいな、と。
例えば、年1で行われる大事な業務が1月にあるんです。
転職したばかりの私は、昨年の1月、まじで混乱の中取り組んでいました。
悩んで、分からなくて、本当にアレルギーしか出なかった業務でした。
そして、今年もやってきたんです、1月の恒例業務。年末から考えるだけで若干憂鬱でした。
年明けすぐにやってくる。あいつは締め切りを待ってはくれない。しかも間違えてはならない。
でも、今回は1年間の「経験」を積んできました。
だから、その業務をこなすための、それなりの場数はこなしてきたわけです。
今日そのための準備をしていたのですが、「あれ、案外いけそうだな•••」と思ったんです。
最初は、「やばい」と思っても、冷静になって取り組んでみると案外すんなりと出来たっていう経験はないですか?
私は結構あります。
やる前に、めっちゃ構えちゃうんですよね。
本当は、出来るのに。
それはね、やったことがなくて知らないからそう思うだけ。
もったいない!!!なんてもったいない!
「場数」を踏んでいくと、自然と「これくらいなら大丈夫」って思って、あらゆることに対してのハードルが下がっていきます。
この厄介なハードルを「幻想オバケ」と命名させていただきます。
(コイツの正体はなんだ!タオルケットを被った、ただの優男だ!)
最近、このことをよく実感しています。主に仕事に対してかな。
だから、転職後1年間はきつかったです(笑)
でも、最初は分からなくて「すごく大変だ」って思っていたことが、「案外大丈夫だった」っていうように次第に変わっていく自分に気が付きました。
先輩方は、これを「場数を踏む」って言っていたのかもしれないです。要するに、オバケの退散方法を知るってことです!
今、ようやっと、分かるような気がした。
場数を踏んでいくと、経験を増やしていくと、あらゆる物事のハードルが下がっていくんだな。
だとしたら、色々チャレンジしたほうが、結果的に楽になるんじゃないか?って最近は考えています。
気楽な気持ちで、「まずはやってみる」。
それが、あなたのあらゆる可能性を高めてくれると思います。
「幻想オバケ」は怖くないよ。
(だってその正体は、タオルケットを被った優男くんかもしれない)
このお話は、「怖い」という心理的ハードルを下げるために、「やってみればいいんだよ。」っていうシンプルなお話でした。
これも私自身へ言っていることなんですが、「そうだよなあ」って、他の方にも勇気を与えることが出来たなら、とても嬉しいです。
「幻想オバケ」は案外簡単に追っ払えます。
もっと豊かな人生になると思う。
追い払うための鋭気を養うために、まず寝ます。笑
おやすみなさい。いい夢見てね。
2021/01/13
Emi