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【舞台】「For abandoned times.〜時の隨に揺蕩うこころ。〜」【感想】

一昨日10/25(金)は真田林佳さんの出演する舞台「For abandoned times.〜時の隨に揺蕩うこころ。〜」を観に浅草花劇場に行ってきました(*'▽')/

朗読劇というものを観るのは初めてだったのですが、役者さんが台本を片手にマイクスタンドの前に立って演技していく形式なんですね。

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各々の立ち位置が激しく入れ替わり、役者さん自身がマイク・スタンドの位置を適宜変更、移動しながら進行する様はアクロバティックでとてもスリリング。また音響やライティングが心理面を表現していてとっても効果的に思えました。

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お話は長い歴史を持つ由緒正しい堀河家にまつわるもの。過去から現在までの5つの年号を跨った、ちょっとホラーっぽいところもあるファンタジードラマで、観ていくうちに段々と「あ、こういうことだったのか (・0・。) 」と謎が明らかになっていくので、中盤からどんどん惹き込まれていきました。


どの役者さんたちも、それぞれの立場から壊れたり繋がったりする人間関係をとても熱演されていて、素直に感情移入出来て良かったです。

10代目当主・秋乃役の青石昌さんは責任ある歴史を背負う当主の役がハマり役で、凛とした演技が素敵に思いました。

あと、堀河家を飛び出した茜の息子、郁(ゆう)の役が抱える”陰”の部分は、(ちょっとネタバレになってしまいますが;)いわゆる霊能力者やエスパーなど”他とは違う能力の持ち主”特有の苦悩が感じられてエモーショナルでした。幼少の彼の心が他者からの心ないいじめや差別から閉じられていく様は可哀想で泣けてくる…(´;д;`)。


さてさて!、そして我らが天使、真田林佳さんは主人公の田舎での友達(かつ堀河家の補佐役である祭川家の娘)、祭川ひとみ役。若干重めな物語の中で心揺れる主人公、岩政久美子さん演じる堀河ゆづかの心を救いあげてくれるような透明感のある役どころで、出て来る度に場内に清涼感を振りまいてくれました。

途中、2人の素(?)のアドリブギャグネタ対決が、それまでのキャラ設定の流れとのギャップを生んで、会場は大いに笑いに包まれました笑

私的にはこういう空気感が大好物だったり(*´▽`*)b ひとみちゃんの魅力がギャップ萌えによって倍増した笑

(↓「お前さ~ん、これが欲しかったんだろぉ~?」「…え。」)

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山あり谷ありだった物語の結末で、主人公ゆづかは自らの人生の決断を能動的に選択していきます。

歴史というものは捉え方によっては重く、重く、積み重なっていくわけですが、過去に縛られるのではなく、「今」、そしてそこから繋がっていく「未来」は、自分で選択し作り上げていくべきだ、というメッセージを感じました。

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そしてグランドフィナーレ~カーテンコールへ。

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とても良い舞台でした。観れて良かった!(*´ω`)b

~出演者さんたち↓~

岩政 久美子
青石 昌
泉 紗衣
恵美井
倉持 一輝
真田 林佳
紫水 晶
中村 香菜絵
ひぐち いつ葉
武藤 光
柚木 澪



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