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私の原稿料の話
「原稿料ってどれ位もらえるものなの?」というのは、漫画家を目指す人にとって知りたいものの一つではないでしょうか。
私自身の原稿料について、数字を交えてお話ししてみたいと思います。
私がマンガ家になりたいと思っていた'70年代。
社会に出ていない20歳前だった頃は、マンガを描く事・本に載せてもらうことだけが頭にあり、マンガの原稿料ってどれ位貰えるものなのかなど考えた事などありませんでした。
当時のマンガ青年達も、金は二の次で「漫画家になる事自体に意義を見つけていた」ように思います。
原稿料に関心を持たざるを得なくなるのは、漫画家として生活していく事になって直面する問題だったのではないでしょうか。
マンガの原稿料に関しては、漫画家志望者にとってはデータなど皆無の時代でした。
だから、1ページに対して一体いくら位の原稿料が貰えるのか見当がつきませんでしたし、1ページ〇〇円と言われてもても、それが高いのか安いのかの相場も全く分かりませんでした。
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