2024年11月24日、長きにわたって真庭と倉吉をつなぐ住民の足となっていた南勝線が廃線の日を迎えました。
という体で行なったイベント「未成線 南勝線があったとしたら!?プロジェクト-ありがとう!さようなら!南勝線-」(タイトル長!)から、はや2ヶ月の時が経ちました。
廃線セレモニーに手作りの手旗や横断幕を持ってのラストランの見送り、私たちの妄想とロマンを乗せて南勝線最終便(に見立てた姫新線16:05発 津山行)はJR中国勝山駅を後にしました。
ウソメンタリー。
この様子をニュース風映像として世に放ち、後世の人がうっかり引っかかってくれたらとイタズラ心をちょいと盛り込んで記録映像を作りました。(もちろんフェイクであることは注釈しております。)
かつての乗客として思い出を語ってくれたイベント参加者さんの迫真の演技には舌を巻きます。
「誰もインタビューを受けてくれなかったらどうしよう」って心配は必要ありませんでした。なんなら出演の声掛けをする前から何を話すかめっちゃ考えてくれてました(笑)。
動画の撮影と編集は映像クリエイターとして活躍することを目指している地元の若手クリエイターさんにお願いしました。この経験も今後の活動の肥やしになってくれたらと、MANIWA BAUM総合プロデューサーが声を掛けました。
かなりいい出来になっていると自負していますので、ぜひあなたも参加者になった気分でお楽しみください。
イベント、その後。
盛大な妄想イベントで唯一の本物であり、これを保管されていた方の存在があったからこそイベントにつながった最大のキーアイテム「南勝線起点杭」。
イベントで展示させていただいたのをきっかけに、保管されていた元国鉄職員の石尾さんとお孫さんの今石さんの元へ取材がありました。
未成に終わった路線ですが、今回のイベントをきっかけに当時の品が日の目を見、南勝線や当時の鉄道熱を現在に伝えることができるという歴史の一片を担えたことはとてもありがたく思います。
森の芸術祭応援企画としての南勝線プロジェクトはこれで終了になりますが、南勝線の夢の下に私たちは再び集まることができます。
実はまだまだエクストラ企画へ続きます。
再びお会いできる日を楽しみに。