お出かけ二毛作日記#12 秋のアルペンルートを乗り通そう
立山(富山)から信濃大町(長野)まで、アルペンルートを乗り通してきました。
目的は黒部ダムだったので信濃大町往復でも良かったのですが、折角なのでぶち抜きです。
はじめに
とにかく黒部ダムに行きたいと言い続けて3年。(黒部の太陽も観ました)
去年に信濃大町ルートで挑戦しましたが、大雪のため撤退する事に。
そんなこともあり、黒部への憧れがピーク状態でした。
ようやく都合のいい日を作れて、折角の機会だから富山からアルペンルート乗り通しを決心。
現地ではダムはもちろん、秋の立山連峰に圧倒されっぱなしでした。
オレンジを背景にしたロープウェイなど、アルペンルートって「日本の山」の覇権コンテンツでは?
また、当日は「トロリーバス最終運行年」「遊覧船ガルベ最終運行年」「ダム放水年内最終日」が重なり近年で一番貴重な日でして……。
黒部ダムに一途であった自分に、何者かがご褒美を与えてくれと思っています。
立山駅~弥陀ヶ原
AM6時に富山駅から地方鉄道に1時間揺られて終点の立山駅へ。
平日にも関わらず国内・外国どちらも観光客でいっぱい。
立山からケーブルカーで美女平を経由して室堂直行バスに乗り換え。
……と言いたいところですが、空いてるバスで快適に旅がしたいので各停に乗ります。
30分ほどで弥陀ヶ原に到着。
紅葉は色あせ始めでしたが、見晴らしが大変よく解放感に満たされます。
折り返しのバスは50分前からの予約らしいですが、都合をつけてもらい40分後くらいに来る便を取ってもらいました。
現地の人に融通利かせてもらう事はよろしく無いので、本来であれば弥陀ヶ原は1時間半滞在する気持ちで計画を立てましょう。
室堂
弥陀ヶ原からバスで20分ほどで到着。
アルペンルートの最高到達地点です。
正直なところ、写真を撮る分には黒部ダムよりも興奮していました。
登山の趣味はありませんが、「確かに一番疲れてる時にこの景色を目にするとハマるわな」と共感できます。
大観峰~黒部平
室堂から、今年度で引退するトロリーバスに乗り大観峰へ向かいます。
大観峰自体も、オレンジに染まった山と黒部湖のコントラストが映えて素敵な眺めですが、やはりお目当てはロープウェイです。
黒部平は乗り換え程度で少しだけ周辺散策。
アルペンルートの中でちょうど紅葉が見頃らしいです。
確かに今シーズン初のお手本のような真赤な紅葉がいました。
ダムにもお土産屋はありますが、大きめの売店はここが最後になります。
黒部湖(遊覧船ガルベ)
そもそも遊覧船が出ていることを初めて知りました。
ロープウェイの下りで「今年が最後」だとアナウンスを聞き、野次馬するしかないと思いでプランを変更。
遊覧船では片道20分を往復で黒部湖を走ります。
また、黒部湖周辺の歴史や地形について音声解説してくれます。
長野側・富山側で山の地形の違いを知れて、何となくですが見ている風景の理解度が高くなった気がしました。
黒部ダム
はい、今回の本編です。
遊覧船に乗っていたら1時間弱くらいしか空きがなくて巻きでした。
やはり巨大ダムなだけあって展望スポットが多く用意されていました。
間近で覗く放水も、遠くから眺める堤防も、全て素敵。
複雑な表現はなく、素直に”カッコいい”という感想です。
途中で小雨が降ってきましたが、それでも写真には差支えなく、日本を代表するダムの風格を感じさせられます。
おわりに
期待していた以上に絶景続きでした。
今回は何かと貴重なタイミングでの訪問でしたが、そうでなくても同じくらい楽しく写真を撮っていたと思います。
アルペンルートは四季によって全く異なるスポットだと伺っていますので、秋以外にも行ってみたい……。
あとは室堂を、みくりが池温泉も含めてじっくり観光したいです。
以上。
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