今月観た映画
すみません。
今月、色々見すぎて逆にまとめられなくなってしまいましたm(_ _)m
特に本の方がまとめるには難し過ぎて、もうここに載せるの諦めちゃおうかと思いましたが、やれるだけのことはやろうと思います。
まずは映画『蛇イチゴ』から。
雨上がり決死隊の宮迫さん主演の映画。YouTubeチャンネル『宮迫です!』を何気なく観てたら、これまでに関わった俳優さんやドラマ・映画の監督の話をしていて、その回がすごく面白かったんですよ!
本人は複雑な気持ちはあるんでしょうけど、いち視聴者としては、テレビでは聞けない貴重な話が聞けるからYouTube始めてよかったんじゃないかと思います。
宮迫さんといえば、お笑いが本業ですが演技も高く評価されてますよね。
そういえば私、『13階段』を観たときにビックリして、家族に宮迫さんの演技が良かったよと話した記憶があります。
そんな宮迫さんが、監督で凄かった人は誰ですか?と聞かれて西川美和さんの名前を挙げていたんですよ。
2002〜2003年頃?大ブレイク中の雨上がりはとにかく忙しくて、抱えてる仕事だけでも既にいっぱいいっぱい。なのに、そこに加えて当時のマネージャーが映画の仕事を持ってきた。
今はとても出来る状態じゃない!と、頑なに断り続けていたのに、これは絶対に出た方がいいと猛プッシュするマネージャー。このマネージャーさんというのが演劇に造詣が深かったそうです。またマネージャーですから当然、宮迫さんが元々松田優作さんのような俳優に憧れて芸能界に入ったことも知っていたはずです。結局、そのマネージャーの熱意に根負けして監督に会うことになった。
なんとそこに座っていたのはまだ若くて可愛らしい女の子だった。
「このクソ忙しいときに〜」という気持ちをぐっと抑えて脚本を5ページほどめくった途端
・・・出演を決めた。それが『蛇イチゴ』だった。
もうこのエピソードだけで、絶対にこの作品観なくてはと思って。即、観ました。
「あ〜、あの役は確かに宮迫さんしかおらん」
これが率直な感想でした。
なんとな〜く醸し出される胡散臭さ?(笑)と同時に何故か完全には憎み切れないあの感じ。そういう雰囲気を元々持ってる人でないと説得力に欠けるし、年齢的にも無理がない人でないといけない。そこに演技力もある人って言ったら、当時ほかに演じられる人いなかったんじゃないかなぁ?マネージャーさん、グッジョブ!(≧∀≦)
親戚一同の前に初めて登場するシーンなんかは、面白いやらカッコいいやらちょっと恐ろしいやらで、色んな感情がわいてきます。
あと、いたるところに2000年代前半特有の雰囲気も現れてました。
特に、専業主婦のお母さんが介護を一手に引き受けているところ。固定電話と携帯電話を併用しているところ。結婚したら女の子はそれでオッケーみたいな価値観。封建的で弱みを見せない昭和の香りを引きずったお父さん像。
舞台が今なら、ちょっと違ったと思うんですよね。自宅で介護していたとしても、デイサービスも利用しながら気持ちをリフレッシュしようよっていうのが一般的になってきてるし。
そして、お父さんの威厳は意地でも守らなければならないっていう時代でもないですよね、今は。
弟子の西川美和さんの脚本を読んで、師匠の是枝監督が惚れ込んだっていうのもステキ。
何を観て育ったら、あんな作品つくれるようになるんだろう(^_^;) 女性の映画監督あこがれます。
他には、ドラマの『ブラックリベンジ』を観ました。
スキャンダルを捏造されたことで自殺に追い込まれた夫の仇を討つために、木村多江さんが週刊誌の記者になって憎むべき相手を「骨の髄まで炎上」させるという話(笑)
テーマソングを私が好きなアーティストが担当していたこともあって、前々からこのドラマの存在は知ってました。
イントロは有名なクラシックの曲を基にしてるって言ってたけど・・・なんの曲か忘れました(笑)
肝心のドラマの内容ですが、想像以上にドロッドロ!
