お出かけ二毛作日記#13 歴史の表現が巧妙な県、福井
ご無沙汰しております。
北陸新幹線フリーパスを手に入れたので富山、福井を観光しました。
富山は氷見で鰤を食べて、市内で酒を飲んだだけなので福井だけ取り上げます。
訪問場所は一乗谷、恐竜博物館です。
はじめに
北陸新幹線が3日間乗り放題のパスを入手し、新駅も気になっていたので福井へ行くプランを策定。
福井自体は1回だけ訪問しましたが、大阪~敦賀を18きっぷで蜻蛉返りした程度なので観光したと言い張れず……。
ずっと宿泊実績を付けたいと思ってもいました。
「越前ガニを食べて東尋坊をブラリするのがセオリーかな~」とプランを練っていましたが、
越前ガニ高すぎ!!!!!
12月の北陸、悪天候続きで東尋坊見れたもんじゃねえ!!!!!
ということで、福井駅を軸に動きやすい一乗谷と恐竜博物館にしました。
どちらも感想は、タイトル通り「歴史の表現が巧妙な場所だな」です。
あの手この手で展示物を具体的に知ってもらおうと、創意工夫と熱意が伝わりました。
一乗谷
戦国時代に朝倉氏が生きた城下町の遺跡です。
凄いのが、かなり広範囲で再整備されており、町全体が遺跡散策になるところ。
城下町が復元されているエリアもあり、「本当にここで町民が暮らしていたんだな」と生々しささえ感じ取れます。
復元エリアで展示されている家は全部入れて、あまりの完成度に不法侵入している気持ちになる……。
紅葉が散りつつある姿と相まり、どこか侘しさを感じました。
恐竜博物館
おそらく福井県として一番推されてる場所です。
博物館・美術館のような場所は訪問先として優先度を低くしがちですが、県の顔なので一度行っておこうかと。
個人的には展示よりも建物の内装に感心しました。
「今から恐竜に会いに行く」ワクワク感に駆られて、とはいえ子供に媚びた天真爛漫さを感じないオシャレさがありました。
展示は想像以上のスケールに圧倒されっぱなしでした。
「むしろ、こいつら恐竜を滅ぼした自然現象は一体何なんだ」と気持ちになるくらい。
化石は復元も立派ですが、やはり本物の方が見ていてテンションが上がります。
また、恐竜ロボットや、3面スクリーン映像を通して恐竜の生態を感覚的に学べるのも工夫が凝らされています。
陳腐な表現ですが、子供だけでなく大人も楽しめる場所でした。
実際、お子様連れのママさんも一緒になって展示をマジマジ眺めている場面に何度も出くわしました。
おわりに
楽しみながら歴史のお勉強が出来て大変有意義でした。
各施設も、展示を見るだけでなく体験もあり、一生残る知識を得ることができたと思います。
心残りがあるとすれば、越前たけふで宿泊してたので紫式部ミュージアムも覗けば良かったなと……。
比較的安いホテルがあったから、という理由だけで降り立ったので……。
あとは12月なので越前ガニ(せいこ)も食べれてグルメでも満足です。
カニと地酒の組み合わせで上級国民になりました。
平常時だと酒が進んでお会計が爆発しているので、はじめて当日が二日酔いで良かったと思いました。
また、福井駅は北陸新幹線開業もあって駅周辺も活発な印象でした。
観光案内所も情報量が豊富なので、あえてノープランで案内所でパンフレットを見ながら行先を決めても面白いかもしれません。
以上。