
【漫画レビュー】カモのネギには毒がある
今回カモのネギには毒があるのレビュー・感想を掲載しております。すべて読んだ上で本気のレビューしていますので、漫画買うべきかの参考にしてください。
漫画大好き32歳の漫画レビュー君です。年間60万円以上漫画にお金を費やしてる漫画オタクです。「批判するなら全部読んでから言え!」をモットーに漫画レビューをしていきたいと思います。
カモのネギには毒があるの本気レビュー
総合評価:7.0/10点
ストーリー性:6.5/10
世界観:7.5/10
キャラクター:7.5/10
やられたらやりかえす勧善懲悪
カモリズム経済理論が世界的に評価され、天才と呼ばれる加茂洋平が現在日本でグレーゾーンとして問題となっているマルチ商法やご高齢をカモにするペテン師を成敗する物語。
実際おきている問題をわかりやすく、どういった手法で経済的弱者をカモにしているかを伝えてくれる作品でもあります。
僕の周りにもマルチ商法にハマった人がおり、借金をし、友人が去っていきました。当時大学生だった僕は「なんでこんなものにハマってしまう、酔心してしまうんだろう」と思っていました。
カモのネギには毒があるを読むと「ああこういったハロー効果、アンカーリンク効果など織り交ぜて経済的弱者の心理を突きペテン師たちは騙してたんだな」って学ばせてくれます。
「クロサギ」のようなかなり暗い題材だが、主人公の天才経済学者が超変人で超金持ちといったキャラクターが読んだ後の不快感・胸糞わるい気分にさせないところがこの漫画のおすすめのポイント。ストレスなく読める代償に基本的に構成は一緒で現在問題になっている問題を取り上げ、それを行動経済心理学などを用いて成敗するものとなっています。
そのため、いずれそういった心理学などのネタが尽きた時にどう物語を構成するかが課題になる可能性は高いかと思います。おそらく今後は宗教や政府などより大きな敵・ペテン師が現れ成敗していく「怨み屋本舗」のような軌道にいくかと予想できます。
ストーリーの展開としては上記で述べた通りですが、まだ加茂洋平がなぜそこまでお金持ちなのか?なぜ経済的弱者をカモにしているペテン師を成敗にするのか?の過去の伏線は回収されていないため、過去編でより作品の深みがでるかと思います。
またカモのネギには毒があるをより引き立ててるのが、加茂洋平が教授としている大学の学生「名取美咲」というキャラクター。名取は第一話のカモにされている側で登場し、加茂が解決した。その後の話数ではほぼすべてで名取が登場しています。
名取が読者側の視点にたち、カモにされる心理を代弁することで加茂の発言がより際立ち、ストーリーに引き込ませてくれます。
カモのネギには毒があるのあらすじ
「カモリズム経済理論」が世界的に評価されている天才経済学者・加茂洋平が経済的弱者のカモにしているペテン師たちをを行動経済学を使って成敗していく物語。マルチ商法や介護と称したペテン師などが登場するなど、現在社会で問題とされているものを取り上げています。
カモのネギには毒があると似た漫画
まず一番最初に思いつくのが「クロサギ」。詐欺師を潰す詐欺師の構成はまさに心理学や行動経済学で騙すペテン師たちを同じように行動経済学で成敗する世界観と一緒です。カモのネギには毒があるはクロサギより暗いテイストではないが、スカッとする場面は同じ感覚に陥る。
他のカモのネギには毒があるに似た作品は「怨み屋本舗」「ライアーゲーム」になるでしょう。原案はライアーゲームを描いた甲斐谷忍が描き、クロサギを描いた夏原武が原案としている。
上記なような漫画が好きな人はカモのネギには毒があるを読むのを強くおすすめします!
カモのネギには毒があるの基本情報
漫画名:カモのネギには毒がある
作者:夏原 武(原案)、甲斐谷忍(作者)
ジャンル:サスペンス
巻数:8巻〜(連載中)