ネタバレします。
妹が不倫してできた子どもがいるんだけど、演技が上手い子だったので余計に、そんなセリフ子どもに言わせたるなよ💧って思う所もあり・・・。実際、不倫は勝手だけど子どもが可哀想という意見が放送当時ネット上で散見されたそうです。
日本の連続ドラマって久しぶりに観ましたが、独特ですよね。決めゼリフがあったり、どこかの事務所が推してる若手らしき人が必ず出てくるし。重たい話だからずっと暗いのかと思いきや、空気を明るくしてくれる現役の芸人さんも出てくる。
そして、あの横山めぐみさんが秘書に
「このハゲーーーーーーー!!!」
と怒鳴る(笑)時事ネタだったんでしょうね、そういえば当時よく引用されてたような(^_^;)
めぐみさん、流石です。
あなたは一体何を言ってるの?って言いたくなる変なドラマとか、変な役をちゃーんと演じてくれるところが私は大好き♡
このドラマでは、美青年をマダムに斡旋する怪しい事業をこっそり運営してる役なんですが、「私の楽園」と呼んでたよ。
何言ってんの?(笑)
あとDAIGOさんが意外な役で出てて、あんな演技するんだ!?っていう驚きがありました。
育ちの良さが滲み出ているキャラでお馴染みのDAIGOさんですが、そんな彼がお金目的に人をゆするとか。「クソが!!」って突然キレるとか。素のDAIGOさんとは完全に真逆なんだけど、それがどういうわけか妙〜にハマってて。
でも、ある意味あんなにイケメンで性格も穏やかな人なんて本当にいるのかな?本当は裏には何かあるんじゃないの?と疑りたくなる大衆の気持ちを見事に言い当ててくれたような、そんなキャスティングだった気もする。
実際DAIGOさんて、ほんとに珍しいほど良い人ですよね。
笑わせるための自虐は言うけど、人を悲しませるようなネガティブな発言はしないですもんね。
ああ見えてすごく忍耐強い人なんだろうな〜。
そして妹を演じた中村映里子さんがとても気になりました。
この役は、今後の活動にマイナスにはならないんだろうか?と思うくらいのシーンもあったし、引き受けただけでも度胸あるなぁと。
いや、待て待て。無名の女優さんがいきなりあんな重要な役まわってくるわけがない。私が知らないだけできっと実績があるんだろう。
そこで今度は、中村映里子さんの他の作品を探しました。
調べたところ、『カケラ』という満島ひかりさんと共演した作品が評価されていたので、早速観ました。
こちらもなんと女性の監督∑(゚Д゚)
映里子さんもひかりさんも、監督から精神的に追い詰められた辛い現場だったらしいです・・・。
満島ひかりちゃんは、毎日監督から脇毛のチェックをされてたそうです(^_^;) 映画の中で必要だったからですが、これも違う意味でキツイっすね。
でも、観てる側は女優さんたちがそこまで辛いかどうかなんて分からないので、撮影って色々大変なんだなって想像するしかないですね。
原作は桜沢エリカさんと聞いて、あ・・・なんか納得・・・という感じ。
男の子は好きなんだけど、女の子も好き。私ってなんなんだろ?と悩む。
こういうパターンはエリカ先生の十八番ですね。
観る映画というより感じる映画といった感じ。
そういう意味では、富田靖子さん主演の『BU・SU』も感じる映画でした。
なんでそんなタイトルにしたんやろ?
言わずもがな富田靖子さんは少しもブスじゃない。
それに、クラスメイトが怪我をしたり、からかわれていると放っておけない正義感も持ち合わせているし、性格的にも別にブスではないような・・・。
お母さんに対してはひどく反抗的な口をきくし、学校も一度だけサボったものの、下宿先の人に乱暴をはたらいたり逆らったりすることもなかったし・・・。
うーん。
当時の日本では、あの程度の態度でブス呼ばわりされてたってことなんかな?
もしそうならば・・・正直めんどくさっ!!
あの時代に私がもし思春期だったら、あまりの面倒くささにスケバンになってたね(^_^;)
80年代後半の日本を見る資料映像っていう捉え方もできました。こういう機会でもないと、地方民は当時の東京をリアルに体感することはできないので。
春になるとヤバめの人がよく出没しますが、あの頃の渋谷は一年中春だったんでしょうか。ヤバいおじさんおばさんが沢山出てきます。
学生特有の意味のないはしゃぎっぷりも、なんだか眩し過ぎて見てられなかった。これといって生産性のないことをしてても許される年頃。いいわよねぇ・・・。
そう思うってことは、私は逆に、ひたすら好きなことに没頭する趣味の時間が、いま足りてないのかもしれません。。。
『蛇イチゴ』『カケラ』『BU・SU』共通してお風呂のシーンがありました。
富田靖子さんがお風呂入ってても満島ひかりちゃんがシャワー浴びてても長くは感じないですが、平泉成さんのシャワーシーンだけは異様に長く感じました(笑)
西川監督、あのシーン・・・もっと短くてもよくないですか?
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