深夜2時のおかずたち
完全に自分を過信した結果だ
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6歳になる双子の娘たち。保育園の遠足は彼女たちにとっては待ちに待った一大イベント。何週間も前から友達とお弁当の中身を相談し、リクエスト表まで作って渡してくれた。
すみっこぐらしにハマっている娘たち。すみっこぐらしのお弁当を持っていきたいと、リクエスト表の具材には全てすみっこぐらし風の顔が書いてあった....
さあ、どう仕上げるか。
正直、細かい作業は好きではない。更には特段器用な方でもない。でも、これぐらいなら、まあ出来るだろう。
どうせだったら、多めに作って従姉妹家族にも持って行ってあげようと、自らタスクを増やす。
今思えば、この時点で完全に自分を見失っていた。
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子供達が待ち望んだ保育園の遠足前日。晩御飯を作りながら、並行してお弁当のおかずを作り始める。
順調、順調〜、なんだか楽しい!
なんて浮かれていたが、想像以上に完成への道のりは長かった.....
子供が寝静まり、深夜過ぎのキッチンで大量の唐揚げと向き合いながら、ふと考える。
そういえば私、要領がいい方ではない。手先もさほど器用でもない。でも、変に完璧主義で理想を高く設定しすぎてしまう癖がある。
長年付き合ってきてる自分のことを、わかっているようでまだまだ全然理解してないな...
とりあえず、食べられればいいよね。
ぐっと自分の設定したハードルを下げて、ラストスパートをかける深夜2時。
全てをゼロから作るのは
果たしてこどものためなのか、
それとも単なる自己満足か...
次回は、冷凍食品も上手く活用しよう。