ぼくがつくっていきたい組織の在り方~ティール組織~
おはようございます。
久々に朝の6時から執筆をしております #ソムリエくん です。
今日は昨年からずっと読み続けていた本「ティール組織」について書いていきたいと思います。ぼくがずっと疑問に思っていた組織の在り方について、この「ティール組織」という概念が新たな希望を感じさせてくれる考え方だったので、シェアしていきたいと思います。
結構高くて教科書的な厚さですが、根気強く読める方はぜひ買ってみてください。ではいきましょう。
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今、あなたは自分の職場に満足していますか?
この問いに対して、満足していると答えた方は13%だそう。
ということは、ほとんどの人間が満足いく環境で仕事ができていないということになる。
人生の大半を仕事して生きていく人間のほとんどが満足行く環境で仕事をしていないというのは、かなりの問題だと思う。ここに資本主義経済の、そして現在の様々な人間関係の問題、環境問題などの本質があるとぼくは思っている。
「ティール組織とは」
ティール組織とは、組織を『生命体』だと考える。
組織は機械ではなく生き物であるという考え方。この考え普通なんだけどね。でも実際は機械的に働いている人が多いのが現実。
簡単に言うとトップの指示ではなく、一人ひとりが生命体となり、自分の考えで主体的に行動していくこと。
上記の画像は今までの組織モデルの変化を表した図。
レッドはマフィア的組織、アンバーは軍隊とか宗教のような組織といったところでしょうか。
現在の組織のほとんどはオレンジ型とグリーン型に属していると思う。
オレンジ型は実力主義の組織モデル。
個人的なインセンティブがあり、数字を出したものがよりお金を稼ぐことができる。ぼくの前職もこの組織モデルだったと思う。
不動産とか外資の企業などは、よりこの色が強いよね。
この組織モデルの問題点は「成功がお金と名誉だけに限定されてしまう。」ということ。
僕が大学時に就活をしていた時代は、完全に成功の定義がお金と名誉だった。「あいつどこどこ企業に就職決まったらしいよ。すげーな。」合コンに行けば、「会社どこどこなの?すごーい。」と女の子が会社の規模や知名度でその人の価値を判断する。
自分にとっての成功って本当にそんなにちっぽけなことなのだろうか。
僕はその本質を考えたときに、そんなことで争っている自分がいかに醜くて、情けないことかを実感した。
グリーン型組織は、そんなオレンジ型組織を脱却して、会社を家族のようなコミュニティとして大切にする組織。
成果よりも人間関係を重視し、今まではトップから指示を出し、それに対して社員が動いていくトップダウン型だったものを、現場の社員たちの意見を吸い上げ、会社の意思決定に反映するボトムアップ型アプローチにした。
グリーン型組織は素晴らしいものであるが、同時にオレンジ型組織との狭間で矛盾が生じるという問題点が発生した。
組織にはたくさんの考え方をもつ人間が居て、どうしてもオレンジ型の考え方を変えられない人もいる。
結局この組織どっちなんだい!っていう現象が多く見られてしまう。
ずっとその組織で頑張ってきて上に登ってきた人からすれば、オレンジ型組織のほうが、自身の名誉を守り続けることができる。組織に変革が起こることで、その人にとっての名誉を蝕まれてしまう恐れがあるから。
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今までの組織のあり方についてざっと説明してきたが、今回紹介したい「ティール組織」について書いていきたいと思う。
冒頭でも書いたが「ティール組織」は、組織を「生命体」だと考える。
一人ひとりが生命体となって主体的に動き、なぜ働くのか、豊かさとはなにか、信頼、自己、成長、意思決定などすべて自分で考えて行動する組織。
組織は利益を求めるために存在するのではなく、存在目的を達成するために存在する。という考え方。
ぼくは組織をつくる目的は「社会貢献」だと思っている。お金を稼ぐことは目的ではない。その本質から逆算した組織の「存在目的」というものがあって、その「存在目的」を達成することが組織の目標であると。
この「存在目的」を最も重要視した組織が「ティール組織」だとぼくは考える。
ぼくら株式会社SEAの存在目的は「横須賀をもっと魅力的な街に。」「関わる人達をより豊かに幸せにする。」「僕らが幸せであること。」
この存在目的から逆算した組織であり続けなければならない。
その存在目的が達成されることで得られる副産物が「利益」でなければならない。
この存在目的=本質がお金に変わってしまうことで、必要のない変革をしている組織がいっぱいあるように思う。
環境問題が起こった原因もここにあって、地球の環境よりお金をつくることを優先した多くの企業が居た結果が、現在の様々な問題を生んでいるのかなと。
「ティール組織」であり続けるためには、常に自問自答を行い、成長し続けなければならない。学び続けることをやめてはならない、内なる自分の声を聴くことを忘れてはならないなと。
難しい表現が多くなってしまったが、今考え直さなければならない組織のあり方。とてもおもしろい本だと思います。
本日も最高の1日にしましょう!
ではまた!