月夜でないよ。銀河だから光るんだよ。
新年になって五日目に仕事始め、そこからまた三日間の休みときたものだから、何やら時の流れが遅くなっている気がする。時間の進みが異なる云々の話を聴いたのは、数年前の、相対性理論の授業だったろうか(恐らく、それでは私の時間を解明することは出来ない)。
ここ数日は三角形のお月様だの、捕まえられたホーキ星だの、奇天烈なお話ばかり読んでいたから、思考も明後日のほうに飛んでしまいがちだ。
目に見える星の数と、精神の豊かさは比例するといった類の、説教臭い(それも的外れな)或いはそれこそ下手に洒落たようなことを言うつもりは毛頭ないが、それでも星月夜に心惹かれることの心地好さだけは、何物にも代えがたいのだ一一
日展の巡回展を観に行った。上述の流れを汲んで、いくつか。
「夜空への憧憬を皆が持っている」というのが思い違いであるのは薄々気付いているけれど、皆が持っていたというのは何処か捨てきれない。私が知ったことではないが...