見出し画像

マレーシア🇲🇾の教育、種類は多いけど選択肢は少ない(外国人は)

オンライン相談でよく

「マレーシアは教育の選択肢が多いんですよね。いいですね!」

と聞かれますが、ちょっと誤解があります。

公立校は各言語別(英語・中国語・マレー語・タミル語)の学校、私立はインター・中華学校など。さらには無認可のホームスクール(フリースクール)もあり、確かにカリキュラムの種類は豊富。

けれど、ビザが必要な外国人は通える学校に制限があるので、マレーシアに来たからと言って教育の選択肢が豊富なワケではなく、さらに入学時点での言語力次第で選択肢は逆に狭まります。

すべての学校を選べる権利があるのはマレーシア国民と特定のビザ所持者に限られるのです。詳しく解説します。

マレーシアで公立校に通えるのは誰?

公立校に通えるのはマレーシア国民と、所定のビザ(MM2H、就労ビザなど)を持つ外国人です。(ただし自国民優先で、枠の余った学校に外国人が入れる形)

公立なので学費は無料ですが、外国人は一定の手数料が必要。それでも低額ゆえ、アメリカの現地校へ行く感覚で希望される方が時々います。ただ入学できたとしても言語の問題で退学したり、ローカルとは違う家庭環境ゆえにサポートしきれず、というパターンが多いのが現実。

またビザ要件を満たしても入れるのは小学校までで、中学校からは許可が得られないことも多いです。

外国人の選択肢は?

まず、外国人が通えるのはどの学校なのか?端的にいうと「私立校」です。各校を解説します。

ここから先は

2,283字 / 3画像 / 1ファイル

¥ 200

読んで下さってありがとうございます。スキ♡や、シェア、サポートなどにいつも励まされています!