【舞台】劇団minimumanti「オーバー ザ レインボー」【感想】
さてさて、2020年2月9日(日)通称 ”肉の日”、は、真田林佳天使の出演する舞台、劇団minimumanti「オーバー ザ レインボー」を観に新宿文化センターまで行ってきました!
ちなみにですね、これを書いている今日は2020年3月15日(日)です。
おりょ?1ヶ月以上の間が経っているのはなぜ?
こ・た・えは! じゃじゃーーーん!私が怠けていたからです、てへ。罪悪感と花粉症に苛まれたこの1ヶ月…とても、とても辛かったです…。「ブログ、楽しみにしてる!」と笑顔で言ってくれた天使の顏が毎日遠い空に浮かんでいました…。
でも、もう大丈夫!先日3月11日のライブに参戦したとき、天使様に胸ぐらをつかまれ、「お前、ふざけるなよ…ブログ書けや」と言っていただけたおかげで、私は覚醒したのです。悔い改めたのです。
人に叱られるということは、本当に嬉しいことですね…。なんだかたまらない。
さ・書くぞー! (´・ω・`)。 ٩( 'ω' )و {ガンバレー
----
天使が前回出演した「真世の光教」は、かなり作り込まれたシリアスな内容の舞台でした。今回も同じ劇団「minimumanti」さんの作品なんですが、一日のみの公演で、なんとコメディ!
正味45分くらいだったので、ホントにサクっと観れる舞台で、面白かったです。
内容は、スーパー戦隊シリーズのパロディでした。戦隊ものというのは基本がありまして、メンバーごとに色分けされてることが多いです。
一番最初の戦隊ものはなんですかね…「秘密戦隊ゴレンジャー」でしょうか。赤・青・黄・緑・ピンク、といった感じが基本で、まぁ人数が減ってレインボー柄のリーダーが入ったり、緑が黒になったり、構成員の男女比が変わったりはしますけど、基本は上記ゴレンジャーに沿っていると言っていいでしょう。あとは世代によって観ていたヒーローが違う感じかな。
で、今回のこの舞台のストーリーは、その内幕もので、結婚で退団したイエローの代わりに入った、かなーり押しの強い尖った新人イエローがだらけきった既存メンバーたちに喝を入れる感じで始まりました。
ここで登場人物とキャストさんを挙げておきましょう。
■レインボーレッド:小原正大さん
■レインボーブルー:杉山麻衣さん
■レインボーイエロー:たにかわ夕嬉さん
■レインボーインディゴブルー:真田林佳天使
■レインボーオレンジ:よしざわちかさん
■レインボーパープル:馬渡直子さん
■レインボーグリーン:小川秀正さん
彼らはレインボー”虹”戦隊なので、全部で7人います。故に色合い的に、間の色が混じっている。そう、インディゴブルー、パープル、オレンジ、です。なぜかピンクはいない…。色に関しては、ちょこちょこセリフ内に出てきたと思うんですけど。なんでだ。
色同志の椅子取りゲーム的な感じや、ヒーローものトリビアいじりを交えつつ、ボケと突っ込みを非常にテンポの良いセリフでやり取りしながら隊員同志のコミュニケーションが図られます。
会場の問題か、音響的に早口のセリフが時々聞き取りにくいときがあって、今回の舞台の場合はおそらく、丁々発止なセリフのやりとりが肝なだけにそこは勿体なかったですね。観る場所にもよるのかなぁ。
そうこうしているうちに敵が現れ、敵側も個人的事情から辞めようか、と思っていることを告白します。
■怪人デス・ランデヴー(名前間違ってたらすみません;):尾崎愛実さん
怪人を辞め、看護師になろうとする彼女の去就をなぜか止めるレッドメンバーとそれを止めるレインボーメンバーズ。
このやりとりの中で怪人が「人類を滅ぼすことが、地球を救うこと」的なことを言い放ちます。確かに、人間がいるからくだらない戦争だの、大気汚染、自然破壊なんかが起こるわけで、きれいさっぱり掃除してしまえば、「地球を守る」、という大義の前では、それが地球そのものを愛するものにとっては”正義”ですよ。
前回の「真世の光教」もそうだったんですけど、”マクロな視点で見ると悪なものが、実はミクロな視点では正義であった(逆もしかり)”、というような逆転の発想というか、”真実はどこにあるのか”、…というテーマが再び出てきました。
この、ぱっと見コメディなんですけど、実は裏にシリアスなテーマをサブリミナルにぶち込んでくる感じ、表が裏、裏が表、みたいな、見る場所によって、角度を変えることによって、どこに真実があるかは変わってくる、というのが、作者さんの創作の基本的テーマとして常にあるのかなー、と思いました。
----
そして無事、怪人は元の職業:人類虐殺怪人として戻っていきます。1人の悪がいなくなるのを救ったカタチですよね。ヒーローいいことした。いや、ダメじゃん…(´゚д゚`)。
んで、最後はちゃんと色ネタのオチで終わりました。
今回も面白かったです!(*´ω`*)
----
天使のインディゴブルー良かったですね! 天使発案の”競馬好きの漁師からヒーローになった”という設定も、終演後に聞いたんですけど、そう聞くとキャラに深みが出て面白いです。インディゴブルーが一体どんな人生を歩んできたのか興味ある。
んで、そのあと歓談タイムだったんですけど、天使は毎回観に来てくれたファン一人ひとりに時間ギリギリまで真摯に対応していて、素晴らしいなと思いました。優しいよね。
私自身は色々嬉しいことありました。天使グッズを先輩ファンの方から譲って頂けたり、帰りにご飯をご一緒させて頂いたり、また帰りの電車が人身事故で大変で、超絶寒い外の駅構内でかなり待たされたんですけど、1人のファンの方と住んでるところの方向が一緒だったこともあって待ってる間も楽しく話せて心強かったりで、なんだか楽しく、充実した一日を過ごせました。