【積丹】待ちに待った雨&水の滴る木を観察
積丹のたかのふぁーむでWWOOFしています。
昨日は、午前ハウスの草取り、午後はカボチャのマルチ張り、カボチャの移植をしました。
やっと雨が降りました。ぱらぱらっと。ありがたいです。午前中畑に出なかったのは、雨が降ったり止んだりしていたからです。午後から止んだと思って畑で作業しましたが、またぱらぱらっと降ってくれました。
マルチはピンと張っていますので、雨が降ると音でわかります。当たり前ですが、マルチは水を弾きます。それに対して土は静かで雨を吸います。ぱらぱらっと降っただけでは表面すら乾いているようにみえます。母なる大地は器が広いです。
物が濡れるとその色が暗く見えるようになるのはなぜなんでしょうね。土を見て不思議に思いました。
おとといの、しばらく雨の降っていないときのことです。僕の仕事の時間は17:30に終わります。そのあと持久力のトレーニングをして、少し散歩しました。舗装道路の両側に山の植生が残っていました。立ち止まって耳をすますと、草や枝が瞬間的に動く音、風に揺れるのではなくて動物がたてるような音が聞こえました。ランダムに1秒に2回以上は聞こえます。でも、動物は全く見えません。というか、草が動くこともありません。なんの音なんだべ──水滴の落ちる音か。地面に目をやると、舗装道路に水滴の跡がありました。
この木の下にだけ水滴の跡がありました。さっきから聞こえていた音は、木から滴った水が林床の葉っぱにぶつかったもののようです。なぜ木から水が出ているんだ。最近雨は降っていないし、他の木からは滴っていないっぽいし。
よくよくみると、たしかに水滴が木にありました。写真ではわかりづらいですが、真ん中の茶色い枝の先っちょにまさに滴ろうとしている水があります。この水はどこから来ているんだ。さらさらした樹液か。舐めるのはためらう。
にしても、虫が種類も数もたくさんいます。僕は汗だくですが、あまり寄ってきません。たかのふぁーむに来て、虫への姿勢が変わりました。虫がかわいいという人の気持ちがわかります。
で、水滴の正体がわかりました。泡でした。ここから枝をつたって滴っていました。ただし、泡の正体はわかりません、水なのかどうかも。虫の仕業だと思いますが。スマホだと、こういうときにピントを合わせるのが難しいです。ピントをマニュアルで調節できたらいいのに。
久々に観察しました。音から泡まで、導かれるようにして辿り着きました。好奇心に素直に従う時間でした。
最後に、僕の捲ったワイシャツの袖にいつの間にか止まっていた虫です。
では、いってらっしゃい。