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【ひとりでも生きられる】グループホームのはなし

現在私は統合失調症として手帳3級を所持している状態です。障害年金は2か月に1回14万円ほど貰っています。
家族や兄弟の助けがあってアパートタイプのグループホームに住めるようになり、部屋で毎日1人で料理、洗濯、イラストのお仕事、テレビゲームなどをして生活しています。
今回はグループホームでの生活で体験したことや思ったことを書いていきます。

最初は嫌だった

私が住んでいるのはアパートタイプのグループホームなので、プライベートな時間は十分にあります。風呂もトイレも洗濯機も別々です。
家具や家電は自分で揃える必要があったので、冷蔵庫や洗濯機を中古で購入し、家族にも足りない家具と家電を買ってもらいました。

これじゃあまるで一人暮らしみたいだ!
ぜんぜんグループホームっぽくない!

最初はそう思っていましたが生活しているうちにグループホームっぽい面が見えてきました。

グループホームの支援員さんに2枚紙を渡されました。
健康管理表と生活自己管理表です。
体温、血圧、体重、服薬の有無などを記入する健康管理表と
洗濯、入浴、掃除、外出の有無などを記入する生活自己管理表。

「めんどくさ!」
と思いました。
時々記入を忘れます。

遠くに出かけたり外泊するときはグループホームの共有室に置いてある
外出届と外泊届を記入して提出しなければいけません。
これも正直めんどくさいと思いました。
夜6時までの門限もあります。

そして毎日夕方5時に支援員さんが部屋にやってきます。
体調はどうか、困っていることは無いか、1分~5分程度玄関先で報告相談連絡などをします。
朝は9時になったらスマホを使ってCメールで体調や今日の予定などを報告しなければなりません。

今は慣れましたが引っ越してきたばかりの頃は
常に監視されている感が強く、早くここから出たいと思っていました。

しかし、私には周りの人より生きる力が足りません。体調を崩しやすくてメンタルも弱くしょっちゅう仕事(B型作業所)を休みます。
とにかく今は我慢してグループホームで暮らしていこう、そのうち結婚して新しいすみかに移動できるだろう。そう思いながら毎日一生懸命生活していたら監視されてる不快感は薄れていきました。むしろいい面が見えてきました。
支援員さんに頼めば車で病院や買い物に連れて行ってくれたりします。お金はかかりません。
自炊ができない時は給食(1食400円程度)を頼むこともできます。
ここでは一人暮らしをイージーモードでプレイすることができます。
とても感謝しています。

約束事があります

グループホームでは最低限守らなければならない約束事があります。

・お酒は飲めません
・居室では禁煙。喫煙は決められた場所でする
・ペットは飼えません
・大きな声や音をたててはいけない
・ゴミ出しは市のルールに従う

グループホームでは様々な障害を持った人たちが住んでいます。
聴覚が敏感な人は大きな音が苦手なので大きい音がすると住めなくなってしまいます。
私はたばこのにおいがとーっても苦手なので全面禁煙でとても助かっています。

家賃が安い

ここのグループホームの月々の家賃は水道代込みで15,000円です!
安いです。しかもインターネットは無料です。
障害年金とB型作業所と個人の仕事で十分やっていけます。

●月々のだいたいの費用(まにぬの場合)
家賃 15,000円
電気 5,000円
ガス 5,000円
スマホ 3,000円
奨学金返済 9,000円
国保 2,000円
病院 2,000円
貯金 5,000円

合計 46,000円

障害年金140,000円が2か月に1回なので2で割って1か月7万円とします。
70,000(年金)-46,000(費用)=24,000(あまり)

あまった24,000円は食費や日用品の購入費になります。
最悪障害年金だけでも生きていけます。
私の場合B型作業所と個人の仕事の報酬(月に2~3万円)があるのでそのお金で外食したり本を買ったりしています。

まわりからの支援に感謝!

グループホームで暮らせるように準備してくれた家族や兄弟、役場の人たち、また受け入れてくださったグループホームの社長さんと支援員さん、私にできる仕事をくださるB型作業所とTwitterで繋がった方々に感謝を捧げます。いつもありがとうございます!
なんだかんだ言ってひとりでも人生やっていけそうです!
いえ、厳密にはひとりではありません。
私のまわりにはたくさん支えてくれる人たちがいます。

最後まで読んでくださってありがとうございました。

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