ダイヤルMを見た 記:大橋
はるか昔に見た記憶だけがあり内容についてはまるきり思い出せないのだけどその周辺の記憶、当時よく食べに行ったイタリアンレストランのカポナータの味や彼女が吸っていたマルボロメンソールのフィルターを彩る淡いピンクの口紅や最後に会った時の髪の匂いなどがワッと押し寄せてきて後悔と悔悟の気持ちが入り混じり黄土色に近い靄が頭に広がる。
そんなもの求めてない。やめて欲しい。
ノリに乗っていた頃のアンドリュー・デイヴィスの作品で蛙面のキムタクことマイケル・ダグラスが、終始ゴードンゲッコーしてる作品です。
この人は何やってもいつも同じで、安定感すらある。ブルース・ウィルスもトム・クルーズそうだけど、カメレオンであればいいというものでもないのが俳優という職業ですよね。
見どころというとあれですが、有名になる前のヴィゴ・モーテンセンがいい感じのやさぐれ感で悪役を演じております。
あとグウィネス・パルトローのFワードw