固くてうまいお菓子No.1決定!16個の中から「固いものを食べる会」のみんなで選びました【レポ記事】
2024年6月29日に、「固いものを食べる会」を行いました!
固いお菓子を16個集め、みんなでひたすらボリボリバリバリ、固くてうまいお菓子No.1を決めた楽しいイベントのレポートです。3位までの投票結果と、そのほか食べた全てのお菓子の写真メインでお伝えしていきます。
ちなみにお菓子のラインナップは、インターネットで調べたり、都内のお店で見つけたりしたものを選びました。残念ながら、遠い店舗でしか購入できないものは入手できませんでした……。
集まったのは、約20名の方々。1人3票、固くてうまいものに投票するシステムです。
第1位 くろがね堅パン(福岡:スピナ)
どんなお菓子?
・大正時代、官営八幡製鉄所で従業員の栄養補助のために作った
・主原料は小麦粉、砂糖、れん乳
・大量生産、長期保存できるように水分を極力少なくしている
・紅茶や牛乳に浸すのも◎
参加者の方の感想
・前歯ではとても割り切れないほど硬い
・硬いけど、噛んだ時の「パリン」という食感が気持ちいい
・水分が持っていかれない
第2位 ちゃいなマーブル(愛知:春日井製菓)
どんなお菓子?
・陶磁器(ちゃいな)のように硬く、大理石(マーブル)のような艶
・硬すぎて、約4km歩く間口の中に残っているので一里玉とも言われる
・金平糖と同じような手法で、職人が約2か月間かけて作る
参加者の方の感想
・硬さでいったら、一番硬い!硬すぎる!!
・結構舐めたあとで、やっと噛める
・元々噛むもんじゃないから、噛めないってのもおかしいかも
第3位 そのまま食べるあご(長崎:海産物のわたなべ)
どんなお菓子?
・じっくり、飛魚の芯まで焼く「伝統製法炭火焼き」で作っている
・他社の焼あごと比べ、旨味成分が約1.5倍になっている
・刺身でも食べられる貴重な飛魚を仕入れている
参加者の方の感想
・他のものと比べてけっこう硬い方だが、硬さの質が違う
・クッキーは折れるけど、あごは違う!ずっと硬い!
・普通においしくてリピートしたい
ケンピ(高知:西川屋老舗)
どんなお菓子?
・素麺にヒントを得て作られた
・小麦粉、砂糖、卵を練って伸ばして細切りにして焼いている干菓子
・堅いので、ケンピ(堅干)という名前になった
いちゃがりがり(沖縄:新里食品)
どんなお菓子?
・細いイカの芯に、小麦粉の衣がついている揚げ菓子
・いちゃ(いか)をがりがりするということでこの名前になった
・最初はゲソ天っぽいものだったが、保存がきくよう硬く作るようになった
極堅深川(東京:其角せんべい)
どんなお菓子?
・うるち米のせんべいに、2種類の醤油を刷毛で1枚ずつ丁寧に2度塗りしている
・江東区、深川不動尊の参道にある老舗のおせんべい屋さん
・"日本一堅いげんこつ"もある
よりより(長崎:福建)
どんなお菓子?
・中国から長崎に伝わったお菓子
・小麦粉をこねて、油で揚げている
・1本ずつ手作りでよっている
・マーホア、唐人巻、ねじりんぼうとも呼ばれる
・ソフトタイプは、歯に優しい
堅焼(三重:紅梅屋)
どんなお菓子?
・由来は、伊賀忍者の携帯食
・当時は刀の鍔や基礎石などで割って食べていた
・今は、堅焼どうしを打ちつけるか木槌で割って食べる
・主原料は、小麦粉&砂糖
あずきバー(三重:井村屋)
どんなお菓子?
・得意商品のぜんざいを凍らせて、アイスにできないか?という発想で1973年に誕生
・硬さのヒミツは、シンプル素材で空気の含有量が少なく、乳原料を使用していないこと
塊炭飴(北海道:石川商店)
どんなお菓子?
・1932年製造開始、赤平銘菓
・炭鉱で栄えたので、"塊炭"
・原材料は、北海道産ビートグラニュー糖、水飴、ニッキ油、竹炭
・水飴にニッキ油を混ぜ、固めて砕く
カチカチSOURS(大阪:ノーベル製菓)
どんなお菓子?
・ハード食感のSOURSシリーズ史上No.1の硬さになっている
・他に「ぷにぷに」「コリコリ」などいろいろなSOURSがある
かりんとう饅頭(全国:セブンイレブン)
どんなお菓子?
・かりんとうのような、黒糖揚げ饅頭だが以上に硬い
・北海道産小豆の自家炊きこし餡を使用している
・香ばしくて風味の良い米油で揚げている
コーラの塊(大阪:ノーベル製菓)
どんなお菓子?
・超ハード食感+濃厚なコーラ味が染み出す新体感菓子
・VC-3000のど飴、男梅、ペタグー、SOURSなどグミやキャンディーの人気商品を生み出している企業
カンパン(静岡:三立製菓)
どんなお菓子?
・1842年(天保13年)、伊豆の代官が軍用の携帯食にパンを焼き始めたのがはじまり
・氷砂糖を舐めながらカンパンを食べると唾液の分泌が促され、水なしでも食べやすくなる
SOYAde(大阪:十二堂)
どんなお菓子?
・創業100年のお豆腐屋さん
・しぼりたての新鮮な豆乳と、国内産大豆100%のおからたっぷり使用「生おからクッキー」
・動物性原材料、合成油脂、添加物不使用
たぶん日本一堅いあられ(新潟:Befco)
どんなお菓子?
・昭和24年発売のロングセラー商品「渚あられ」が令和バージョンで登場
・7日間かけて寝かせと乾燥を繰り返し、生地が自然にひび割れるのを待って完成する
■約2時間バリボリ食べて、「固い」の奥深さを知った
顎をいたわりつつ、休憩しつつ、メモを取りながら16個の固い食べものをバリボリ食べ続けた約2時間。「固い」にもいろいろあることに気がつきましたね。以下、最後に伺った参加者の方の声です。
・形によって固さの感じ方が変わるのがおもしろい
・噛めないほど硬くなくても、噛み締めた時に硬さを感じるのがおもしろかった
・最初は甘いものが多かったが、後半戦味のバリエーションが出てきておもしろかった
・割り分けず、そのまま食べた方がもっと硬さを感じたものもあったかもしれない
■次回受付中!8/10(土)「ドレッシングをかける会」
■参加者の感想ツイートの一部
執筆・写真 たぐめん
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