見出し画像

7 Days to End with You感想文

こんばんは、紫苑つかさです。
今回は「7 Days to End with You」という、面白いシステムと感動的なストーリーのゲームをプレイした感想文ということで、記事を書くことにしました。フォロワーが毎年開催しているアドベントカレンダー企画への参加です。今年は4本記事を書く予定でしたので、今回でラストになります。どうぞよろしくお願いいたします。ネタバレを多分に含みます。

1、「7 Days to End with You」とは

『7 Days to End with You』は言葉の意味を推理し、ストーリーを解いていく斬新なゲームです。
未知の言語を解読し、隠されている物語が判明されていきます。
あなたが感じ取ったすべてで一つ一つの単語の意味を解釈し、それにより物語が変わっていきます。
あなたの自由な発想により、どんな物語が生まれるでしょう?

PLAYISM公式サイトより

7 Days to End with Youとは、全く未知の言語を話す赤髪の女性と、7日間と短い時間で心を通わるゲームだ。解読スピードは人それぞれ、何を調べるにも自由。文字を解読したいという本筋があれど、ヒント探しなどは自由に行うことができる。

相棒のこおりさんに似てると思っていた時期もある
こういう謎の言語が出てきます


2、感想文

こちら私がYouTube配信復帰直後にプレイしたものたちである。既に完結済み。

最初は文字が読めずわけもわからないままプレイしていた。だが探索パートに入り、さすがに読み解かないとあかんか、一旦仮置きでもいいから置いとくかと思い始めてから少しずつ理解できていった。

この表はなんだろう……

女性が目を覚ました私にかけた言葉だから「おはよう」か「起きた?」とかだろうか、など。

この本はまさか……!?

この本を見た際に、「死神の鎌だからデスサイズ!」などと考え、最初から最期まで変更せずに読んでいる。デスサイズが出るならこの本はソウルイーターかな。

実際はデスサイズではなく「死」である「death」

女性からヒントを聞いたり物の説明を聞いている中で少しずつ単語が理解できてきた。始めてすぐはこのよくわからない文字列はひらがなだと思っていたが、どうにも違うようだ。そこでアルファベットに置き直して考えてみたところ、女性の名前が判別できる。

BOWY生誕の瞬間

3番目の文字を、他の仮置き単語で使われていた「W」と仮定した。そこから生まれたのが「BOWY」という名前だ。
そんな感じで果物のような物たちを「yellow plant」や「red plant」などと置いたり、本の数から「three blue book」などと読み解いたりして一つ一つ理解していく。時折リスナーさんに知識を借りるなどして、1周するころには過半数を埋められていた。

仮置きしていった単語たち
こんな感じで埋められる

ただ埋められただけであり正解ではないため、ラストシーンでも全く話を理解できず困惑してしまった。

まあわかる
ギリわかる
わからない……

1周目はこんな感じで終わりを迎えた。ちなみにエンディングは全部で4つある。

赤髪の女性・主人公の名前

エンディングを全て見るにあたり、攻略サイトを駆使し単語の意味を埋めていった。7割ほど正解していたのは単純に嬉しかった。不正解のものは使われる箇所が少なかったり、alchemyなど専門的な単語で、ギリギリ出ないものばかりだった。

普通のボイルが欲しかった。
温かいボイルが欲しかった。
ボイルと一緒にいたかった。

7日目を迎えると主人公ボイルは起き上がることすら出来なくなってしまう。実はボイルは赤髪の女性セオに錬金術で甦らせられたゾンビだった。不完全な人体錬成はたった7日間しか生きられない身体を生み出した。記憶は失われ、言葉も理解できない状態のボイル。それでも愛し会いたいと願ってなんでもやったセオ。愛が美しすぎる。
エンディングによっては、人をあやめてまで人体錬成の素材を集めたセオを咎める場面がある。

ボイルはこれ以上セオに罪を重ねてほしくなかった。
セオは死を望んだ。
ボイルにころして欲しかった。

セオ……。いやBOWY……。
そしてラスト。最後のエンディングを見る。これがいわゆるハッピーエンドだと私は感じた。流れは上の画像とほぼほぼ同じなのだが、最期の選択肢が違う。最期の選択肢で「BOWY/Theo」の単語を選ぶと、反応が変わる。

私の名前。

セオはずっとずっと何回も、自分の名前をボイルに伝えてきた。それを覚えてくれて、また理解した上で呼んでくれたならそれは嬉しいことだろう。徐々に画面が暗転していき、ENDの文字が出る。そして次の画像が映し出される。

転生?!

3、まとめ

こちらのゲームを知ったのは、某イラストレーターの方が話題に出していたことからだと記憶している。(よく覚えていない。)かなり評価されていたし、それをきっかけにかVtuberになったらやりたいゲームの筆頭でもあった。
ゲームシステムは難しすぎず、ちょうど良い謎解き難易度だったと感じた。とても親切にいろいろ教えてくれるほか、○日目の跨ぎの時に「罪」や「戦争」など世界観の説明や物語上必要なものにはヒントをくれる。だから1周目の時点である程度話の流れは読み解けていた。

感想文最後に貼った転生の画像だが、文字を書いている手元にはわたしたちでも読める英語の文章で、錬金術について書かれている。左から差し出された文字列は、私たちが今まで解読してきた文字の中の「BOWY/Theo?」だった。ボイルはセオにしかわからないように、転生前の言語を使ったのだ。2人はまた出会うことができた。また会いたいと、ただの普通の人間同士で会いたいと望んだ願いが叶ったのだ。良かったねハッピーエンドだねと、ハピエン厨は喜んでいます。

余談だが、作業部屋に貼り付けられていた紙に黒い四角が書かれているものがある。それはボイルが生き返った数死んだ数であるため、最初の時点で10体ほどすでに死んでいる。
そしてボイルの材料になっていただいた、5日目に来る招かれざるお客様は、すぐにセオによって解体された。

ええ……。

ちなみに主人公は女性要するに百合

記事の女性が主人公

こちらの作者様の過去作である「Refind Self: 性格診断ゲーム」も、主人公と博士両方女性であったため、多分好きなんだろうな……と思う。

百合が好きな方、感動するストーリーが好きな方、謎解きが好きな方、ここまでネタバレばかりではあったが、ぜひ自分でもプレイしてみてほしい。


それでは今年の記事更新はここまで。最後まで読んでいただきありがとうございました。メリークリスマスでした!良いお年を!

いいなと思ったら応援しよう!