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休暇終わりて

体調の漸く回復してから、寝込んでばかりいた正月休みの返済で忙しい。五日は朝から東寺の骨董市へ足を運び、九谷の酒器、織部の小皿など買うた。ガラクタとしか形容し難い彼是と、真に高価な彼是が一緒くたになっている様は面白く、見て回っていても全く飽きない。東寺のあとは美術館「えき」KYOTOにて小松均展を鑑賞。展示されていた作品群には、独自の思想的な風景の切り取り方、否、写し方というのが正しいだろうか、これが"自然との向き合い方としての絵画"として如実に表れていた。大原の山々をはじめ、人々の暮らしや動植物、夢のイメージまで、あらゆるものへの眼差しは或る種の信仰のようにも見える。新年早々、いいものを目にすることができた。本日から本格的に業務再開である(四日に出社済みであるが)

東寺
東寺
美術館「えき」KYOTO
《牛図 さみだれ》

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