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【観戦メモ】琉球vs渋谷_20250209
【専門用語】
※バスケやったことほぼないので間違えてたらすみません
○P&R
ピックアンドロール。ガードvsガード、ビッグマンvsビッグマンをガードvsビッグマンに出来る便利な技。ズレを作ることでオフェンスを有利に進める
○ヘルプ
ディフェンスが相手に突破された時に本来担当ではない選手が助けに入ること。
自分の守ってる選手を放置することになるのでリスクはある
○FG%
フィールドゴールパーセンテージ。シュート打って入った確率
○ハンドラー
ボールを持って試合をコントロールしようとする選手
○ツーメン
2人の選手がボールをパスしあい、決められそうな方がシュート打つやつ
○キックアウト
ドライブして相手のDFに邪魔されたら、スリー打つために待ってる味方選手へパスすること
○ジェイル
ドライブで相手DFを抜いた後、相手の前に入り込んで背中で相手を抑えながらボールをコントロールする技術
○チェイス、アンダー
相手のハンドラーがスクリーンを使った時、スクリーンの外側から追いかけることをチェイス、スクリーンの内側から追いかけることをアンダーという。多分。
前半感想
渋谷のP&Rがぶっ刺さり
オフェンスではベンドラメ・田中・クレモンズハンドラー、トラビス・ホーキンソンらのP&Rをかなり多用した。
ピックしてミスマッチを作り、トラビスらを守る脇や小野Dの上からミドルレンジを決めるお手本のような攻め方。
トラビスがWチームやヘルプされればまたハンドラーにボール戻すキャッチボールが始まる。
(何回キャッチボールしてんのって突っ込みたくなるシーンがあった)
これが刺さり散らかした原因が、トラビスとベンドラメの凶悪なまでのミドル成功率の高さ。
ゲームスコアを見ると、渋谷全体の2ポイントFG%は47.5%。これで田中大貴はめちゃくちゃ不調。どんな確率で決めてんの….
この人、前日本当に0得点だったんすか.....?
岸本の引力
岸本のスリーは攻撃手段の一つに過ぎない。真価は岸本がハンドラーとして何をやらかすのか分からないところ。
サイコロからゾロ目しか出ないチンチロ、5枚中ジョーカー4枚のババ抜きのようなオフェンス。
P&R良し、カッティングしてきたビッグマンとのツーメン良し、ベースラインからカットしてくる脇にボール渡すも良し、キックアウトからスリー打たせるも良し。
渋谷とは対照的にオフェンスに型が無く、マジで何やるか分からない怖さがある。
今回も変幻自在なハンドルで渋谷をかき回し、最後まで点を取り続けた。ジェイルからファールドローするプレーはガチガチの高等技術
岸本を主祭神として祀る神社の設置を早急に検討しないといけない
謎の外国籍"MATSUWAKI"
渋谷のミスマッチを作るオフェンスに対して伊藤のしつこいチェイスでミスマッチを断ち切り、小野Dもパスカット、アンダーするなど工夫が目立つ中、シンプルに外国籍の前に立ちはだかり、全く動じない男が1人。
"MATSUWAKI"
身長185cm90kg。宇都宮の鵤対策に契約されて入団してきたこの男はミスマッチという言葉が存在しない。
先だって横浜の209cm122kgを誇るNBAレベルでもかなりの体格を誇るコッツァーのドライブをシュート外させるどころか弾き飛ばしてしまう異次元のフィジカルを披露。
今回、渋谷もホーキンソン、トラビスなど様々なビッグマンをMATSUに当ててみたものの、誰も突破出来ず、ターンオーバー。
ミスマッチ問題を独力で解決してしまった
この男、3&Dの、Dの部分が特殊すぎる
後半感想
琉球のアンサー
渋谷のP&R戦略に対し、ビッグマンへのWチームやハンドラーに対してマッチアップする選手+コーナーを守るディフェンダーがヘルプに出てくるなど対応し、守りを固めてきた。
さらにはスリービッグを投入し、アウトサイドはある程度捨ててもミスマッチが起きない守りも実行
しかしそんな戦術変更を嘲笑うかのように渋谷のスリーとミドルがヒットし過ぎて得点は止まらない。
これは琉球が悪いのではなく、明らかに渋谷の遂行力、決め切った集中力が勝った。
田中のミドルはほぼ不発だったが、後半もベンドラメとトラビスのデュオ、そしてオープンスリーを決め切ったジョーンズを讃えるべき。
ダレモワルクナイ....
ダレモ
小野D vs クレモンズ
ぶっ倒れた小野Dの上に何故か立ったせいで持ち上げる、小野Dを引き倒す、小野Dがギア上げて強く当たるDFでクレモンズのシュートを外させる。
やり返しと言わんばかりにクレモンズを抜き去りトラビスの上からレイアップを決める小野D。
とにかく2人のバチバチが目立つ時間帯があった。珍しっ!
脇へのWファールなどもあり、クレモンズは最後まで笛に嫌われる不運が続く。
対し小野D、特に感情的にならず、要所で活躍を見せた。
最後には大仕事を終えてファールアウトへ。キャプテンというものがなんなのかを背中で語った。
精神的には植物の域じゃろう
まとめ
渋谷のミドルとスリーの精度の高さ、インサイドを徹底して守るという遂行力の高さが目立つものの、どっちかというと琉球のシュート精度に大きい問題がある。
強みであるリバウンドは渋谷より10本多くとり、フリースローも82%で悪くない。ってか渋谷を大きく上回ってる。
シュートアテンプトも多い。しかし
入らねぇ....
琉球もミドルに頼ってもいいんじゃない?
伊藤のたっちゃんや岸本もフローターを織り交ぜて厳しい時に繋げてもいいと思う。
伊藤のたっちゃんを獲得した理由は安全にハンドルしてミスマッチをクリエイトする、シューターへキックアウトするなど。
しかしたっちゃんのオフェンスの選択肢が狭い上にアテンプトが少ない故に、たっちゃん自身に岸本のような引力がない。つまり岸本ハンドル時のようなチャンスが生まれにくい。
たっちゃんにオフェンスの選択肢があれば相手も警戒し、引力が働くことで真価を発揮できるはず。
そして話を戻すと、特に後半、たっちゃん含め3回リバウンド取った場面では全てシュート外したのは、いっちゃんアカン。
反則級の岸本のオフェンス、脇くんの思い切りの良さでどうにか追いつきそうになったが、今後明確な強みをガード陣それぞれが試合で出すことが出来ないとかなり厳しい。
特にカークーリーのようにインサイドで仕事することが厳しいここ最近の試合を観ているとP&Rでのガード陣の攻撃手段が少ないorそもそも無い。
なので個人技での突破が多いが、重要な場面では頭打ちになる可能性がある。
ぜひズレを作れるP&Rを利用し伊藤のたっちゃん、タイラー、荒川のミドルレンジのシュートアテンプトを増やしてほしい。
疲れもあるかな?
バイウィークゆっくり休んでください.....
バイ👋(激寒)
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