見出し画像

私と読書

絵本を二冊あげたところでなんとなく読書について書いてみる。
物心ついた時から本が好きだった。
幼稚園の時も読み聞かせより自分で本を読む方が好きだった。
年長さんでルビがふってあればもう本が読めたのでよく本を読んだ。

あまり裕福な家ではなかったんだけど
小学校に上がると図書館があってそこでも沢山読んだ。
本の凄さとは読めば読むほど味が出る。
前に面白かった本が2回目読むと違う捉え方ができたり視点が変わったりと本当に飽きない。
そしてただ部屋にいるだけなのに色々な世界を見せてもらえる。
そんな本の魅力に取り憑かれて行ったように思う。

なので今まで読んだ本の中で一番面白かった本は何ですか?
と聞かれるのが一番困る。
その年齢・その状況・心境などで面白いと思える本は変わるから。
それこそ若い時、江国香織を読んではスマートな女になれる気がしたし、し金原ひとみの蛇にピアスでは痺れた。
島本理生のナラタージュを読んでエモい気分に浸り、乙一でゾッとして、湊かなえを読んでは人間の恐ろしさをみた気になる。
でも今その本を読んでも多分当時ほどの感動はないことも知っている。
人は感動に慣れるのかとよく寂しく思ったものだ。

一番読んでいる時期は平置きしてある話題の本を沢山読んだ。
実際に話題になっているものはほとんど読んでいたように思うんだけど
よっぽど面白かった物以外、読みすぎて記憶にない。
多分少し読んだら思い出すんだろうけど、本当に1時間ほどで文庫一冊消費していたので脳のキャパオーバーだったようにも思う。
その中で私はいまだに何度引っ越しても連れてきている本はいる。
何度手放しても戻してしまう本もいる。
そこまでの本に出会えた人生を幸せに思うんだ。

本当はバーさんになってから沢山読もうと思ってたんだけど
実際バーさんになったら目がしょぼしょぼして読めないと皆いう。
そんな免罪符を手に入れた私は読める時間は本を読もう。

そんな私は今日も本屋にいき、新しい本を購入した。
今日はどんな世界魅せてくれるのかワクワクしている。

いいなと思ったら応援しよう!