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マンガ読む_00014 球神転生 ジェントルメン中村

裏サンデーで読んでます。
たぶん創刊(webマンガにおいて適切な言い方かわからんけど)から読んでます。
連載作品→更新順→個別作品に飛んだとき第1話スタートにするのやめてほしいぜえ・・・と思いながら幾年月が経ったことでしょう。
自分の特殊な読み方としてはこれめっちゃいやなんだよな〜

球神転生
ジェントルメン中村
第23話 天運我に有り(ドラゴン・ライジング)


ジェントルメン中村、結構好きなんですよね。作品を必ず読む、とかではなく嗜好品的な意味で。
とはいえセレベスト織田信長は後半ちょっとこう、なんか濃くなりすぎて読むのをやめてしまったが・・・もう汚いを通り越して別のとこまで辿り着いてしまっていた。ただこのインフレの間違え方というかわざと完全にミスリードしていくような勢いはまだ全然健在。
今作における野球はもうスタート時から完全に青天井インフレを続けている。

で、本編。
永遠嶋と羽竜の決着。
冷静に考えて(冷静じゃなくても)ぬかるみの滑りと氷上の滑りは違うやろ・・・というどうでもいいツッコミはさておき本当にものすごい勢いで描いたんだろうなというのが伝わってくる今話。
コマごとの表現方法も実に多彩で比喩表現とバッドトリップが謎のバイオ合体をしたような迫力が続く。
羽竜がピッチャーライナーをキャッチした後の急上昇のコマの描き方とかは地味とてもうまい気がする。ぐるぐると螺旋を描くのではなく、重心のズレと調整を繰り返しながらランダムな回転を繰り返しているのが伝わる。とった側より圧倒的に打球の方が強い、という状態。
23ページとかに至っては、何!?いや・・・・何???!!
これこそがだよなあ〜と思いながら進んで行ったら最終ページにもう一波乱が起きて次回へ。
わ、ワンチャン(野球だけに)打ち切りの匂いもするか・・・?と思いつつ期待して待ちたいと思います。

相変わらずのルビの情報量も素晴らしい。
ほとんど意味ないし、何ならルー大柴的にざっくり訳しているだけなのも多いのにそれすらちょっと異常を感じるのは何故なんだろうか。臨場感がなせる技なのか・・・?
編集さんは大変そうだ・・
「投手返し」に対してピッチャーライナーのルビはもう、何なら逆だろう。

印象深く使われている、タイトルにもなっている天運我に有りは言わずと知れたBuddha Brandの名曲。
羽竜が「天運我にあり」と言っているのに打ったのは永遠嶋だというところと、原曲の正式タイトルの関係性に「いいですねえ」と一人でふへへとなっていた。20年前か・・・


本日ここまで。

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マンガ丸
マンガを買ったりおいしいものを食べたりします