ニューバランスのどこを気に入ったか
いいイラストだ(σ`・ω・)σ
ブログ記事を書くときはいくつかネタを仕込んで下書き保存しておいて、それを書き進めて公開することが多く、ネタがあると短いスパンで連投になってしまうことがあります。
直近は靴関係でネタを仕込んでいたところにかもめの記事とか、Apple製品たかいたか〜いの記事を割り込ませたせいで輪をかけて連投になってしまいました。
今回は再開のために仕込んでいた残りの一発の投下です。
ニューバランスのどこを気に入ったのか、そこを掘り下げてみます。
なお、今回は「履き心地が素晴らしい」はNGワードです。それは大前提よ。
「製品名=型番」はそそられる?
次項にもちょっと引っかかってきますが、他社なら「エアジョーダン」とか「スタンスミス」とか、製品名が存在しますが、ニューバランスの場合は「990」とか「574」とか、モデル番号(型番)が製品名であるわけですが、この製品名の法則性がなんかそそられます。
型番の前につくアルファベットは基本的に男性向け、女性向け、男女兼用を示します。
頭のアルファベットはML(WL)、CMなどと変わることがありますが、これで生産エリアがだいたいわかるってのも面白い(M996は米国製、CM996はアジア製。ただしM996とCM996はスペック上の違いもある)
型番の後ろに来るのがカラーコードで、こういう工業製品的な名前の付け方はオタク心をくすぐるところがありますね。
ファッションだけど「実用ツール」
先に述べていたところとも被りますが、工業製品的、実用ツール的な空気を持ちながら、ファッションとして合わせることもできる懐の深さも持ち合わせていると思います。
がっつりと歩きたいときはMW880、ちょっと荒れた路面ならM(L)574、快適な履き心地を求めたりスニーカー通をアピールしたいときはM1300やM1400など、といったシーンによる使い分けができたり、M1300JPのカラーリングを落とし込んだM5740やM1700を履きこなす人は目を引きます。
「ファッション感」を前面に押し出してきているブランドの靴を履くのは私のようなおっさんは気おくれしてしまいますが、ニューバランスのように手頃なユルさと言いますか、気取ることなくツールとして扱うことを許してくれる懐の深さは足を通しやすいと感じます。
イッセイミヤケのセーターやリーバイス501とともにグレーの991を履き続けたスティーブ・ジョブズの目に留まったのも、そういうところなのかなと勝手に想像します。
しかしそれは裏腹に……
しかしこうした特徴は惚れたら最後、「沼」へ引きずり込まれる要素でもあると思います。
例えば工具マニアの人はより使いやすい工具を買い集め、同じ用途の工具を複数持っていたりしますし、新しい電動工具が出たら試したいと感じるようです。
ニューバランスも990シリーズでv3が好きという人もいれば、v5が最も良いと言う人もいて、この履き比べの話だけでしばらく場が持つのではないでしょうか。
私のように色々と履き比べてみたいと思ってしまう身だと、複数のモデルを履いてみて試したいと思ってしまいますし、同じ57/40でもスエードとヌバックだと履き味がまるで違うことから、同じモデルでも構成する素材が違うものを履き比べてみたいと思ってしまいます。
一番興味深いのは、同型番でもUS/UKモデルとアジアモデルの履き味の違いです。
追求し始めると沼へ誘われ、気がついたら下駄箱がニューバランスの靴だらけ。
それはそれでまた愉しからずや、そう思ってしまったら、立派なニューバランス沼の住人です。