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マンガ読む_00003 株式会社忍界商事/多田大我

株式会社忍界商事
多田大我
第4話「商談」


となりのヤングジャンプで読んでます。a.k.a.近々読めなくなる。
リンクとか貼ろっかなーとか思うけど遡りもむずいからなんとも。
webマンガ読みの悲しきジレンマ。
そもそも本誌読んでないから最新は何話なんじゃっていうタイムマシン感もある・・・
もしかしたらこれを読んでいただいた方の中に「いやまだこんなとこの話しとるんかい!」て思う人もいるかもだけど、自分の中では最新話、ということで何卒。


ちょうどいい作品だな、という印象。
程よいケレン味と今な感じの絵、細かな差し込みギャグ。間。

それにしても途中の世界情勢の説明系テキスト、濃すぎはしないけど本人がそっち系好きとかなんだろうか。原作者がいる匂いがぷんぷんするゼェ・・って感じだけど特段記名はなし。編集の方が頑張ってなんかそれらしいテキスト考えてるとかなのかしら。

来週からの展開として拉致役がサクッと退場になるのか本陣的な敵役たちとの三つ巴、各国交えての四つ巴的な複雑さを維持していくのかで作品の「らしさ」みたいなものが決まる気がする。世界は都合のいい部分しか稼働していない感じになったらちょっと勿体無いがそこの整合性なり非整合性を作家だけで切り盛りするのはかなり重たそうだからどうなんだろなあ。

作画、最近な感じだな〜という感じだけど腰骨の位置関係が気になる瞬間があってソワっとするけど、その位置のおかげで忍者っぽさというか足が長い(ニュルっと伸びて素早く移動してる)みたいな表現ができている気もするので一長一短なんではないかと勝手に思っている。
あとそこそこおじさんを描けているから一安心。若者の顔にちょっとほうれい線足したようなおじばっかりだとテンション下がってしまう。

ちょっと気になるのはここから市井の人を描写することがある時に、最近つとに多い「完全モブとしての人々」をやられると結構きついな〜という印象はある。
SAKAMOTOとかに顕著なあの描写はめっちゃ便利。
大衆の心理の描写とか動きを考慮しなくていいから現代的なものをやる上でもフィクションが超作りやすいしだいぶ楽。その上天然っぽい感じになるので軽くギャグ要素も入るからカサカサしたバトルにひとときの潤いも与えてくれる。
メリットたくさんだけど大規模な話をするときにどうにも何にも入ってこなくなりがちだと思っている。世界、もう彼らだけしかいなくね?みたいな。あるいは全人類ロボトミーくらってる?みたいな。恐怖や失望への感情移入が希薄になってくる。
SAKAMOTO、おもろいしあのシステムをうまく使ってるなーってシーンもたくさんあるけどそういう意味でも今後どうして来んかなーとはちょっと思う。どうやったって最後の方では「全人類滅ぼしたるわ」みたいなテロルになる気もするし、そうなっても「わあ、びっくりした」っていう人類ばっかなのか?とか思ってる。

後半あんま忍界商事の話じゃなかった。
今回ここまで。

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マンガ丸
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