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ぎんしお少々といちからはじめる銀塩カメラのすすめ(DianaF+編)

概要

ぎんしお少々の影響を思いっきり受けて、カメラ知識0からフィルムカメラを初めた日記。ぎんしお少々の紹介とイロハのイからのDianaF+のはじめ方ととった写真とか。
(※筆者はカメラ知識0から覚えたところなので、間違っている所があればご指摘ください。)

1.ぎんしお少々について

まんがタイムきららの作品では、スローループやしあわせ鳥見んぐ、ゆるキャン△といった「ガールミーツガール×趣味」をテーマの一つにした作品がありますが、今回取り上げたい作品はぎんしお少々

https://seiga.nicovideo.jp/comic/53979?track=official_list_s1

きららベースという媒体でただで三話まで読めます。ぜひ。

主人公の塩原もゆるを含めて、フィルムカメラを通して繋がっていく人間関係が印象的な作品。お姉ちゃんの塩原まほろから託されたこのカメラはDianaF+というカメラであり、このカメラで入学初日にクラスメイトの藤見銀を撮ろうとするも、いろいろすれ違ってしまう所から作品は始まる。

この作品の中でもゆるちゃんは、日常の思い出、心に残ったことは大切なカメラに収めてしまっておくという考えが強く、とりあえずじゃじゃ馬カメラであるところのDianaF+に振り回されながらも、ばんばんシャッターを切っていきます。

銀ともゆるの二人だけでなく、ほかの登場人物もカメラを通した不思議な縁で繋がっていく作品です。モノローグを巧みに使用して表現される当事者の緻密な関係性と、"カメラで映す"というところにフォーカスを当てた表現によって描き出される独特な雰囲気が素晴らしい作品です。絶賛単行本一巻発売中です。ぜひ。

https://www.amazon.co.jp/dp/B097T61368/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1

2.DianaF+について:紹介編

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マイ・DianaF+。フィルムはもう3個目。

主人公のもゆるさんが持ってるカメラがこのカメラ(厳密には微妙に違うけど…)。デジタルカメラとは違い、フィルムを使用するカメラを銀塩(ぎんえん)カメラと言うがDianaF+はこちらに属する。

このカメラはLomograpyという会社が60年代実際売られていたものを復刻したものであり、撮った写真はいわゆるドリーミーと言われる独特な効果が出る。

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初めてのフィルムで撮った一枚。

またぎんしお少々でも述べられていたが、写真を撮ってもどう映ってるか、どのような効果が出るかわからないカメラではあるので、現像するまでのお楽しみ。

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絞りをかけすぎて光量が足りなかったきらら展のフライヤー。アクリル板に青空が反射している。

Lomograpyの理念の中に、ぎんしお少々でも触れられている
"Don't Think, Just Shoot."がある。何処に出かけるでもカメラをもって、思いのままに撮ろう!といったところである。そうこうしているうちに、カメラを持つと、周りの景色の美しさに気付くようになる。

https://www.lomography.jp/about/the-ten-golden-rules

ハレの日でもケの日でも、このカメラに日常の一コマや思い出をフィルムに収めるべく、ぜひこのレトロなカメラを手に取ってみてはいかがでしょうか。

3.DianaF+について:実践編

ここからはDianaF+の使い方から現像までのHow to。

本体の買い方と付属品

https://shop.lomography.com/jp/cameras/diana-f-family/diana-f

こちらの公式サイトや、メ〇カリ等で購入できる。購入品にはフラッシュやフィルムサイズ変更用のアイテムとマニュアルに加えて、ぎんしお少々でもちらっと登場していたDianaF+の歴史や哲学が記録された本が付属している。

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フィルムの買い方

DianaF+のフィルムは、一般的にイメージされるフィルム(35mm)とは違い、ブローニーフィルム(120mm)と呼ばれる規格のフィルムである。なので、ブローニーフィルムや中盤フィルムといった規格のフィルムを購入する必要がある。そしてなかなか市販では売ってないので、ネット通販がおすすめ。

また、光に対する感応しやすさであるISO値を選んで購入する必要がある。基本的にこれが高いと手ブレを受けやすく、画質がキレイになる。DianaF+は非常に手ブレしやすいため、低ISOのフィルムを使用すると手ブレ対策に撮影のテクニックが必要となるらしい。ISOに関してはこの記事が詳しい。

https://camera-web.jp/beginner/iso-sensitivity

カメラ知識0の筆者はとりあえずこのISO400のLomographyのフィルムを愛用しています。おすすめ。

https://shop.lomography.com/jp/films/lomography-film/lomography-color-negative-400-iso-120-3-pack


フィルムのセット方法

フィルムのロードとアンロードは注意深く行おう。
最悪写真が全部飛びます。

こちらのLomographyの動画通りに行うとOK。カメラ背面のダイヤルでは12枚撮りと16枚撮りを選択できる。好きなサイズの写真フォーマットを選ぼう。

撮影準備

まずはこの動画通りに真ん中の赤い小窓に"1"が見えるまでホイールを回そう。シャッターを切る前に設定する要素は3つ、"絞り(レンズ下部)"、"ピント(レンズ正面)"、"シャッタースピード(レンズ上部)"である。

絞りは大体お天気マークに合わせればいいが、ISO400のフィルム使っている場合少し曇りよりで。ピントは大体の距離に合わせよう。以外と近くのものが撮れないのが欠点。シャッタースピードは基本"N"でOK。ピンホール撮影という特殊な撮影がしたくなったら考えよう。


撮影と現像

全部の設定が終わったらいよいよシャッターを切ろう。しっかり下から支えないと結構ブレます。

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明治村の明治時代の牛鍋屋の建造物。実際に牛鍋が食べられます。

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ちょっとした井戸もこんな感じに写ります。

撮り終わったらホイールを回しておき、次の撮影に臨もう。12枚または16枚撮り終わったら、下の動画のようにフィルムを取り外そう。

取り外したフィルムは元のフィルムが入ってた袋に入れ、丁寧に感光しないよう密閉しておこう。


現像について

35mmフィルムと違い、ブローニーフィルムはなかなか現像してくれる店がないので、フィルムを郵送現像してもらうのがおすすめ。筆者はカメラはスズキにお世話になっています。

https://camera-wa-suzuki-photo.com/item-list?categoryId=22978

だいたい出してから一週間くらいで届きます。届いた写真は自分なりの楽しみ方で。

うきうきでDLして、レンズのふたつけたまま撮ってたり、光量足りなくて写真が真っ黒になってても泣かずにもう一回撮ろう。


さいごに

ぎんしお少々を読んでDianaF+を買ってみて、どこに行くにもこのカメラを持ち歩くようになり、カメラを構える口実を探すようになりました。

この作品とこのカメラに触れて頂ける方が少しでも増えると、筆者としては嬉しい限りです。


最後までお読みいただきありがとうございました。


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